歴ログ -世界史専門ブログ-

おもしろい世界史のネタをまとめています。

イギリス

シマウマに乗りたい人々の歴史

シマウマを家畜化したいという人々のチャレンジ 歴史上、数多くの人がシマウマを家畜化しとようと試みてきました。 記録には全く残ってませんが、アフリカ牧畜民はおそらくシマウマを飼い慣らそうと相当な努力をしてきたと思われます。しかし現在シマウマを…

中世イギリスで活躍した悪党たち

イギリスの裏社会で暗躍した佞臣やヤクザ者 中世イギリスはイングランドを中心に進行するも、スコットランド、ウェールズ、アイルランドをはじめとした国がまだ強く、国王の力も不安定で諸侯の力が強く、また大陸との関係もまだ曖昧な部分があり、統一的な権…

墓が見つかっていない世界史の超有名人物10人

未だに捜索が続く世界史の英雄の墓 歴史に名だたる英雄の墓は後世の人に敬われ大切にされれる、ということであればいいのですが、全然そんなことありません。 盗賊に盗掘されたり、政敵や敵民族によって暴かれ遺骸や遺骨を燃やされて捨てられたりすることも…

【マッチョ】19世紀~20世紀初頭に活躍したストロングマン

19世紀のスーパースターとなったマッチョたち 現在はボディビルがスポーツの一種で人気がある競技となっています。一般人の中にもプロほどではないものの日々体を鍛える人が増えています。 19世紀の時代もマッチョな体を追い求める人々がそこそこいたらしく…

辺境を旅した5人の女性旅行者たち

「旅は男のもの」と決まっていた時代に危険な旅に乗り出した女性たち 地域によりますが、21世紀の時代ですら女性旅行者はなかなか旅がしづらい状況があります。 特に女一人の旅だとセクハラは日常茶飯事で、旅先で「一人で旅するくらいだから、一晩いいんだ…

肥料の歴史−農業の始まりから化学肥料まで−

農業と切っても切れない存在・肥料 農業の歴史は肥料の歴史でもあります。 人類はより多く、より美味しく、より栄養のある食物を育てるために肥料を使い、研究して新たな肥料を開発してきました。 詳しく書けば本が一冊書けるくらいの膨大な歴史がある分野で…

とんでもなくクレイジーな世界の政党

世界のぶっ飛んだ政党を見てみよう 選挙が近づくと、皆自分の選挙区の候補者は誰で、各党の政策はどうかを調べてみる気が起きます。自分の知り合いに自分のひいきの政党を薦めて回る人が出るのもこの頃です。最近ではウェブコンテンツで、質問に答えていった…

歴史に残る都市大火災

都市の歴史の転換点となってきた大火災 都市というものが発生して以来、火事は人類の歴史にはつきものです。 大都市になると火災も大規模になったため、消化水の設置や消防団の組織、延焼を防ぐ区画など、都市は火災から命や財産を守るための機能を備えてき…

社会をダマした稀代の「なりすまし詐欺師」列伝

世間を驚かせた稀代の詐欺師 世の中には、他人の名前を詐称したり、真偽不明な謎の肩書や権威を名乗って詐欺を働く悪党がいるものです。 たいていは数百万のカネを詐欺する小悪党なのですが、なかには組織や国、はては社会までも騙してしまう「なりすまし詐…

世界のエクストリームな無政府主義団体

Work by Jsymmetry 人間の完全なる自由を目指し黒旗を掲げよう 伝統的な右派と左派の政策の違いは、右派「国家統制・規制強化・中央集権」である一方、左派「自由化・規制緩和・地方分権」なのですが、国によって状況はかなり異なります。 日本では右派と言…

イギリス式朝食の歴史

Photo by Joadl サマセット・モーム「英国で良いものを食うなら朝食を3回とるべき」 塩気たっぷりのベーコンにソーセージ、ベイクドビーンズ、目玉焼き、焼いたマッシュルームにトマト、そしてトースト。 この組み合わせは「フル・ブレックファスト」または…

「敵前逃亡」の罪で処刑された兵たち

軍紀違反で死刑になった20世紀の人物 昔から敵前逃亡は軍事の世界では重い罪でした。 最前線で戦う兵士の後方には抜刀した指揮官が控えていて、前線から逃げてきた兵士を「逃げるな!腰抜け!」と罵りぶった切った、などという話は枚挙に暇がありません。 逃…

名前は知られていないが大きな戦果をあげたヴァイキング

ヴァイキング時代に各地を荒らし回った戦士たち 9〜11世紀のバイキング時代には、ヨーロッパだけでなくロシア、カフカス、中東、北アフリカ、果てはアメリカ大陸にまでバイキングが進出し、盛んに交易・略奪・移住を試みました。 有名な人物だと、ノルマンデ…

日本海だけじゃない世界の「地名呼称問題」

国際標準地名をめぐるナショナリズムの戦い 日本海という呼称をめぐる問題は、日本というよりは韓国・北朝鮮において盛んです。 韓国・北朝鮮は、日本海という呼称は日帝強占期に定着した名であるとして、「東海」または「朝鮮海」の併記または単独表記を求…

感染症の薬を開発し多くの命を救った医学者列伝

人類の脅威に立ち向かってきた偉大な医学者たち 2021年現在も新型コロナウイルスは全人類の脅威であり、世界中の医療従事者がこの強力なウイルスと日夜を問わず戦っています。心から感謝申し上げなくてはなりません。 また、世界中の製薬会社や医学者たちが…

電子レンジの歴史 ‐軍事用レーダーからキッチン家電へ-

「20世紀のキッチン革命」電子レンジの歴史 電子レンジが家にない人はそういないと思います。 料理はしない人も買ってきたお惣菜やお弁当を温めることはあるはずで、シンクやコンロよりも電子レンジを使う機会のほうが多い、という人もいるのではないかと思…

キーボードの歴史 - なぜQWERTY配列が定着したのか

なぜキーボードはQWERTY配列が一般的になったのか 我々が使うパソコンのキーボードの配列は、よほどこだわってない限りQWERTY(クワーティ)配列になっていると思います。 別に何かルールで決まっているわけではなく、単に世界中に広く普及しているだけで、…

消火器の歴史

これまで数多くの人命を救ってきた消火器の発展の歩み 消火器は1723年にイギリスで発明されました。 19世紀に近代的な消火器が誕生して使い勝手が向上し、20世紀になり性能が向上し普及が進んでいきました。消火器の歴史は、効率と消火能力をさらに高めるた…

世界史の驚くべき奇襲戦術(後編)

近現代の戦争の奇襲戦 近現代の奇襲戦と言えば、真珠湾攻撃が思い浮かびます。 あれが「だまし討ち」だったというイメージがあり、アメリカも日本が開戦準備してるの知らねえはずなかっただろ、とも思いますが、宣戦布告が遅れてしまいただでさえ悪い日本の…

世界史の驚くべき奇襲戦術(前編)

芸術的なほど見事に奇襲攻撃がハマった事例 日本史で奇襲攻撃が成功した戦いは、パッと思いつくだけでも結構あります。 一の谷の戦い、屋島の戦い、厳島の戦い、桶狭間の戦い、真珠湾攻撃。 日本人はなぜか奇襲が成功した戦いは凄く好きですよね。 では世界…

19世紀イギリスの観光公害「ビデンデンの復活祭」

「ビデンデンのおとめ」伝説にまつわる復活祭 「ビデンデンの復活祭」は、ヨーク州のビデンデンという小さな町に中世から伝わるお祭り。 この町には「ビデンデンのおとめ」という、一説によると記録上最も古いと言われる、十一世紀のイングランドの結合双生…

ドッグフードの歴史

進化著しいドッグフードの歴史 犬を飼っていない人は気にしたことすらないかもしれませんが、ドッグフードのバリエーションは凄いものがあります。 子犬用や老犬用などの年齢別、柴犬用やチワワ用など犬種別、肌のケア用や関節ケア用など機能別。味の種類も…

バーチャルツアーが楽しめる世界の美術館・博物館

海外旅行できないのでバーチャル美術館・博物館巡りをしよう 新型コロナのせいで、4月に予定していたタイ行きが中止になりました。GWにはロシア行きを予定してるんですが、この調子だとたぶん無理でしょう。 世の中には海外旅行依存症のような人がいて、定期…

マーガリンの歴史

驚くべき進化を遂げた「バターの代替品」の歩み マーガリンが植物性だということはご存じだと思います。 安いし植物性だからという理由でマーガリンを買う方もいるでしょうし、トランス脂肪酸が体に悪いと考えて意図的に避けている方もいると思います。 マー…

「反お笑い」の哲学史(後編)

近代哲学の中の「反お笑い」 古代から近代までの哲学の中における「反お笑い論」をまとめています。 前編では古代の反お笑いの創始者プラトンからプロテスタントの反お笑い論までまとめています。まだご覧になっていない方はこちらをどうぞ。 後編は近代哲学…

決闘(デュエル)で死んだ政治家たち

政府高官も活動家も皆決闘(デュエル)が好きだった ヨーロッパでは19世紀まで自らの名誉を守るための決闘(デュエル)はわりとポピュラーでした。 国王や政府や私闘を禁じてはいたものの、その国王や政府を支える貴族や政治家たちが頻繁にやっていたのだか…

1809年ロンドン旧価格暴動

劇場チケットの価格値上げで起こった市民暴動 旧価格暴動(Old Price Riots)は、リニューアルされたロンドンのコヴェント・ガーデン劇場の価格値上げに抗議する市民が劇場内につめかけて大騒ぎを演じた事件。 1809年9月18日から約三ヶ月間続いた抗議の結果…

【西洋史】籠城戦で敵を苦しめた「素人女性」列伝

男以上の勇敢さと苛烈さで祖国を守った素人女性たち 世界史では、戦場で活躍した男勝りの女性エピソードには事欠きません。 歴ログでも何回かそのような女性の軍事指導者のエピソードは紹介しているのですが、今回は「籠城戦で活躍した女性」というのを紹介…

伝説的インド人クリケット選手と「英国スゴイ神話」

イギリス人に愛されたインド人選手、クマール・シュリ・ランジットシン インドはクリケットの強豪国で、2019年現在、イングランドに次いで世界ランキング2位です。 インドではクリケット・ワールドカップは大変な盛り上がりで、みんなテレビにかじりつき、イ…

トイレの中で死んだ歴史上の偉人たち

安心できる場所であり危険な場所でもあるトイレ 越後の龍こと上杉謙信が春日山城の厠で倒れ、そのまま息を引き取ったことは有名な話です。トイレは部屋よりも温度が低く気温差によって発作を起こしやすいし、1人になるので発見も遅れるためか、現代でもトイ…