歴ログ -世界史専門ブログ-

おもしろい世界史のネタをまとめています。

西アフリカ

この世のどこかにあると考えられたユートピア伝説

冒険者たちが夢見たどこかにある理想郷 かつて、この世のどこかには「金銀宝石がザクザクあるお宝の町」や「辺境にあるキリスト者や仏教徒の理想郷」があると信じられていました。 冒険野郎たちはそのような夢のようなお話を信じて船に乗って世界中に繰り出…

ビアフラ戦争史(後編)- 国際社会の介入と内戦の泥沼化

ナイジェリア軍 vs ビアフラ軍の一進一退の攻防 前編では、北部ハウサ・フラニ人と東部イボ人の民族的対立やナイジェリア軍人たちの対立が加速した結果、とうとう東部州が1967年5月にビアフラ共和国として独立するまでをまとめました。 前編をご覧になりたい…

ビアフラ戦争史(前編)- 戦争前夜、ナイジェリア民族対立の激化

200万人の犠牲者を出した「兄弟たちの戦争」 ビアフラ戦争は1967年7月〜1971年1月にナイジェリア共和国で起こった戦争です。 イボ人が主体の東部州が中央政府からの独立とビアフラ共和国の独立を宣言し、それを阻止しようとするナイジェリア政府軍との間でと…

タピオカティーの歴史

Photo by Oqmilteashop インスタ映え間違いなしのカワイイ飲み物 新大久保や渋谷など、若者が集まる街に行くとタピオカティーを飲みながら歩く若い女の子を目にします。 台湾や香港で話題のタピオカティーの店が日本に上陸すると、直ちに長い行列ができるほ…

世界の民族の「創世神話」(欧州・中東・アフリカ篇)

クリエイティビティ溢れる創世神話の世界 前編に引き続き、世界の民族の創世神話の概要をまとめていきます。 前編では、 アイヌ「天地開闢」 中国「天地開闢」 済州島「天地王ボンプリ」 モンゴル「ラマ僧ウダン」伝説 ハワイ「クリムポ」 アボリジニ「太陽…

世界の「短命国家」の国歌かっこいいランキングTOP10

カッコイイ短命国歌の国歌を聞いてみよう 国歌が好きです。 「国の歌」ですから、その国の国民がおおよそ納得できるものに仕上がっているはずで、(基本的には)その国の歴史や文化が集約されているものであるからです。 そして、歴史も何も、成立してすぐに…

【リア充】世にも羨ましい独裁者の末路

失墜した後も人生を謳歌した独裁者たち クーデターや政変によって権力の座から追い落とされた独裁者は、捕まって処刑されるか、国外逃亡しても不遇なまま失意の中で死んでいくのが世の常です。 権力を失った独裁者ほど惨めで哀れな者はいない。 できるなら権…

世界の怪しい秘密結社の世界

人の集団あれば秘密結社あり ぼくが小学生の頃、友だちと徒党を組み、学校終わりに近所の山や藪の中に作った秘密基地で飽きずに遊んだものです。その基地の場所は決して口外してはいけなかったし、秘密基地で何をして遊んでいたかも仲間内の秘密でした。 こ…

【ミステリー】世界に散在する謎だらけの古代文明

教科書に最初に登場する文明以前にあった文明 世界史の教科書の一番初めは、アウストラロピテクスとかクロマニヨン人とかですが、その次は黄河文明、メソポタミア文明、エジプト文明、インダス文明、クレタ文明、アッシリア、ヒッタイト等々、古代世界のメジ…

西アフリカ・ダホメー王国の「女性兵士」

史上最大規模の女性戦闘集団「ダホメー・アマゾン」 「アマゾン」といえば、ECサイト最大手かブラジル奥地の森林地帯を連想します。 仮面ライダーを想像する人もいるかもしれません。 が、昔は「アマゾン」と言えば「女性兵士」のことを指しました。 古代ギ…

アフリカの仮面のデザインはなぜ美しいか

Image from travelblog.org, DOGON MASK FESTIVAL 素朴で大胆、生命力溢れるアフリカの仮面の世界 アフリカの仮面が好きなのです。 東京近郊でアフリカの仮面の展示会があると絶対に見に行くし、学生時代にエジプトに行った時は古代エジプト芸術はそっちのけ…

【女兵士】世界のジャンヌ・ダルクたち(指揮官篇)

戦場で部隊の指揮を執った女性指揮官 現代日本では、女性の社会進出が先進国に比べて遅れているとされています。 男が男のために作った社会だから、女性が働きにくいシステムになってるのは当然だと個人的には思います。 歴史的に多くの社会は男性中心の社会…

【お金】ホントに使われていた、世にも奇妙な"通貨"

信頼のある幻想 "通貨" 1万円札の原価って知ってますか?約20円だそうです。 ちなみに1円玉の原価は約2円にもなるそうです。 本来は1円玉を11枚持った方が1万円札よりも価値があるのですが、 市場では11円ではうまい棒が1本しか変えません。 一方で、1万円札…

世界の国歌のおもしろエピソード

国歌をつくるのは本当にたいへんだ もしあなたが国の権力者に呼び出されて、 「キミ、1週間後までに国歌つくっといてよね」 って言われたらどうしますか。ヤバくないですか。普通に曲を作るより何万倍も大変ですよ。 万人が納得するものじゃないといけないか…

なぜ西アフリカ諸国は奴隷貿易に加担したか

奴隷貿易という究極の焼畑産業 今回はダークなテーマ「奴隷貿易」についてです。 奴隷貿易自体は古代から世界中のあらゆる地域で存在しましたが、それを主産業に据え、強力に推進したのは15世紀以降の西アフリカ諸王国でした。 彼らは近隣の王国に攻め入って…

続・マイナーな世界の格闘技7選

まだまだあるぞ、マイナーな世界の格闘技 世界には本当にたくさんの格闘技があります。 人間が人間を倒すための方法なので理論はどうしても似てきますし、いくつかの格闘技は元をただせば起源が同じだったりするのですが、それぞれ全く別物と認識されます。 …

西アフリカの天才戦略家 “サモリ・トゥーレ”の生涯

フランス軍に抵抗したギニアの英雄 サモリ・トゥーレは、アフリカ・ギニア出身の豪族で、当時アフリカ支配を深化させていたフランス植民地軍に抵抗したギニアの英雄。 アフリカの伝統的統治を基本としながら、近代的な組織を築き上げた政治手腕は特に優れて…

巡礼地で金をバラまいた!黒人国家・マリ帝国

黄金バラまき伝説で有名なマンサ・ムーサの国 マリ帝国は、現在の西アフリカ・マリ、モーリタニア、セネガルの周辺を支配領域とした、黒人国家。 支配地のニジェール川上流域では黄金が大量に算出されたため、サハラ砂漠を越えてやってくるイスラム商人との…