歴ログ -世界史専門ブログ-

おもしろい世界史のネタをまとめています。

ドイツ

世界史の「僧侶戦士」7名

「信仰のために敵を倒す」僧侶兵士 中世日本には僧兵という集団がありました。 延暦寺や根来寺などが有名ですが、広大な荘園領を持つ寺院の警備や、他の勢力との武力紛争に対応し、彼らの存在によって寺院は守護大名に匹敵する強大な力を持ちました。 似てい…

深夜にじっくり見たい、世界史の「海戦動画」14本

有名な海戦の動画を見ながら酒を飲もう 以前「深夜にじっくり見たい、世界史の「戦闘経過」の動画20本」という記事を書いて、この時は主に陸上の会戦の経過を説明した動画を紹介しました。一方で、日本人には海戦ってすごく人気があるんですよね。 日清戦争…

時代を先取りした偉大すぎる女性科学者列伝

時代に先んじた女性科学者たちの生き様と研究 現代の世界の科学者には女性は少なくありませんが、昔から多くの女性が活躍してきました。ラジウムを発見したキュリー夫人、世界初のプログラマー、エイダ・ラブレスなどが有名ですが、もっとたくさんの女性科学…

嘘で戦争に勝利にした嘘みたいな話

戦いに勝つためにはたまには方便も必要 狼少年の話を待つまでなく、嘘はいつもついていたら全く効果がありませんが、たまにつくことで有効な場合があります。 つかないに越したことはありませんが、仕事でも私生活でも、たまには嘘を使ったほうが色々なこと…

無能な指揮官列伝 - 無能さが起こした悲劇的な戦い(後編)

後の歴史に後遺症をもたらした「無能」とは 前編に引き続き、「無能な指揮官列伝」の後編です。前編では以下を紹介しました。1. 大カエピオ(共和制ローマ)2. ヨーク公フレデリック(イングランド)3. ピエール・ヴィルヌーヴ (フランス) 4. ウィリア…

歴史的な価格下落をした6の通貨 - ハイパーインフレはなぜ起こったのか

お金とは何なのか、を考えざるを得ないハイパーインフレの世界 2007年から2009年にかけてジンバブエ・ドルが狂ったようなインフレを起こし、最後は100兆ジンバブエ・ドルまで発行されたのは記憶に新しいと思います。 この件は結構ネタ的に語られることが多か…

ドネルケバブの歴史 - ドネルケバブは誰が発明したのか

早い、安い、美味い、三拍子揃ったパーフェクトなファストフード ドネルケバブは東京の街中ではかなり一般的なファストフードになりました。 地方でも、お祭りやイベントの屋台でかなり見るので食べたことある人も多いと思います。ドネルケバブ屋から漂って…

アメリカに移住した「元ナチス・ドイツの科学者」たち

大量のドイツ人科学者を移住させたアメリカ 第二次世界大戦後、ナチス・ドイツの優秀な科学者たちをアメリカに移住させ、軍の研究所や関連施設で研究に当たらるアメリカ政府の極秘プロジェクトが実行されました。 通称「ペーパークリップ作戦」と呼ばれ、JIO…

複数の国の「共同主権」にある地域

Photo by Zinneke なぜその場所は共同地域となったのか 数は非常に少ないですが、現在の世界でも複数の国の共同主権にある地域というのがいくつか存在します。 基本的に特定の地域は明確にどこか一つの主権によって統治されるのが一般的だし、そちらのほうが…

ドイツ空軍の大失態・機密書類流出「メレヘン事件」

とんでもないミスにより露呈したドイツ軍のベルギー侵攻計画 メレヘン事件とは、ドイツのベルギー侵攻計画に関する機密文書を運んでいたドイツ空軍所属のメッサーシュミットBf 108が、あろうことか誤ってベルギーに不時着。ベルギー当局に機密文書が渡ってし…

幻に終わったナチス・ドイツの「アメリカ本土爆撃計画」

Attribution: Bundesarchiv, Bild 146-1995-042-37 / CC-BY-SA 3.0 ニューヨークを廃墟にするというヒトラーの妄想 第二次世界大戦中、連合軍の攻勢が激しくなりドイツ軍が苦境に陥ると、ヒトラーは現実を直視せずに妄想を語ったり、部下を手当たり次第に怒…

マーガリンを求めて - ナチス・ドイツの南極遠征

鯨資源を確保するためのナチス・ドイツの極秘プロジェクト 1945年4月のベルリン市街戦の際、ヒトラーは妻エヴァ・ブラウンと共に自殺しました。遺骸は関係者によって燃やされましたが、その後ソ連軍によって回収され、各所を転々とした後、墓がナチス・シン…

ホットドッグの歴史 - 「ホットドッグ」の名前の由来とは?

諸説ある「ホットドッグ」の由来 ホットドッグは軽いランチや子供のおやつとしてごくありふれた食べ物で、特に珍しいものでもありませんが、考えてみると「ホットドッグ」って変な名前ですよね。 普通に考えたら「ソーセージブレッド」みたいな名前になると…

【WW2】史上最大の謀略戦「ミンスミート作戦」

ナチスを完璧に騙したイギリス軍の謀略作戦 第二次世界大戦で謀略戦は数多く展開されましたが、中でもとびきりイかれていて、しかも大成功を収めてしまった作戦が「ミンスミート作戦」。 イギリス軍はヒトラーを騙し、連合軍がシチリア島ではなく別の場所に…

実は存在しなかったと考えられる世界史の人物(前編)

創作の人物の疑いが強い世界史で登場する人物たち 子どもの頃にかつて歴史で学んだ人物が、大人になって実は存在しないことが分かってショックを受ける、ということがあります。 例えば、武蔵坊弁慶や紀伊国屋文左衛門、少しマイナーなところだと後醍醐天皇…

世界を変えた有名な戦場カメラマン18人の写真

人々の意識と行動を変えた名写真 今やスマホで誰もが写真を撮影し、すぐにSNSにアップして数万・数十万の人に届く。写真を撮影し公表する「特権」は失われ誰もが表現者になれる時代です。 昔はそのような「時代を切り取る」仕事は写真家の仕事でした。新聞や…

売国奴と呼ばれる人たち:ジョン・アメリー

親ナチスのイギリス人部隊を創設した男 ジョン・アメリー(1912-1945)はイギリス・ロンドン出身。 エリートの家に育つも若くしてファシズム体制に心酔し、イギリスを出国して各地を放浪。反共イギリス人を組織してイギリス人による部隊を創設するという彼の…

魔女裁判で裁かれた男たちの末路

男もまた魔女の疑いで裁かれることもあった 史上悪名高い魔女裁判では、密告などで数万人の女性が裁かれた挙句殺害されたと考えられています。 「魔女」と言う通り、悪魔に通じる者は女性が多いと考えられていましたが、男性でも逮捕され殺害されることがあ…

小さなミスがきっかけで起こった大きな事件

ちょっとしたミスで起こった大騒ぎ ミスは世の中に溢れています。 注意散漫でボケーとしている時に起こりやすいですが、注意していれば防げるというものではなく、集中していても起こるときは起こるものです。 電車に乗り間違えた、とかシャツを表裏逆に着て…

老いてなお戦場に立った伝説の老将軍(後編)

老いるまで戦場に生きた生粋の軍人たち 歴史にその名を刻んだ老将軍をまとめています。 前回は古代中国を中心に、以下の人物をピックアップしました。 廉頗(戦国・趙国) 王翦(戦国・秦国) 蒙恬(戦国・秦国) クィントゥス・ファビウス・マクシムス(共…

国の擬人化キャラクターの女の子13名

最も美しい国の擬人化キャラはどれだ 自分の国に特徴的なキャラクターを設定してカリカチュアに描くことがあります。 日本だとサムライの姿で描かれたりしますが、名前やビジュアルに固有のものがあるわけではありません。 特にアメリカとヨーロッパの国に多…

「気骨」のある世界の平和主義者7人

平和の必要性を覚悟で示した骨のある平和主義者 現代の日本で平和主義者と言えば、現実を見ずに理想ばっかり言ってるみたいな感じで、ネットでは特に批判されることが多いです。 ぼくもどっちかというと現実主義者なので、平和主義者の考えにはちょっとつい…

アメリカの実験的な「ユートピア建設計画」

理想主義者が作った「素晴らしき共同体」とは 一般的にはコミューンと言われますが、何か先鋭的な社会の仕組みが発明された時、それが実際に人々が生活を営む社会でどうワークするかを実験する小さな共同体が作られる場合があります。 大抵、現在の社会と離…

「ポーランド分割」- 共和国ポーランドが消滅するまで

拡張する近隣諸国の中に溶解していくポーランド国家 高校の世界史で必ず学ぶポーランド分割。 しかし、どういう背景があって、どのような経緯で分割されるに至ったかあまり詳しく知らないのではないでしょうか?なんかケーキのようにいつのまにか切り取られ…

絶滅寸前の西ヨーロッパの少数民族(前編)

その存在が埋没する寸前の西ヨーロッパ少数民族 現在の西ヨーロッパの民族問題は「中東や近東、北アフリカからの移民」問題に尽きます。 国の枠組みを破壊するレベルのヤバイ勢いで人が増え続けており、世界の歴史的に見ても後の大転換点となるひとつの大き…

ヒトラーが戦争勝利後に計画していた「世界新秩序」

Photo credit: Bild 183-1987-0703-507 ヒトラーとナチスが計画していた世界秩序とは 現代の世界は、第2次世界大戦の戦勝国主要5カ国・米ソ(露)英仏中を中心とした国際秩序で成り立っています。勝てば官軍の非常に分かりやすい国際秩序ではあります。 これ…

論争や謎が残る7つの「悲劇の沈没船」

未だに論争を呼び人々を引きつける沈没船 技術の発達によって昔ほど船は沈まなくなっているはずなのですが、韓国のセウォル号やイタリアのコスタ・コンコルディアのように、客船が沈没したり座礁したりする事故が未だに起きてしまいます。 いくら技術が発達…

ドイツでジャガイモが普及するまでの歴史

「ドイツ料理と言えばジャガイモ」となるまで ドイツ料理、食べたことありますか? とりあえずビールで乾杯して、前菜はジャガイモのポタージュスープ。ポテトサラダ。 次いでソーセージ。付け合わせにはザワークラウトとフレンチフライ。 メインはロースト…

大騒ぎになった重要書物の誤植事件

誤植のせいで歴史に名が知られてしまった有名な事例 歴ログは誤植が少なくなく、いつもご指摘くださる方に感謝申し上げます。いつもありがとうございます。 ぼくが言うのも何ですが、普通に出版されている本を読んでてもたまに誤植ありますし、歴史的に重要…

YouTubeで聞く世界の古代音楽

現代によみがえる古代の音楽 たしか論語だったと思うのですが、漢文の授業でこんな話があったのを覚えています。 孔子が斉の国に滞在していた時、韶の音楽の演奏を聞く機会があった。孔子は「音楽が人の心をここまで揺さぶるとは」と大変感動した。あまりに…