2015-01-01から1年間の記事一覧
Photo by Al Jazeera English はい、みなさーん、こちらがカーヴァ神殿でーす 海外旅行に行くとき、ツアー旅行か個人旅行かどっちかで迷う。 ツアー旅行は食事もホテルもガイドも全部ついてるから、ただ座ってれば目的のとこに着くしとってもラク。ホテルの…
アラブ男児たるもの寛容であるべし 昔の日本映画やアニメを見ていると、理想とすべき「日本男児」がよく登場します。 寡黙でどっしりとしており、情に厚く、女に興味がない。 自分の仕事に誇りを持っており、邪魔されたりバカにされることを何よりも嫌う。 …
西欧人が信じた「イスラムを憎む東方のキリスト教大国」伝説 極東の島国に住む我々の感覚的にはあまりピンときませんが、 モンゴル帝国が台頭し周辺各国を怒涛のように飲み込んでいく様を間接的に聞き、 西欧人の多くは「異教徒からエルサレルムを解放しに東…
暇つぶし&英語の勉強にぜひどうぞ このブログは歴史本やウェブの歴史ネタの情報を引っ張ってきて、切り貼り編集して記事にしているのですが、海外の歴史サイトの情報が溜まってきたので、今回ご紹介したいと思います。 手元にはこの倍くらいあるのですが、…
アイスリーム屋台同士の抗争が放火殺人に発展 この美味しんぼの章タイトルのような「戦争」は、 1984年にスコットランドで実際に起きた、競合するアイスクリーム屋台同士が争いを続けた結果、6名が殺害された凄惨な事件。 名前だけ見たらアイスクリーム屋さ…
枢軸国の傀儡となった「セルビアのペタン」 ミラン・ネディッチ(1877年〜1946年)はユーゴスラヴィア王国の軍人。 ドイツ軍のユーゴスラヴィア王国侵攻後、セルビア民族を守るとしてヒトラーに協力。傀儡政権である「セルビア救国政府」の議長を務めました…
今後はもっと普通になる同性愛の歴史 2015年はアメリカ最高裁が同性婚を認めたり、東京都渋谷区で同性愛パートナーシップの発行が認められたりと、LGBTの歴史上偉大な進歩の年となりました。 今後はよりLGBTに対する一般の理解が進み、同性愛が特殊なことと…
こんなものどうやって守れというのか 前記事「世界のバカバカしい法律7選+α」では、イギリスを中心に本当にあったとんでもない法律を紹介しました。 今回さらにグレードアップして、どうやって守ったらいいのか分からないくらいバカバカしい法律をご紹介し…
なぜこれらの共産主義革命は失敗したか 20世紀は戦争の時代であると同時に、革命の時代であります。 ロシア革命に始まり、中国内戦、インドシナ戦争、キューバ革命など、ソ連の組織的な支援を受けて次々と赤化していき、それを食い止めるためアメリカを始め…
カネのために祖国を売ったCIA職員 オルドリッチ・エイムズ(1941年〜)は、アメリカのCIA工作員。 アメリカの対ソ連スパイ工作の重要人物でありながら、カネのために自ら志願してソ連KGBの協力者となりました。 彼は逮捕されるまで数千件の機密情報をソ連側…
たくさんあったWW2前の泡沫ファシスト党 WW2前は全体主義が「クール」で「最先端」なものでした。 国が全力をかけて「国家の威信」とか「民族の誇り」とやらを内外に喧伝するから、そりゃカッコよく見えたはずだと思います。 全体主義の中では個人の意見なん…
「釣り糸」がない時代の釣り糸とは? 歴史の教科書の一番最初のページには、アウストラロピテクスとか、洞窟絵画とか、打製石器とか、骨で作った釣り針とかが載っています。 文明が起こる前から釣り針は動物の骨が使われていたというのは、そうだろうねと思…
社会との交流を一切断って孤独に暮らすということ 成果、昇進、嫉妬、競争、義務、税金、借金、老後…… もうそんなことであれこれ悩みたくない。いっそ山奥や無人島にでも移住して、社会との関わりを絶ってのんびり暮らしたい。 そんなことを想像したことはな…
いざ、ヴァーチャル世界温泉旅行へ 前編に引き続き、ヨーロッパの有名な温泉地の歴史をまとめてまいります。 ヨーロッパの温泉の楽しみ方は様々で、日本と同じようにザブンと湯につかるところもありますし、温泉水を飲んでサウナで汗をかきデトックスするの…
ちょっと温泉に入りにヨーロッパに行ってきます 温泉いいですよね。 ぼくは週末はだいたい近所の温泉で一週間の疲れを癒すのが習慣になっています。 やはり温泉は日本が一番だと思うのですが、海外の温泉も趣があってなかなかいいものです。 これまで台湾、…
悪政に立ち向かう自警団組織はいかにして生まれるか 黒澤明監督の「七人の侍」では、野武士の襲撃に苦しむ村人たちは町に出かけ、7人の浪人を雇って村の防衛を委託しました。 何で浪人を雇わなくてはいけなかったかというと、あの時代は行政機能が麻痺して…
「撮るよ〜。はい、チーズ」 写真を撮るときのこの合言葉はなじみ深いですね。 日本はもちろん、本家のアメリカでも「Say chesse」と言います。 ただ最近みなさん、「はい、チーズ」って言いましたか? ぼくは最後いつ言ったか覚えてないくらい言ってないで…
「キリストの御名において悪霊よ去れ!」 上記サムネは有名な映画「エクソシスト」のキャプチャです。 カラス神父とメリン神父が呪文を唱え、悪魔パズズを追いつめているシーン。 地味ですが、終盤からクライマックスに向かう間にある重要な場面です。スパイ…
人生の交差点・居酒屋 「てきとうに知らない町に行って知らない居酒屋に入る」 を以前ライフワークとしてやっていました。 なるべく遠くの地方都市が良くって、駅前の少し外れにある地元の人がいくような居酒屋に1人で行って、常連さんと仲良くなる。これ、…
ロシアの食卓の過去と現在と未来 留学時代に知り合ったモスクワ在住の友人がいまして、SNSでつながっているのですが、投稿を見ると結構良いもんを食ってんですよね。 寿司ロールのボックスを囲んでピースとかしてる。 ロシア料理食わないの?と聞いたら、あ…
大英帝国とガーデニングの関係 イギリスの住環境は、日本の狭いアパートに住んでいる人間からしたら天国かと思うほど豪華で豊かなものです。 建築に対するこだわりもそうですが、庭やガーデニングに対するこだわりは並々ならぬものがあり、さほど大きくない…
「ウソをついたら死後に地獄で痛い目にあうんだよ」 小さいころに母親にそう脅かされた人は多いと思いますし、実際にそう言って子どもを脅かしているお父さんお母さん方も多いかと存じます。 じゃあ実際に地獄に落ちたらどうなるか知ってますか? えーっと、…
チーズをこよなく愛した詩人、ジェームス・マッキンタイア アメリカを中心に評価が高い19世紀カナダの詩人、ジェームス・マッキンタイア(1828-1906)をご存知でしょうか? 彼の特筆すべきは、自作のチーズ・ポエム。 不器用ながらチーズ愛にあふれたポエム…
切るべきか、むくべきか 女性には理解できないでしょうが、年頃の男子にとって「皮」は非常にセンシティブな問題です。どこの皮かというと、あの部分の皮です。 だいたい中学生くらいになると世の男の子たちは、どういうわけか「これはむくものだ」と理解し…
テムズ川が臭すぎる!何とかしろ! ぼくは数年前まで荒川の河口近くに住んでいたのですが、特に夏場に異様に川が臭いときがありました。 何と形容したらいいか、ドブと海藻と死んだ魚が混ざったような、ツンとするニオイ。 海辺の近くに住むことに憧れていた…
旧社会は新技術をいかに受け入れたか 高齢化と内需の縮小を受け、多くの日本企業が割安な労働コストと旺盛な需要を見込んで中国や東南アジア、中東、アフリカなどに進出しています。 上手くいってる会社も多くありますが、開業時はまあ大変だっただろうと思…
この数字は不吉の予兆… 漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の5部に出てくるキャラクター、グイード・ミスタは異常に「4」という数字を恐れます。 実際に4発の弾丸をリボルバーに込めたらピンチに陥ったり、 4発の弾丸を落とした瞬間に味方が殺されたりしまし…
「笑うこと」が非難された中世ヨーロッパ おかしな話や映像を聞いたり見たりして、大いに笑うことは普通のコトです。 科学的にも笑いは推奨されてもいます。ストレス発散や免疫力の向上など、様々な医療効果があることが実証されています。 テレビ番組もネッ…
3秒後に街が消えてしまいます。3、2、1…はいっ! ウソのような話ですが、第二次世界大戦にはマジシャンが戦争に参加していました。 そのマジシャンの名はジャスパー・マスケリン。 イギリス人のマジシャンで、軍隊に志願して得意なマジックを通じて国家…
"キング・オブ・缶詰" 鮭缶の歴史 今回の主役「鮭缶」ですが、馴染みがある人もいればそうでない人もいると思います。日本は地方それぞれ濃い魚食文化を持っていますから、鮭なんてほとんど食わないという人も多いと思います。ぼくは九州出身ですが、小さい…