歴ログ -世界史専門ブログ-

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エジプト

墓が見つかっていない世界史の超有名人物10人

未だに捜索が続く世界史の英雄の墓 歴史に名だたる英雄の墓は後世の人に敬われ大切にされれる、ということであればいいのですが、全然そんなことありません。 盗賊に盗掘されたり、政敵や敵民族によって暴かれ遺骸や遺骨を燃やされて捨てられたりすることも…

一代で崩壊した帝国・王国

創業者の代で崩壊してしまった短命の帝国・王国 いかに短命な王朝・王国であっても、皇帝・国王の代は数代続くのが普通です。大抵は二代目以降に混乱が生じてきます。後継者問題、前王朝・王国の末裔の抵抗、地方有力者の反乱、外国の侵略、自然災害など。 …

世界史の驚くべき奇襲戦術(前編)

芸術的なほど見事に奇襲攻撃がハマった事例 日本史で奇襲攻撃が成功した戦いは、パッと思いつくだけでも結構あります。 一の谷の戦い、屋島の戦い、厳島の戦い、桶狭間の戦い、真珠湾攻撃。 日本人はなぜか奇襲が成功した戦いは凄く好きですよね。 では世界…

古代の人々が夢中になった7つのボードゲーム

古代から人々の暇を潰してきたボードゲーム ボードゲームの人気がずっと続いてますね。 ちょっと前までは、ボードゲームといえば、伝統的な将棋や碁、麻雀、チェス以外には、オセロ、ドンジャラ、人生ゲーム、モノポリーくらしかありませんでした。 今や、海…

深夜にじっくり見たい、世界史の「海戦動画」14本

有名な海戦の動画を見ながら酒を飲もう 以前「深夜にじっくり見たい、世界史の「戦闘経過」の動画20本」という記事を書いて、この時は主に陸上の会戦の経過を説明した動画を紹介しました。一方で、日本人には海戦ってすごく人気があるんですよね。 日清戦争…

YouTubeで聞く世界の古代音楽

現代によみがえる古代の音楽 たしか論語だったと思うのですが、漢文の授業でこんな話があったのを覚えています。 孔子が斉の国に滞在していた時、韶の音楽の演奏を聞く機会があった。孔子は「音楽が人の心をここまで揺さぶるとは」と大変感動した。あまりに…

Google Mapで見る世界の「未確定国境線」

よく分からない国境線は地図閲覧の醍醐味 世界地図を見ていると、国境線が点線で描かれていて、明確にどっちに属するか曖昧にされている箇所が結構あります。 領土紛争や条約未締結で明確に国境線が引けられない場合にそのような書き方がなされるのですが、…

「ピラミッドの秘密」にまつわる珍説

ピラミッドに魅了された人々が唱えた様々な珍説 ピラミッドは我々を魅了してやみません。 ほぼ人の手のみで組み上げた壮大な土木工事。 そして現代の科学も驚く正確無比な計算に基づいた設計。 そして未だに議論がある「なぜ建設されたのか」の謎。 古代から…

結成理由がメチャクチャな十字軍遠征

正義のかけらもない無茶苦茶な十字軍宣言 十字軍と言えば、1096年の第1回から1272年の第9回まで、アナトリア半島からエジプトの中東地域に十字軍国家支援のためにキリスト教徒軍が展開した一連の戦いが有名です。 ですが、一般的に十字軍とは「教皇が異教徒…

その気もないのに「神様」になってしまった人たち

勝手に周囲の人間に神様に祭り上げられてしまった人たち 史上、自分のことを「我こそは神なり」と言った人は大勢います。現代でもいますけど。 そんで国家樹立の正当性を得たり、教団のトップに君臨したりしたのですが、 別に自分で自分のことを神だと一言も…

ナセル - エジプトの真の独立を目指した独裁者(後編)

アラブのカリスマの死、アラブ民族主義の黄昏 前編では自由将校団のクーデターから、スエズ戦争までをまとめました。 自由将校団の一員だったナセルは、クーデターにより王政を廃し革命政権を樹立させた後、自発的に動かない国民に絶望し、自ら強権の大なた…

ナセル - エジプトの真の独立を目指した独裁者(前編)

アラブ民族主義の英雄、革命家にして独裁者 ガマール・アブドゥル=ナセル(1918-1970)はエジプトの軍人、エジプト共和国第2代大統領。 自由将校団の一員としてエジプト革命を起こし王政を廃し、共和制に意向させました。 第2代大統領に就任してからは、イギ…

「メッカ巡礼ツアー旅行」の歴史

Photo by Al Jazeera English はい、みなさーん、こちらがカーヴァ神殿でーす 海外旅行に行くとき、ツアー旅行か個人旅行かどっちかで迷う。 ツアー旅行は食事もホテルもガイドも全部ついてるから、ただ座ってれば目的のとこに着くしとってもラク。ホテルの…

史上最も影響を与えた紀行本10選

バッグパックに本とカメラを突っ込んでふらりと気の向くまま 他人が海外旅行に行って楽しい思いをしているのを見たり聞いたりするのは、基本的にはあまり気持ちいもんじゃないです。 「なんだよ、自慢かよっ!」 って思っちゃう。 でも次に「オレも行きたい…

昔の人はどのように避妊していたのか

これで安心?昔のマル秘避妊術 時代や地域によって異なりますが、基本的に昔の人は子だくさんでした。 幼児死亡率が高かったというのもあるし、頭数が多ければ多いほど農作業の人員を増やせるし、子どもが多いということは社会的にも尊ばれ、望ましいとされ…

古代の人々が驚愕した"ミステリー"の真相

有名な古代のミステリーの真相とは UFO、 怪電波、神隠し、未確認生物… 現代でも世の中には様々なミステリーがたくさんで、人々の興味を引きつけています。 これは古今東西おなじらしく、古代世界でも様々なミステリーが存在したようですが、 そのいくつかは…

脆く崩れたアラブ統一国家・アラブ連合共和国

カリスマ指導者の夢の残骸 「イスラムの統一国家の実現」 と聞くとイスラム国(ISIS)を連想しますが、 そのような大イスラム国家の建設の主張はずっと昔から変わらず存在します。 イスラム国は武力でそれをやろうとしていますが、 平和的にやろうとしたのが…

絶対にイヤだ!最悪な死に方をした歴史上の人物7人

「死に方とは生き方である」 そんなようなことを偉い先生が言っていたような気がします。 どのように臨終を迎えるかはその人の一生を象徴しているという意味です。 家族に看取られながら。戦場で華々しく。未開の地へ冒険しそのまま消息を断つ。 いろいろあ…

【古代エジプト】美しき宗教改革者ネフェルティティ

エジプトに一神教を広めようとした美女 ネフェルティティ(前1381〜1344)は、古代エジプト新王国第18王朝時代のファラオ・アメンホテプ4世の妻。 ネフェルティティとは古代エジプト語で「やってきた美女」という意味で、その名の通り絶世の美女だったそ…

奴隷から王になったイスラム女性・シャジャル・アッ=ドゥル

マムルーク朝・初代スルタンは女性 シャジャル・アッ=ドゥル(?〜1257)は、マムルーク王朝の初代スルタンです。イスラム圏で国王となった女性は極めて稀です。 軍を手なずけ、第7回十字軍を撃破し、アイユーブ朝を排して新王朝を設立。自らスルタンとなり…

【変人伝説】個性的すぎるイスラム王・ハーキム

ファーティマ朝第6代カリフ ハーキム ファーティマ朝は、909年-1171年に現在のイランからエジプトにかけて栄えたイスマーイール派を奉じるイスラム王朝。 カイロを本拠とし、バグダッドを本拠とするスンニ派のアッバース朝と対抗した王朝です。 その第6代カ…