2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧
あまり馴染みがない国ポーランドのお札の人 ポーランドと聞いて何を思い浮かべるでしょうか? 歴史好きな人なら、地名であればワールシュタット、ダンツィヒ自由市、アウシュビッツ。人名であればコシューシコ、ピウスツキ、ヴブワディスワフ2世など、いく…
想像を絶する言語の世界 「人類が発明したものの中で1番偉大なものを挙げよ」 と言われたら、ぼくは「言語」と答えます。 言語の発明以前にも何らか意思疎通の方法はあったに違いありませんが、言語の発明によって伝達できる情報量が格段に上がりました。 …
死ぬまでイギリスに抵抗した"マイソールの虎" ティプー・スルターン(1750? - 1799)は現在のインド南部にあったマイソール王国の支配者。 統治者・軍司令官として非常に有能な人物で、インドへの侵略を進めるイギリスに抵抗すべく、王国の整備や各国との連…
「国の顔」でもある「お札の人」を学びましょう 海外旅行に行った時くらいしか触れる機会のない、外国のお金。 あまり気にして見る人はいないかもしれませんが、その国の紙幣をじっくり見てみると案外面白いものです。政府が発行する「国の顔」とでも言うべ…
なぜそんな国にネオナチ団体が? ネオナチの本場と言えばヨーロッパ、特に昔から反ユダヤ感情が強いドイツ、それにオーストリア、チェコ、ハンガリーといった中欧諸国のイメージがあります。 ところが世界を見渡すと、なぜそんな国に?と思うような国にネオ…
「神の子」の顔はどのように表現されたか 我々が想像するキリストの顔と言えば、 肩まで垂れた長髪 面長な輪郭 二重でぱっちりした目 こけた頬 口元とあごに生えたヒゲ のような感じでしょうか。 絵が下手な人に「キリスト描いてみて」って無茶ぶりしても、 …
第13回:ベネディクト・アーノルド(1740 - 1801) ベネディクト・アーノルドはアメリカ独立戦争で活躍した、アメリカ植民地軍の将軍。 様々な戦役で活躍して武功を挙げ、将軍ワシントンにも信頼された優秀な将軍でしたが同時に、カネを巡って様々な疑惑が付…
不条理神話・死者の国の大王討伐編 前編では、キチェー人の書いた神話ポポル・ヴフの概要と、 中途半端な創成神話 双子による怪鳥ヴクブ・カキシュ退治 双子の父が死者の国・シバルバーの大王たちに殺される 双子が誕生、兄をサルにしてしまう までを書きま…
不思議・不条理な古代マヤの神話 ポポル・ヴフは、中米グアテマラ付近に11世紀ごろに住んでいたマヤの1部族・キチェー人によって書かれた神話。 古代マヤ文明が1000年近く受け継いだ物語をまとめて記されたものと考えられています。ポポル・ヴフとは「共同…
通常部隊では無理な任務にあたるプロフェッショナル 特殊部隊といえば、現代ではアメリカ軍の「ネイビー・シールズ」やイギリス軍の「SAS」が有名です。 ゲリラが人質と共に籠っている建物への突入や、テロ組織のVIPが潜伏している拠点への突入作戦など、危…
魔女は空を飛ばなかった? 「魔女」と聞くと「ほうきで空を飛ぶ」がセットになって思い浮かびます。 「奥様は魔女」のサマンサ。 「魔女の宅急便」のキキ。 「魔女使いサリー」のサリーちゃん。 みんな空飛んでますよね。 しかし昔の人いはく、魔女は空を飛…
YouTubeで世界史を楽しもう 最近友人から 「世界史のYouTubeチャンネルやってみたら?」 と言われたのですが、動画編集が面倒だし、口下手ですし、 何よりいつも見ている世界史のYouTubeチャンネルを見てると、とてもじゃないけどこれには勝てないなあと思い…
世界の幽霊は怖さもワールドクラス? お城という場所は非常に怨念がこもりやすいと言われています。 愛憎入り交じった究極の人間ドラマが繰り広げられる場所ですから、ヒトの情念の量と質は他の場所とは桁違いに違いありません。 ぼくは基本的に霊魂は信じて…
キリストの再来と言われたコンゴの"救世主" シモン・キンバングー(1887-1951)は、アフリカ・コンゴの宗教指導者。 ベルギーの過酷な植民地支配に苦しむコンゴの民衆の指導者となり、過激的な反ベルギー運動を展開。自らを「予言者」であると宣言して民衆の…
根が深い韓国の地方対立 韓国という国・集団に対面するとき、表現が難しいですが、「捉えがたく揺れ動く固まり」に向き合っているような気になります。 個人レベルではいい連中が多いのですが、集団になると互いの利害や感情が揺れ動き、微笑みかけてくるの…
海外の "動物狂"7人 昔、ムツゴロウさんこと畑正憲氏が出演する「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」というテレビ番組がありました。 子どもの頃ぼくはこれが大好きで、レギュラーも特番も欠かさず見ていたものです。 これ以上動物好きなオジさんがこの世にい…
オスマン帝国に抵抗したアルバニアの英雄 スカンデルベグ(1405 - 1468)は、中世アルバニアの領主。 当時はバルカン半島の諸王国が破竹の勢いで北上するオスマン・トルコの軍門に次々と降っていた時代。 そんな中スカンデルベグはイタリア半島のキリスト教…
神を侮辱し、悪魔を讃える数字 日本人にとって不吉な数字と言えば「4(死)」「9(苦)」くらい。 それでもマンションやホテルの部屋番号で避けられてるくらいで、あまり過剰に意識するものでもないです。 一方、キリスト教徒にとって不吉な数字は「13」と「…
旅を楽しむための旅の本 旅情に駆られて航空券を衝動買いして、無理矢理やってきたは外国。 ただ、旅はけっこう忙しいものです。 アレしなきゃコレしなきゃと思っているうちに終わっていることも多々あるもの。そういう時に有効なのが「紀行本」。 旅の楽し…
第11回:ミール・ジャアファル(1691-1765) ミール・ジャアファルは第6代ベンガル太守。 プラッシーの戦いでイギリスに内通。第5代ベンガル太守シラージュ・ウッダラを裏切りインドに敗北をもたらしました。 ジャアファルは自身の権力を保持するためにイ…
神経衰弱・精神病・癲癇などを患っていた王族たち 特に近代のヨーロッパの王様には多いようです。 血統を重視するあまり近親相姦を繰り返した結果、ハンディキャップを持った子どもが多く生まれ、不運なことにそのような人物が王様に推挙されてしまうことも…