歴ログ -世界史専門ブログ-

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カンボジア

ラオスの歴史(前編)―戦国インドシナの強国ラーンサーン王国

東南アジア山岳国家の戦乱の歴史 ラオスは東南アジア、タイ、ベトナム、カンボジア、中国、ミャンマーに国境を接した内陸国で、国土の約70%が山岳地帯です。 面積は23万6800平方キロメートル。人口は2021年時点で約733.8万人。本州よりやや小さい面積に、埼…

不幸な死に方をした独裁者の妻・愛人

権力の渦中で死んだ独裁者の女たち 権力に憧れるのは男だけではありません。 豪華な宮殿や調度品に囲まれ、最高級の料理や衣服を楽しむ生活。下々の者をコマのように使える快感。常に讃えられ崇められる自己肯定感。独裁者のファーストレディであることは、…

社会主義者になった王族・貴族

共産主義・社会主義の理想に共鳴した高貴な人々 共産主義・社会主義の思想では、王族や貴族は人民を搾取する悪であり、階級闘争によって打倒されるべき敵であると考えます。 当然、王族や貴族は自分たちの社会的地位やこれまで培ってきた体制を守ろうとして…

「カンボジア暗黒時代」アンコール王朝崩壊後の歴史

タイとベトナムの緩衝国となったカンボジア カンボジアの歴史と言ってすぐに思いつくのが、「アンコール王朝」と「ポル・ポト」だと思います。 前者はカンボジアの栄光の時代で、後者は悲劇の時代という点で、人々の関心を惹きつけてやみませんが、その他の…

なぜアンコール・ワットは密林に埋もれたのか

なぜ壮大な寺院・都城は忘れ去られたのか アンコールワットの遺跡群は我々を魅了してやみません。 ご覧になっている方の中にも観光で訪れた人もいるでしょうし、いつかは行ってみたいとお思いの方もきっと多いでしょう。 19世紀にアンコールワットを西洋に紹…

建国神話にみる「なぜ私が王なのか」の理由説明

支配を正当化する神話という文脈 集団の中で誰かが何か新しいことを始め、それが他の人にも影響を及ぼす場合、必ず「理由」の説明が必要です。 盗塁率アップのため、坂道ダッシュを毎日やりましょう。 社員のモチベーションアップのため、新オフィスに移転し…