2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧
清末にピークを迎える中国の流通業 中国は明と清の時代の物流の歴史。後編です。 前編では、徽州商人の勃興と、活発な江南デルタ地帯の経済を中心に書きました。 こちらからご覧ください。 後編では、満州民族の支配下の清王朝でますます発展する中国経済と…
エチオピア音楽の素晴らしさを知っていただきたい みなさんはエチオ・ジャズを聞いたことはありますでしょうか? まじで、めっちゃいいんですよ!! 我々が普段聞き慣れてるジャズやボサノヴァとは一風違います。 エチオピア伝統の音楽とモダン音楽がフュー…
なにこれ、ホントに拷問? 拷問といえば懲罰や自白を促すために、 ムチで叩いたり、火炙りにしたり、針やナイフで体を刺したり、 ただじゃすまない重症を負うのが普通だと思います。 ところが歴史上は、それホントに効果あんの?と思うような拷問がいくつか…
世界一の物流大国・中国 中国は今や日本を抜き世界第二位の経済大国であり、 輸出競争力も高いだけでなく、13億人の内需が強力に経済サイクルを牽引しています。 いま中国脅威論や逆に中国崩壊論が華やかで書店を賑わせておりますが、 歴史を鑑みるに中国が…
連合国と枢軸国の間で活躍したスパイたち 007の主人公ジェームズ・ボンドはイギリスの諜報機関M16所属で、 その事実が敵に筒抜けなので、いっつも命を狙われてるっぽいのですが、 敵国の諜報機関の人間だと知らずに、自国の諜報機関に所属させたり、諜報活動…
30年にも渡る男たちの熱き戦い 以前、「ロシア革命の一連の流れ」という記事を書いたことがあるのですが、 革命や内戦は動きが激しく、関わっているキーパーソンも多く複雑で正確に理解するのはなかなか難しいものです。 ただし、ちゃんと勉強したらこんな…
伝統ある海洋王国・インドネシア 21世紀の経済大国として注目を浴びるインドネシア。 広い国土、豊かな資源、優位な人口構成、高い教育水準を誇り、 生産拠点としてまたマーケットとしても有望。日本を始め各国の企業がこぞって進出。首都ジャカルタは近隣の…
押し寄せる中国人移民に最適な対策とは アメリカやオーストラリアは、もともとイギリス系移民を中心とした人々がその中核を成す国です。 特にアメリカは、ピューリタニズムを根幹としながらもプラグマティズムでうまいこと骨抜きにした理想主義を掲げ、白人…
1917年に起こっていたかもしれない日米開戦 ツィンメルマン電報事件とは、 第一次世界大戦末期の1917年、ドイツの外務大臣アルトゥール・ツィンメルマンがメキシコ政府に送った電報から騒ぎに発展した謀略事件。 電報の内容は「メキシコがドイツと同盟し、ア…
クルド人の絶対的なカリスマ指導者 アブドゥッラー・オジャラン(1948 - 現在)は、トルコ出身のクルド人。 クルディスタン独立を掲げるクルド労働党(PKK)の創立者の1人で、クルド人にとっては絶対的なカリスマ指導者です。 トルコ政府によるクルド人やク…
引用:s1081.photobucket.com やべ、武器ねえじゃん!これでも喰らえ! 戦争はヒト、モノ、カネあらゆるものを動員しますが、 いくら準備しても充分ということはないし、さらに不測の事態に備えた柔軟な対応が求められるのが戦場というものです。 大量に武器…
奴隷貿易という究極の焼畑産業 今回はダークなテーマ「奴隷貿易」についてです。 奴隷貿易自体は古代から世界中のあらゆる地域で存在しましたが、それを主産業に据え、強力に推進したのは15世紀以降の西アフリカ諸王国でした。 彼らは近隣の王国に攻め入って…
第14回:ジャン=バティスト・ベルナドット(1763-1844) ジャン=バティスト・ベルナドットは、ナポレオン時代のフランス陸軍の元帥。 ナポレオンの兄ジョゼフの妻の妹デジレ・クラリーの夫で有能な軍人。ナポレオンの縁戚であることもあり元帥に抜擢されま…
知っているようで知らないメキシコ タコス、ナチョス、トルティーヤ。 ルチャ、テキーラ、マリアッチ。 ぐらいでしょうか。メキシコと聞いて思い浮かぶものと言えば。 最近だと麻薬やマフィアを思い浮かべる人もいるかもしれません。 このブログでもあまり紹…
なにこれ使いづらそう 武器は使いやすさが一番です。 命を懸けて敵と戦うわけですから、武器がヘボかったせいで死ぬなんて報われません。 しかし歴史の中でいくつもの「使えない武器」が発明されては消えていきました。 今回はそんな「すごく使いづらそうな…
お金持ちになるには、お金を使わないこと 昔、物の本で読んだ気がします。 何ページも色々書いてましたが突き詰めると「金を貯めるには収入を上げて支出を減らせばよい。つまりがんばって働いて倹約すれば金持ちになれる」ようなことでした。 まあ、確かにそ…