歴ログ -世界史専門ブログ-

おもしろい世界史のネタをまとめています。

チェコ・スロバキア

チェコスロバキアの国民形成と体操集団ソコル

Credit: Sokol excercises in Tábor, 1924 Author: Šechtl and Voseček 民族の発揚を促す、集団体操という「自由」 長年日本の教育現場では、男子の団結心や克己心を育むとして組体操が尊ばれてきました。最近では危険性が問題視され始めており、原則禁止さ…

生前は評価されず死後に評価された人物

何がきっかけで死後に評価されるに至ったか 芸術家や学者の中には、大きな仕事を成し遂げるも生前はまったく評価をされず、当人が死亡した後にその業績の大きさが評価される場合があります。 特に画家など芸術家は、二束三文で売られた当時の作品が今は何億…

政権に就いたことのある世界の少数民族政党

少数民族政党ながら政権与党になったことのある世界の政党 日本では外国人の選挙権・被選挙権が認められていないため、国や自治体の政治において国内の少数民族の利益を代表する政治団体というものが存在しません。 一方で、様々な事情で国内に多くの少数民…

トイレの中で死んだ歴史上の偉人たち

安心できる場所であり危険な場所でもあるトイレ 越後の龍こと上杉謙信が春日山城の厠で倒れ、そのまま息を引き取ったことは有名な話です。トイレは部屋よりも温度が低く気温差によって発作を起こしやすいし、1人になるので発見も遅れるためか、現代でもトイ…

チェコ最強の武将ヤン・ジシュカとフス戦争

農民軍を率いて十字軍を何度も撃破した伝説的なチェコの武将 「世界史で最強と思う将軍は?」 という質問を歴史ファンにした時に、もしかしたらヤン・ジシュカの名前を挙げる人もいるかもしれません。 1419年から15年間続いたフス戦争において、初期のフス派…

古代チェコ神話 - チェコ人の成立、プラハの建設、乙女戦争

チェコ統一を精神的に支えた民族の年代記 ボヘミアのチェコ人は9世紀ごろに独自のプシェミスル朝を開き14世紀まで続きますが、王権は弱く神聖ローマの影響下に組み込まれ、またチュートン騎士団を始めドイツ人の東方植民の流れもあり「ドイツ化」の危険を常…

チェコスロバキア軍団 - 祖国へ帰るための孤独で長い戦い

祖国への帰還を目指してロシアで戦い続けた国なき軍団 チェコスロバキア軍団は第一次世界大戦中の1914年から1917年にかけて、連合軍の一翼として戦ったチェコスロバキア人の軍団です。 オーストリア=ハンガリー帝国軍の兵として参加したものの捕虜になりチ…

なぜチェコとスロバキアは分離したのか

同じ西スラブ族の「兄弟」はなぜ決別したのか かつて中欧には「チェコスロバキア」という国がありました。 1990年以前に教育を受けた30代後半以上の人には馴染みがあると思います。 ところがこの国は1993年1月に分離をして、チェコ共和国とスロバキア共和国…

ビール愛好者が作った世界の6つのビール政党

Photo by Halicki ビール好きが徒党を組んで選挙に出たらこうなる 個人的な話ですが、ぼくはビールが好きです。 コアなビールファンの結束力って凄くあって、「お酒何を飲みますか?」「ビールだけでずっといけますね」と返されたら、その人とはもう数年来の…

「城の堀にワニを放って防御力を上げる」ことは本当にあったのか

侵入者が腹ぺこワニに食われるというのはあったのか 以前こんなツイートを見ました。 インドの人と一緒に名古屋城行った時、堀を指差して「これはなんだ?」って聞かれたので「防御のための施設だ。昔は水が張ってあった」って答えたら「あーわかるわかる、…

独裁者に「毅然とした態度」をとって有名になった人

「毅然とした態度」とはなんだろう ニュースとか見てると「毅然とした態度が求められる」とかって言いますけど、実際どんな態度が毅然とした態度ってみんな思ってんでしょうか。 確かに「強気な態度」はカッコいいし、見ていて気持ちがスッキリするものです…

【アル中】酒に酔いながら政治をした世界の政治家

政治をしながらも酒が飲めるぞ ぼくが子どものころ、ロシアの大統領はエリツィンでした。 テレビに映る顔は赤ら顔で、それを見ながら父が「エリツィンはいつもお酒を飲んでるんだよ」と言いました。それを聞いて「酔っぱらいながら政治ができるんだ!」と子…

【独眼竜】世界史で活躍した「隻眼の軍人」

隻眼キャラはカッコイイ!? 映画やアニメでは、何か「隻眼キャラは有能」みたいな風潮があります。 戦闘の指揮官や孤高の天才キャラ、あるいは戦闘バカに多い気がする。重要な局面で替えの効かない働きをする。 終盤のストーリーやラスボスと関係ある何らか…

歴史を動かした冷戦時代の米ソのスパイ

スパイ合戦はいつの時代もあるものですが、東西冷戦時代は2つの大国がさも当然のようにお互いの情報機関の人間を使って情報を探り合っていました。 母国の重要な機密情報を扱う立場にありながら敵国のスパイになるという感覚はあまりピンとこないのですが、…

ロシア革命中に勃発した、暴動・反乱・反革命事件

革命の混乱中に起きた反乱や民族蜂起の数々 現代のシリアがそうであるように、社会統制のタガが外れると中央の政治抗争だけでなく、国内のあちこちで不満分子による反乱や少数民族などの分離運動が起こり、そこに外国勢力が入ってきてだんだん対立構造がねじ…

ヨーロッパに残るケルト人由来の地名

Work by Feitscherg 現在のヨーロッパに多くに残るケルトの地名 大量の移民が中東やアフリカからやってきているので割合はよくわかりませんが、いわゆる「フランス人」の大部分はケルトの血を引くそうです。 フランスという国名は中世に西ヨーロッパを形作っ…

ふざけてるとしか思えない世界の10の政党

なんだその名前?ふざけてんの? 生活の党に山本太郎が合流して「生活の党と山本太郎となかまたち」という政党が出来た時、みんな「は?ふざけてんの?」と思ったに違いない。 ただ振り返ってみると「支持政党なし」という詐欺みたいな名前の政党もあったし…

一度は行ってみたい歴史あるヨーロッパの温泉地(前編)

ちょっと温泉に入りにヨーロッパに行ってきます 温泉いいですよね。 ぼくは週末はだいたい近所の温泉で一週間の疲れを癒すのが習慣になっています。 やはり温泉は日本が一番だと思うのですが、海外の温泉も趣があってなかなかいいものです。 これまで台湾、…

世界史の「超大逆転勝利」7選

圧倒的不利をひっくり返しての大勝利 日本史の「超大逆転勝利」と言えば、桶狭間の戦いでしょう。兵の質も量も指揮官の能力も圧倒的に今川勢有利だったのに、それを若き織田信長が完全にひっくり返してしまう。 日本の戦国の戦いの中で最もドラマチックな戦…

ミュシャの傑作に見る世界観と思想

不動の人気を誇るミュシャの世界 物憂げな美少女と、背景を彩る花々。 大部分の背景は淡く、微細な部分は極彩色。 要素が大胆な構図で配置され、文字は絵と一体化し美しい要素の1つとなる。 まさに「ミュシャ様式」とでも言える1つの完成された世界がそこに…

ビール好きなら知っておきたいビールの歴史

ビールはどうやって今の形になったのか これからの季節、ビールがたいへん美味しい時期ですね。 あっつい中汗だくになりながら流し込む、ギンギンに冷えたビール。 疲れた体に至高の一杯です。 日本の大手ビールメーカーのビールも大変おいしいのですが、い…

聞いたことあるけど名前は知らない、その国を連想させる曲

テレビで外国や外国料理が紹介される時に流れるBGM。 聞くだけですぐにその国を連想できます。このパワーはすごいです。 テレビ制作側からすれば、それを流しておけば受け手はその後の映像を混乱なく処理できるから、こんなに便利なものはないでしょう。 我…

世界の一流詐欺師とその手口

人心の弱みを突きカネを稼ぐ天才詐欺師たち いつの時代、どこの場所にも、規模の大小問わず詐欺師の類いはいるものです。 達者な口で出資者からカネを集めてドロンしたり、美貌を活かして相手を虜にしてカネを奪ったり。オレオレ詐欺なんか時代の象徴ですね…

正義のために悪を討つ!18世紀の「義賊」5選

20世紀から時代をさかのぼってきました、義賊シリーズ。 カッコいい!20世紀の「義賊」5選 男の中の男! 19世紀の「義賊」5選 18世紀ともなると正確な記録がなかなか残っておらず、伝承や戯曲で語られた内容しか活躍を伝えるものがありません。 おそらく、…