キリスト教
さまざまな伝承・伝説が語り継がれる剣 日本神話に登場する「草薙剣」は、三種の神器の一つに数えられ、王権の正当性を示すアイテムと見なされました。現在でも愛知県の熱田神宮に保管されているとされます。 剣は世界中の国・地域で王権の支配や神からの信…
人々が未だに血眼になって探し求める遺物 キリスト教には聖遺物というものがあり、イエス・キリストや聖人など、奇跡を起こした人々の体の一部や、使った物が大変珍重されます。聖遺物はそれを保有する町を厄災から守り、繁栄をもたらすと信じられてきました…
笑いを否定する哲学論の歴史 「笑う」ことは心身のリラックスやストレスに効果があることが科学的に証明されており、健康的にも笑うことが推奨されています。 一方で「どんな理由で笑うか」は結構センシティブな話題で、人種やジェンダー、宗教、特殊な身体…
聖母マリアの「老後の人生」とは 聖母マリアはキリスト教の宗教絵画に頻繁に描かれます。 天使から神の子を授かったとお告げを受ける「受胎告知」、イエスが馬小屋で生まれた「キリストの降誕」、幼いイエスを抱いた「聖母子像」、磔刑で死んだイエスを抱い…
自然や人に対する愛、平和と清貧を求めた偉大な聖人 アッシジのフランチェスコという人はあまり馴染みがないかもしれませんが、ヨーロッパ史とキリスト教史を学ぶ上で絶対に外すことができない人です。 フランチェスコはイタリアの町アッシジに住んだ司祭で…
イエスが口にしていたものは何か 昔イチローが朝にカレー食ってるのがニュースになって、真似する人が続出しました。体が資本のスポーツ選手が普段何を食べてるか、確かに知りたくなります。 一方でキリスト教圏では、イエス・キリストが何を食べていたかが…
存在しなかった可能性が高い有名人 前編に引き続き、「実は存在しなかったと考えられる世界史の人物」をピックアップします。 前編は以下の人たちをピックアップしました。 李巌(りがん) ヨハネス20世 アルビダ アルベルト・ダ・ジュッサーノ メネリク1世 …
昔の人が考えた「世界の終わり」 ぼくは子どもの頃、本気で1999年に世界が終わって自分も死ぬと思っていました。 当時よくテレビでノストラダムスの特集をやってたからかもしれませんが、漠然とした恐怖感があったのを覚えています。 最近だとマヤ暦が2012年…
ハト、オリーブ、Vサイン… 「平和の象徴」と言われているものって以外と多くあります。 ぱっと思いつくとこだと「ハト」がありますね。平和式典でハトが飛ばされることがありますし。でも何でハトなんでしょう。 あとは反戦デモとか反原発デモとかではピース…
発見されたら歴史を変えるかもしれない、昔に消失した重要書物 今でこそコピペで大量に文書が複製されネット上にバラまかれて問題になる時代ですが、昔は書物自体が高価で所有できるのは一部の金持ちのみだったし、書いても複製されて多くの人に読まれること…
"何か悪いことが起こる"13日の金曜日 映画「13日の金曜日」は、奇怪な仮面を被った殺人鬼ジェイソンがキャンプ場に来た男女を次々と殺害していく、血ブシャーなスプラッター映画です。 この映画の影響力は強烈で、このせいで「13日の金曜日は恐怖の日」だと…
血、腕、生首そしてアソコ 偉大な宗教家で人々から尊敬された人が亡くなった時、その亡骸や愛用品を人々はこぞって求めました。聖遺物というやつです。 その人の功績や徳を忘れまいとする愛情表現や敬愛・尊敬の気持ちもあったでしょうが、人々が求めたのは…
「キリストの御名において悪霊よ去れ!」 上記サムネは有名な映画「エクソシスト」のキャプチャです。 カラス神父とメリン神父が呪文を唱え、悪魔パズズを追いつめているシーン。 地味ですが、終盤からクライマックスに向かう間にある重要な場面です。スパイ…
職業ごとに担当守護聖人がいる カトリックには「守護聖人」という概念があります。 ある地域や職業を偉大なるキリスト者が守護しているという思想です。 看護学校の卒業式にナイチンゲールの銅像に灯りをつけるのも、こういう思想の延長なのでしょう。 日本…
魔女は空を飛ばなかった? 「魔女」と聞くと「ほうきで空を飛ぶ」がセットになって思い浮かびます。 「奥様は魔女」のサマンサ。 「魔女の宅急便」のキキ。 「魔女使いサリー」のサリーちゃん。 みんな空飛んでますよね。 しかし昔の人いはく、魔女は空を飛…
神を侮辱し、悪魔を讃える数字 日本人にとって不吉な数字と言えば「4(死)」「9(苦)」くらい。 それでもマンションやホテルの部屋番号で避けられてるくらいで、あまり過剰に意識するものでもないです。 一方、キリスト教徒にとって不吉な数字は「13」と「…
引用:chouette-noire.com 18世紀の黒魔術書 "グラン・グリモワール" 18世紀イタリアで作られた「グラン・グリモワール(日本語名:大奥義書)」は変わった本です。 多くのグリモワール(魔術書、魔導書)は悪魔を召喚する方法のみが書かれていますが、この…
抗いがたい甘い誘惑 ケーキ・チョコレート・アイスクリーム。 特に女性はスイーツが大好きですね。美味しいスイーツの話をしている時のあの、目のトロリン具合は何なんでしょうか。 普段甘いものを食べないぼくでさえ、めちゃくちゃ疲れている時はチョコが食…
本当に「聖」なる人なのか 「聖人(Saint)」とは、キリスト教会が認定する「他のキリスト教徒の模範となるべき偉大な信者」のことで、これに認定されることを「列聖」といいます。 カトリックや正教会など、流派によって選定の基準は異なるらしいのですが、…
大悪魔から小悪党まで 前編・中編とで紹介してきた、ユダヤ・キリスト教の悪魔シリーズ。今回が最終回です。 前編では悪魔の幹部クラスを紹介しましたが、中編では末端・平社員クラスの悪魔たち7体を紹介しました。 好色の魔王・アスモデウス 毒の天使・サ…
奥深い悪魔の世界 前編では悪魔とは何か、そして何でたくさんの悪魔がいるのかと、悪魔の幹部的な6体を紹介しました。 魔王・サタン 堕天使・ルシファー 堕天使・アゼザル 魔王・マステマ 闇の天使・ベリアル 蠅の王・ベルゼブブ ご覧になりたい方はこちら…
デビル、サタン、デーモン デビルマンとか、ミスター・サタンとか、デーモン小暮とか。 特にエンタメやアニメ、ゲーム関連で悪魔の名前は馴染みがありますが、 実際どんな悪魔が存在するのか知っていますか? ぼく自身まったく知らなかったので、「悪魔学」…
聖地解放への不満が爆発した民衆運動 少年十字軍は、13世紀のフランスとドイツで起こった特異な民衆運動です。 主に12歳〜15歳の少年少女が聖地奪還を掲げて、集団でエルサレムを目指しました。 武器はおろか、資金も食料もない集団だったので、エルサレムに…
Photo by Dave Proffer ギリシア正教会の修道院自治州 アトス山は、正式には「聖山修道院自治州」と言い、エーゲ海沿いにあるギリシア北部ハルキディキ半島の南部一帯にある、ギリシア正教会の自治領です。ギリシア領土内にあるものの、修道会の代表で構成さ…
キリスト教が世界宗教となるまで拡大する要因はいろいろありますが、 一つとして「その時々の為政者が時と場合によって解釈を変えていける普遍性と汎用性があった」ということがあります。 つまり、教えがかーなりざっくりしてた。 時代が変わっても、その都…