歴ログ -世界史専門ブログ-

おもしろい世界史のネタをまとめています。

フランス

フライドポテトの歴史ーなぜフレンチフライと言うのか?

本家のベルギー、本場のフランス、広めたのはアメリカ? 最近、東京では「ベルギー・フライドポテト」を出すオシャレな店が増えました。 これまでの安っぽく子どもが好むフライドポテトではなく、芋や油、ソースにもこだわったフライドポテトということで、…

【クラシック】奇人と言われた作曲家のエピソードと音楽

天才・作曲家たちの作った音楽と奇人エピソード 歴史上の芸術家たちの変人っぷりを伝えるエピソードは事欠きません。 そういうのを耳にするたびに、ああ、やっぱりこの人たちは普通の人とは違うんだよなあ、と実感するのですが、ある種社会的通年や常識から…

画家が自殺する直前に描いた絵画10枚

我々は芸術家の心の機微を読み取れるか? 芸術家という人種は、ぼくら一般人とは全く違う世界に住んでいるんじゃないかと思っています。 俗世と霊的世界のちょうど中間くらいに住んでいて、一般人には見えないものが見えて、その伝えづらい世界を音とか絵と…

遺棄された幻の植民地(後編)

発展どころか維持すら難しい「植民地」 国内企業が海外に法人を作って営利活動を行い、利益を上げるのは至難の業です。 慣れない現地の商習慣、法制度、自国とは異なる国民の趣味嗜好。それに対応するだけでも大変ですが、ちゃんと利益を上げるまでに投資を…

中世・キリスト教の聖人たちの凄いエピソード

マンガのような中世の聖人たちの活躍物語 皆様ご存知の通り、聖書はモーセやイエス・キリストなどのミラクル・エピソードが目白押しですが、中世ヨーロッパにも負けず劣らず凄い聖人たちの話があります。 それをそのまま歴史として見ることは難しいですが、…

結成理由がメチャクチャな十字軍遠征

正義のかけらもない無茶苦茶な十字軍宣言 十字軍と言えば、1096年の第1回から1272年の第9回まで、アナトリア半島からエジプトの中東地域に十字軍国家支援のためにキリスト教徒軍が展開した一連の戦いが有名です。 ですが、一般的に十字軍とは「教皇が異教徒…

有名なWW1のエースパイロット10名

航空機初期時代の空のエースたち エースドライバーやエースパイロットはいつの時代でもモテるものですが、 航空機が発明され始めて大規模に戦争に投入された第一次世界大戦でもそれは同じでした。戦線で活躍したパイロットたちはマスコミに取り上げられて祖…

世界史で有名な人物の「決闘(デュエル)」

世界史上重要(&あまり重要でない)決闘の数々 どの時代・社会でもおおよその殺人は罪になりますが、前近代社会やアウトローの世界では、「果し合い」や「決闘」をした人物はむしろ社会から称賛され、罪にならない場合があったようです。 父親の無念を晴ら…

有名な画家が描いたエロティックな絵15枚

西欧文化と切っても切れないエロティックな絵画 学校の美術の授業で学ぶ有名な絵画にも、裸の女性がたくさん登場します。 当時は詳しい意味なんて教えてもらえませんでしたが、大人になってから改めて絵が描かれた背景や隠された意味を知ると、結構楽しいも…

秘密の用途がある超有名建造物

巨大なだけじゃない!秘密の用途がある超有名な建造物 怪獣や宇宙人などが襲来してきた有事の際、東京都庁は巨大ロボットに変形し都民の命と財産を守るために戦うのである。 というのは有名なジョークですが、実は隠された用途がある建造物、というのは男の…

【拷問・暴力】恐れられた実在の海賊7人の逸話

泣く子も黙る恐ろしい海賊どもの逸話 映画とか漫画のネタによくなってカッコいいイメージを持たれがちな海賊ですが、 歴史の中の海賊はそんなフィクションの世界とは違って、乱暴狼藉を働く無法者であり、まともな神経の者であれば絶対に近づかない方がいい…

処刑のプロ・有名な「死刑執行人」

処刑という「特殊技能」 昔から死刑執行人になるのは身分が低い人物が多かったそうです。 直接手を下すため血を直接浴びるというのもありますし、呪いや穢れといった観念的な恐怖も強かったので、みんなやりたくない職業であったのは間違いありません。 執行…

極悪人のスーパー・キャリアチェンジ

どんなキャリア出身でも成功は可能、例え犯罪者であっても 以前、「刑務所にいながら世界を変えてしまった5人の男」という記事を書きました。 どっちかというと「世界奇人伝」のような感じで、天才がたまたま刑務所に入ってとてつもない偉業を成し遂げたお話…

なぜスターは国旗に用いられるのか

自由と解放の象徴・五芒星 スターの意匠は世界の国旗でお馴染みです。 自由主義陣営のお膝元アメリカのみならず、社会主義陣営の大親分ソ連もスターが入っていたし、イスラム諸国にも入っています。 どういうわけか思想や宗教を超えてスターの意匠は人気があ…

ヨーロッパに残るケルト人由来の地名

Work by Feitscherg 現在のヨーロッパに多くに残るケルトの地名 大量の移民が中東やアフリカからやってきているので割合はよくわかりませんが、いわゆる「フランス人」の大部分はケルトの血を引くそうです。 フランスという国名は中世に西ヨーロッパを形作っ…

西欧の大国・フランク王国とは何だったのか(後編)

フランク王国の社会・経済・文化とは 西ヨーロッパ世界を形作ったフランク王国の歴史とカール大帝の業績について。 前編ではベルギー東南部から出発したカロリング家が、フランク王国の王位に就き軍事を整えて大規模な対外戦争で領土を拡大していく様をまと…

西欧の大国・フランク王国とは何だったのか(前編)

現在のヨーロッパの母体となった「フランク王国」 カール大帝とフランク王国と言えば、高校の世界史でも大きく扱われるし、 800年の「カールの戴冠」はセンター試験にも登場します。 メロヴィング朝のカール・マルテルがイスラム軍を打ち破った732年の「トゥ…

あまり普及しなかった「人工言語」

世界的に利用されることを目的としたマイナーな「人工言語」 旧約聖書によると、地上に繁栄した人間は驕り高ぶり「天まで届く塔」を作り神に並ぼうとした。大いに神の怒りを買い、それまで一つだった言語をまったくバラバラにされてしまった。意志の疎通がで…

ケベックの歴史と独立運動の発展(後編)

Image from ESL Library 独自のケベック・ナショナリズムを作ったフランス系カナダ人 引き続き、カナダ・ケベック州の歴史と独立運動の勃興に至る歩みを追っていきます。 前編では、フランス北アメリカ植民地の成立からイギリス支配の確立、そして連合カナダ…

ケベックの歴史と独立運動の発展(前編)

誇り高きフランス系カナダ人の分離主義 カナダ・ケベック州は、カナダ東部の大西洋に面した地域で、カナダでも有数の大都市モントリオールを抱えます。 約150万平方キロの広大な土地に約770万人の人々が暮らしています。 ケベックはフランス系住民が建設した…

戦場で起こった敵味方の友情物語

殺しあう敵同士で紡いだ奇跡的な友情 元々敵同士だったけど打ち解けて交流が始まる物語はみんな大好きです。 ドイツ兵捕虜と日本人の交流を描いた「バルトの楽園」とか、韓国兵と北朝鮮兵の友情を描いた「JSA」など枚挙に暇がありません。 弱肉強食の緊張し…

フランスの北アフリカ植民地支配と経済依存構造の成立について

旧宗主国フランスに依存する、不安定なマグレブ諸国 チュニジア、アルジェリア、モロッコを総称してマグレブ諸国(リビアとモーリタニアを含む場合もある)と言いますが、日本人にとっては馴染みが薄い地域です。 モロッコはサハラツアーやマラケシュ、カサ…

世界を変えてしまった親子ケンカ・兄弟ケンカ(前編)

親子・兄弟のケンカが変えてしまった後の世界 仲が悪く争いばっかしている親子といえばパッと、美味しんぼの海原雄山と山岡士郎が思い浮かんでしまう。 最後のほうの巻では仲直りしてましたが、ずっと周囲の人間を巻き込んで争いつづけていました。それが読…

「楽園タヒチ」に欧米文明が流れ込んだ結果

素朴な「楽園」が「文明」の波を受けて変化していく様子 タヒチと聞くと、パッと「南国の楽園」のようなイメージを思い浮かべるのではないでしょうか? コバルトブルーの海、水平線の彼方まで広がる空に浮かぶ雲、椰子の木の影、カラフルな花々、愉快で素朴…

歴史上実在した「野生児」とその逸話

人間社会から捨て置かれ野で成長した子どもたち 伝説によると、ローマ帝国の祖ロムルスは弟レムスと共に雌狼の母乳で育ったとされています。 兄弟は自分たちが捨てられた丘に街を建設しようとしたが、兄弟同士でいさかいが生じロムルスがレムスを殺害。弟を…

失敗したお粗末なクーデター計画

そら失敗するわと思わざるを得ない雑なクーデター 政府転覆の陰謀を企てるのであれば、大物の支援者の資金援助はいるし、政府関係各所に協力者も必要。 軍事物資も豊富ですぐに軍隊を投入できるだけの準備が必要だし、VIPとのコネも大事だし、政局や世論の見…

すごくカッコイイ「死にぎわのセリフ」

波乱万丈の人生にふさわしい、死ぬ直前に吐いたクールなセリフ 漫画・アニメでは「クールなセリフ」を吐いて死ぬキャラがたくさんいます。 有名なところで言ったら、北斗の拳・ラオウの「我が生涯に一片の悔いなし」でしょうか。みんなそれぞれ思い入れがあ…

続・神話に登場する「伝説の武器」

海を裂き、大地を砕く伝説の武器の数々 中二病という言葉の出現を待つまでなく昔から人々は、大人が口に出すのがためらわれるくらい恥ずかしい「さいきょうの武器」を考え出してはお話に盛り込んで熱くなっていました。 自分が考えた「さいきょうの武器」で…

知るときっと興奮する世界史の10の争乱期

熱く血がたぎり新たな世が生まれる、それが争乱の時代 世界史が好きなんです、と言えば へー、じゃあどの時代が好きなの? って絶対聞かれます。 なんとイケてない質問か、と思いつつ一応答えるのですが、そんなのたくさんあるに決まってるじゃないですか!…

ワインの王様・ボルドーワインの歴史

Photo by Alex Brown ワインと言えばフランス。フランスワインと言えばボルドー。 15年くらい前から、日本でも日常的にワインを飲む人が多くなってきました。 チリ産やオーストラリア産など手頃な価格のワインが手に入りやすくなったことが大きいと思います…

【我々は媚びる】ナチス占領に協力したヨーロッパの団体

抵抗せずにナチスに協力したヨーロッパの人々 「悪逆非道のナチスの支配に対し、ヨーロッパの人々は雄々しく立ち向かったのだ!」 映画や小説はもちろん歴史本に至るまでそんな文脈が主流で、実際抵抗運動も激しかったのですが、話はそう単純ではなさそうで…

政治犯・凶悪犯が送られた有名な「流刑島」

政治犯・凶悪犯が送られた「辺境の離島」 流刑島ってなんかロマンがあると思いませんか? 「夢敗れた男たちのたどり着いた先」みたいな感じでグッとくるものがあります。島ってところがまたいいですね、閉じ込められた感あって。 中央の抗争に破れて流されて…

【ファッション】なぜ囚人の服は縞模様なのか

Photo by Patrick Denker 忌み嫌われた「縞模様」の歴史 囚人といえば、なぜか上下縞模様の服を思い浮かべます。 最近だと、漫画「プリズンスクール」の男子生徒たちもそうだし、アニメ「ウサビッチ」のキャラもそうだし、ゲーム「ストリートファイター」シ…

有名な画家が描いた怖すぎる絵20枚

作者の精神状態が心配になるほど「怖すぎる絵」 子どもの頃、 祖母の家にあった仮面や絵が怖くて、それが置いてある部屋は近づきたくもなかったものです。 芸術は本能的に訴えかけるものがあります。人間は成長するにつれて様々な知識を身につけていき社会に…

郵便の歴史

近代の情報革命・郵便制度 新年あけましておめでとうございます。 皆様、年賀状はちゃんと出しましたか? ぼくは取引先以外の年賀状は全く出していません。 知り合いはだいたいFacebookとかLINEで繋がっていてみんな何をしているのか大体知ってるし。 たぶん…

続・世界のバカバカしい法律15選

こんなものどうやって守れというのか 前記事「世界のバカバカしい法律7選+α」では、イギリスを中心に本当にあったとんでもない法律を紹介しました。 今回さらにグレードアップして、どうやって守ったらいいのか分からないくらいバカバカしい法律をご紹介し…

一度は行ってみたい歴史あるヨーロッパの温泉地(後編)

Photo from Traveladdicts.net, A DAY AT THE SATURNIA HOT SPRINGS IN ITALY いざ、ヴァーチャル世界温泉旅行へ 前編に引き続き、ヨーロッパの有名な温泉地の歴史をまとめてまいります。 ヨーロッパの温泉の楽しみ方は様々で、日本と同じようにザブンと湯に…

「はい、チーズ」が死語になる日

「撮るよ〜。はい、チーズ」 写真を撮るときのこの合言葉はなじみ深いですね。 日本はもちろん、本家のアメリカでも「Say chesse」と言います。 ただ最近みなさん、「はい、チーズ」って言いましたか? ぼくは最後いつ言ったか覚えてないくらい言ってないで…

近代フランス大衆と居酒屋

人生の交差点・居酒屋 「てきとうに知らない町に行って知らない居酒屋に入る」 を以前ライフワークとしてやっていました。 なるべく遠くの地方都市が良くって、駅前の少し外れにある地元の人がいくような居酒屋に1人で行って、常連さんと仲良くなる。これ、…

「笑い」が禁止された中世ヨーロッパはどんな世界だったか

「笑うこと」が非難された中世ヨーロッパ おかしな話や映像を聞いたり見たりして、大いに笑うことは普通のコトです。 科学的にも笑いは推奨されてもいます。ストレス発散や免疫力の向上など、様々な医療効果があることが実証されています。 テレビ番組もネッ…

【サーモン】鮭缶の世界侵略の歴史

"キング・オブ・缶詰" 鮭缶の歴史 今回の主役「鮭缶」ですが、馴染みがある人もいればそうでない人もいると思います。日本は地方それぞれ濃い魚食文化を持っていますから、鮭なんてほとんど食わないという人も多いと思います。ぼくは九州出身ですが、小さい…

史上最も影響を与えた紀行本10選

バッグパックに本とカメラを突っ込んでふらりと気の向くまま 他人が海外旅行に行って楽しい思いをしているのを見たり聞いたりするのは、基本的にはあまり気持ちいもんじゃないです。 「なんだよ、自慢かよっ!」 って思っちゃう。 でも次に「オレも行きたい…

【デザイン】自転車の歴史

速い!楽しい!快適! 補助輪を外して自転車に初めて乗ったのは、たしか5歳くらいの時だったと思います。 最初はグラグラしてとても乗れたもんじゃない。何回もズッコケて傷だらけになりつつ、突然コツがつかめて乗れるようになりました。 たぶん大多数の人…

【お前は誰だ!】歴史を揺るがした「なりすまし事件」

別人物になりすました稀代のペテン師たち 小さいころ、母親がまったく別人の顔になっている夢を見たことがあります。 家族や周りの人は普通の対応をしてるけど、明らかに顔が違う。誰だこいつは!子ども心には本当に恐ろしくて、朝起きて母親の顔を確認して…

【恋愛】世界史に残るドラマすぎる6つのラブロマンス

愛は歴史を変える 歴史に登場する人物を語る上で、男女関係を語らないわけにはいきません。 結婚や恋愛を機に行動や考えが変わったり、スキャンダルが国家を揺るがすほどの大事件につながったり、結果的に歴史を大きく動かす要因の1つになってきました。 日…

【経済】18世紀英仏を襲ったバブル経済の発生と崩壊

3大バブル経済の2つ「ミシシッピ・バブル」「南海泡沫事件」 中国株の急落に端を発し、世界経済の行く先はますます不透明さを増しています。 これまで世界経済の成長を牽引してきた中国の急ブレーキは、世界同時不況を起こす可能性すらあると噂されてすら…

【働いたら負け】中世ヨーロッパの「遊び人」の生活とは

真面目に生きるなんて嫌だ!を実践した中世の遊び人 朝早くから会社に行って、こき使われて深夜にクタクタになって帰ってくる。 こんな生活は嫌だ!仕事を辞めて好き勝手に遊びながら暮らしたい! たぶん、日本の労働者の大半はこう思っていると思います。で…

華麗で大胆な女スパイの物語

美貌・頭脳・剛胆さで敵を欺く女スパイたち ハリウッド映画に出てくる女スパイは、全身黒スーツをまとった美女で、銃で敵を次々となぎ倒すマッチョな感じです。主人公と恋に落ちちゃうケースも多いですね。 特異な存在なだけあって、視聴者のみなさまを満足…

南極に挑んだ冒険者たちの歴史

極寒の地への冒険の歴史 地球にある6大陸のうち、もっとも人間の開発が及んでいない大陸。 言わずもがな、南極です。 各国の研究機関の基地に駐在する研究員の他は、有閑観光客以外はほとんど訪れない秘境中の秘境。地球に残る最後のフロンティア。 そんな南…

「殺人」は映画でどう描かれたか

だいたいの殺人事件の原因は、カネかオンナや! そう元新聞記者の友人が嘆いていました。 第3者から見たら本当につまらない理由で人を殺しています。本人にとっては真剣なんでしょうが。 ところがごくまれに、ドラマよりドラマのような事件が起こることがあ…

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