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歴ログ -世界史専門ブログ-

おもしろい世界史のネタをまとめています。

【現代史】敵国の英雄となった人たち

母国以外で活躍して有名になった人物 人は英雄に憧れるものですが、「憧れてほしい」対象というのもの人それぞれなのかもしれません。 全世界中の人の場合もあるし、自分の国の人の場合もあるし、ちびっ子限定の場合もあるでしょう。女性だけ、という人もい…

【独眼竜】世界史で活躍した「隻眼の軍人」

隻眼キャラはカッコイイ!? 映画やアニメでは、何か「隻眼キャラは有能」みたいな風潮があります。 戦闘の指揮官や孤高の天才キャラ、あるいは戦闘バカに多い気がする。重要な局面で替えの効かない働きをする。 終盤のストーリーやラスボスと関係ある何らか…

【論争】渤海国は中国・朝鮮どちらに帰属するか

Work by Gzhao 「海東の盛国」と讃えられた中世・北東アジアの国 7〜10世紀、現在のロシア極東・中国東北部・北朝鮮には渤海国が大いに栄えていました。 渤海国はその歴史的位置づけを巡って議論があります。 中国では「中国の地方史」という位置づけで語ら…

生で見てみたい「水中に沈んだ都市遺跡」

ロマン溢れる水中都市遺跡 「天空の城ラピュタ」に印象的なシーンがあります。 ラピュタに着いたばかりのパズーとシータが水の底を覗くと、そこにはかつての都市がまるごと水中に沈んでいた、という描写です。 あのシーンはいつ見ても本当にワクワクするんで…

ベトナムの英雄たちの救国の歴史(後編)

常に外敵と戦い続けた過酷なベトナムの歩み ベトナムの救国の英雄を軸に、異民族と戦い続けた過酷なベトナムの歴史を追っていきます。後編の今回は、三度のモンゴル軍の侵攻に向かい打ち、これを打ち破ったチャン・フン・ダオの活躍から、清とシャムを打ち破…

ベトナムの英雄たちの救国の歴史(前編)

Credit: “Trận Bạch Đằng” của Nguyễn Cao Thượng ベトナムの苛烈な抵抗の歴史 ベトナムは今やASEANの経済発展の象徴的な存在。 勤勉で高い教育水準の国民が約1億人おり、中間層が著しく台頭。ベトナム共産党一党独裁の社会主義国ではありますが、硬直したイ…

ガセネタだった「歴史的大発見」

歴史を揺るがす大発見!かと思いきや… アカデミックの世界で「ガセ」はつきものです。 「つきもの」って言っちゃあ本当はアカンのですが、小保方さんとかゴッド・ハンドとか黄禹錫とか、パッと思いつくだけでもいろいろやらかした人います。 なんでみんな騙…

遊牧民族を統一した匈奴の王・冒頓単于

*1 北方遊牧民族を一大勢力にまとめあげた男 匈奴は紀元前4世紀頃、中国の春秋戦国時代に突如として北方の草原地帯に出現した遊牧民族集団。 強力なリーダー・冒頓単于の元で遊牧諸部族を統合して強大化し、南の漢王朝の軍勢を打ち破って一大勢力になりまし…

中国の伝統思想と共産党政権の関係

社会主義を容易に受容できた中国の伝統思想 いわずもがなですが、共産主義やその手前の社会主義思想が作られたのはヨーロッパです。 マルクスはその著作の中で「高度に発達した資本主義はいつか必ず共産主義に到達する」と書きましたが、彼はそれを当時のイ…

世界を変えてしまった親子ケンカ・兄弟ケンカ(後編)

不仲の家族の争いは世界史をどう変えたのか 前回に引き続き、世界史を変えてしまった親子・兄弟の争いをピックアップします。 前回はこちらを紹介しました。 クレオパトラ7世 vs コンスタンティヌス13世(プトレマイオス朝エジプト) カラカラ帝 vs ゲタ帝(…

敵兵から恐れられた「伝説のスナイパー」

敵兵を恐怖のどん底に叩き落した凄腕スナイパー 戦争に行ったことはないので詳しくはわかりませんが、 「いつ撃たれるか分からない」という緊張状態に常に置かれるのは、想像を絶するものに違いない。 もしかしたら今この瞬間、狙撃兵に狙われていて、次の瞬…

知るときっと興奮する世界史の10の争乱期

熱く血がたぎり新たな世が生まれる、それが争乱の時代 世界史が好きなんです、と言えば へー、じゃあどの時代が好きなの? って絶対聞かれます。 なんとイケてない質問か、と思いつつ一応答えるのですが、そんなのたくさんあるに決まってるじゃないですか!…

なぜ「モンゴル帝国=キリスト教国説」が流布したか

西欧人が信じた「イスラムを憎む東方のキリスト教大国」伝説 極東の島国に住む我々の感覚的にはあまりピンときませんが、 モンゴル帝国が台頭し周辺各国を怒涛のように飲み込んでいく様を間接的に聞き、 西欧人の多くは「異教徒からエルサレルムを解放しに東…

釣り糸の歴史 - 昔の人は何を使って魚釣りしていたのか

「釣り糸」がない時代の釣り糸とは? 歴史の教科書の一番最初のページには、アウストラロピテクスとか、洞窟絵画とか、打製石器とか、骨で作った釣り針とかが載っています。 文明が起こる前から釣り針は動物の骨が使われていたというのは、そうだろうねと思…

【世はまさに世紀末】中国民衆が悪党支配に立ち向かう時

悪政に立ち向かう自警団組織はいかにして生まれるか 黒澤明監督の「七人の侍」では、野武士の襲撃に苦しむ村人たちは町に出かけ、7人の浪人を雇って村の防衛を委託しました。 何で浪人を雇わなくてはいけなかったかというと、あの時代は行政機能が麻痺して…

日本と中国の近代製糸工業の展開の違いについて

旧社会は新技術をいかに受け入れたか 高齢化と内需の縮小を受け、多くの日本企業が割安な労働コストと旺盛な需要を見込んで中国や東南アジア、中東、アフリカなどに進出しています。 上手くいってる会社も多くありますが、開業時はまあ大変だっただろうと思…

世界の国々で信じられている「不吉な数字」

この数字は不吉の予兆… 漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の5部に出てくるキャラクター、グイード・ミスタは異常に「4」という数字を恐れます。 実際に4発の弾丸をリボルバーに込めたらピンチに陥ったり、 4発の弾丸を落とした瞬間に味方が殺されたりしまし…

史上最も影響を与えた紀行本10選

バッグパックに本とカメラを突っ込んでふらりと気の向くまま 他人が海外旅行に行って楽しい思いをしているのを見たり聞いたりするのは、基本的にはあまり気持ちいもんじゃないです。 「なんだよ、自慢かよっ!」 って思っちゃう。 でも次に「オレも行きたい…

奥深き中国拳法の流派(後篇)

かなりマイナーな中国拳法の流派 今回もディープな知られざる中国拳法を見ていきましょう。 正直、ぼくもほとんど知らないものばかりでした。 もしお時間ある方は、貼付けた動画も見てみてください。 ホームビデオばかりですが、 興味深いものばかりです。 …

奥深き中国拳法の流派(前篇)

馴染みのない中国武術の奥深き世界 我々が知っている中国武術と言えば、 少林寺拳法、酔拳、太極拳くらいでしょうか。香港映画の影響がとても大きいですね。 前回の記事「中国武術の発展とその思想について」では、中国武術の概要についてざっと解説しました…

中国武術の発展とその思想について

奥深い中国武術の世界 中国の武術と言うと、すぐにブルース・リーかジャッキー・チェンを思い出してしまいます。 なんかこう、激しく動く派手な格闘技、みたいなイメージがありませんか? 一方で、太極拳のようなゆったりと動くものを想像する人もいると思い…

昔の人はどのように避妊していたのか

これで安心?昔のマル秘避妊術 時代や地域によって異なりますが、基本的に昔の人は子だくさんでした。 幼児死亡率が高かったというのもあるし、頭数が多ければ多いほど農作業の人員を増やせるし、子どもが多いということは社会的にも尊ばれ、望ましいとされ…

【お金】ホントに使われていた、世にも奇妙な"通貨"

信頼のある幻想 "通貨" 1万円札の原価って知ってますか?約20円だそうです。 ちなみに1円玉の原価は約2円にもなるそうです。 本来は1円玉を11枚持った方が1万円札よりも価値があるのですが、 市場では11円ではうまい棒が1本しか変えません。 一方で、1万円札…

中国の女海賊・鄭夫人の「海賊経営術」とは

海の荒くれ男たちをマネジメントした女経営者 海賊と言えば、自由な海の男たちの集団というイメージがあります。 奔放に商船を襲ってはカネを奪い、 陸に上がっては酒に女にバクチに明け暮れ、 文無しになったらまた獲物を求めて海をさまよう、みたいな。あ…

いかに唐はシルクロード交易を支配したか

唐帝国による西方世界の取り込み 世界史の資料集を読んでいて、 中国の唐王朝の領土が西にかけて非常に横長く伸びていることに気づいて不思議に思ったことはないでしょうか。 今回は、その西に伸びた場所にあったオアシス諸都市が、 いかにして中国と経済的…

【経済】清王朝の物流について

清末にピークを迎える中国の流通業 中国は明と清の時代の物流の歴史。後編です。 前編では、徽州商人の勃興と、活発な江南デルタ地帯の経済を中心に書きました。 こちらからご覧ください。 後編では、満州民族の支配下の清王朝でますます発展する中国経済と…

【経済】明王朝の物流について

世界一の物流大国・中国 中国は今や日本を抜き世界第二位の経済大国であり、 輸出競争力も高いだけでなく、13億人の内需が強力に経済サイクルを牽引しています。 いま中国脅威論や逆に中国崩壊論が華やかで書店を賑わせておりますが、 歴史を鑑みるに中国が…

【移民】白人社会に大量の中国人がやってきた結果

押し寄せる中国人移民に最適な対策とは アメリカやオーストラリアは、もともとイギリス系移民を中心とした人々がその中核を成す国です。 特にアメリカは、ピューリタニズムを根幹としながらもプラグマティズムでうまいこと骨抜きにした理想主義を掲げ、白人…

【珍事】武器がないなら食べ物を使えばいいじゃない

引用:s1081.photobucket.com やべ、武器ねえじゃん!これでも喰らえ! 戦争はヒト、モノ、カネあらゆるものを動員しますが、 いくら準備しても充分ということはないし、さらに不測の事態に備えた柔軟な対応が求められるのが戦場というものです。 大量に武器…

【デザイン】ユーザービリティ最悪の武器

なにこれ使いづらそう 武器は使いやすさが一番です。 命を懸けて敵と戦うわけですから、武器がヘボかったせいで死ぬなんて報われません。 しかし歴史の中でいくつもの「使えない武器」が発明されては消えていきました。 今回はそんな「すごく使いづらそうな…

中国の攻城兵器とその使用例

城を攻める・城を守る 歴史の花形といえばやっぱり「会戦」です。 カリスマ性のある将軍・参謀たち、綿密に練られた戦略、技術の結晶である武器弾薬。 諜報・情報戦略、兵站戦略、経済戦略。 それらが力と力になってぶつかる会戦こそ、歴史の最大の魅力とい…

聞いたことあるけど名前は知らない、その国を連想させる曲

テレビで外国や外国料理が紹介される時に流れるBGM。 聞くだけですぐにその国を連想できます。このパワーはすごいです。 テレビ制作側からすれば、それを流しておけば受け手はその後の映像を混乱なく処理できるから、こんなに便利なものはないでしょう。 我…

【第二次大戦】反日レジスタンス運動 7選

激しかった日本への抵抗運動 第二次世界大戦前後はファシスト政党や民族主義団体が勃興した時代でしたが、 一方で反ファシズム・反帝国主義の運動も盛んだった時代です。反日レジスタンス勢力も無視できないほど多かった。 左派リベラルの声が強かった時代は…

グローバル武装貿易グループ ”倭冦”の男たち

引用:asahi.com 倭冦=国際武装物流集団 ぼくが小中学生の時、「倭冦」についてこう習いました。 「日本人は武器を持って海を渡り、朝鮮半島や中国の人たちを殺して米などの物資を奪い、酷いことをしました」 前期倭冦はそのような傾向があるのですが、全部…

共産圏限定!カッコいい国歌ランキングを発表します

引用:cloud-4.steampowered.com 共産圏の国歌はカッコいいぞ オリンピックとかサッカーの国際試合とかで、たまに外国の国歌を聞く時ありますけど、さすがに「国の歌」だけあって、いい歌が多いですよね。 国を背負ったアスリートたちは、試合前に国歌を聞く…

歴史を揺るがした世界のデブ7人

デブ=悪党ばかりじゃない! 時代劇とか歴史劇の勧善懲悪ストーリーって、どれも似たようなもんです。 悪い領主やお代官は、汚い手を使って貧しい民衆から絞れるだけ搾り取る。 溜め込んだカネで自分たちだけ贅沢三昧。 こんなことが許されてなるものか!っ…

【中国】呉を滅ぼした傾国の美女・西施

越が呉に送り込んだ最終兵器 西施(せいし)は紀元前500年前後に実在した中国の女性。 とんでもない美貌の持ち主だったそうです。 その美貌は、呉への復讐に燃える越王・勾践の耳にも届き、 西施は呉王夫差をその美貌で骨抜きにする任務を背負わされます。 …

中国皇帝が欲した「不老不死」の話

中国皇帝の夢・不老不死 絶対的な権力を持った中国の皇帝は、望めば大概のものが手に入りました。 宝石、珍品、美女、美食… しかし歴代の皇帝がみな望んだのに、どうしても、誰も手に入れられなかったものがあります。 それは不老不死。 秦の始皇帝を始め、…

日本よ、これが無能だ!世界のダメな王様たち 7選

聡明な君主がいれば、その逆も・・ このブログでは、偉人・賢人・傑人を多く紹介してきました。 ところが実際に歴史の教科書を開いてみると、有能な人物よりダメな人物のほうが多かったような気がします。 そしてそんなダメな人物が王様になってしまって、国…

【6人】錯乱・狂気・残虐…怖い女たち

※本記事は残酷な表現を含みますので、苦手な方は読むのを控えてください。 歴史の本を読んでいると、結構な割合で「怖い女」が出てきます。 権力を握って政敵を殺しまくったり、夫や子の死が原因で精神が錯乱したり、嫉妬に狂ってヒステリーを起こしたり。 …

【中国】アジア初の長編アニメ「鉄扇公主」を見てみよう

アジアで最初に作られたアニメは中国製 日本はアニメ大国として世界に名を馳せていますが、実はアジアで最初に長編アニメを作った国は中国(正確には中華民国)です。 タイトルは「铁扇公主」、日本だと「西遊記 鉄扇公主の巻」として知られています。 制作…

【レシピ有り】蘇東坡の強すぎる豚肉愛

「東坡肉(トンポーロー)」の生みの親 少しちゃんとした中華料理の店に行くと、必ずといっていいほどある「東坡肉(トンポーロー)」。豚バラ肉を甘辛いタレで煮たもので、脂がトロリとしてこくがあって、大変おいしいものです。 東坡肉の生みの親は、蘇軾…

【画像】世界史の教科書のイケメンを集めてみた【14人】

最高のメンズアイドル誌は世界史の教科書である! 世は今や大アイドル時代。 日本のみならず世界中のイケメンアイドルたちが、女の子たちをキャーキャーと言わせています。特に韓流アイドルはすごいですね。 だがちょっと待て。

「売国奴」と呼ばれる人たち:汪兆銘

汪兆銘(1883 - 1944) 汪兆銘は中華民国の政治家。 中国国民党の反蒋介石のグループのリーダーとして、抗日を主張する蒋介石に対抗して、日本との和平を主張した人物。 日本に担がれて南京国民政府を樹立するも、中国が日本に侵略されていくのを見ながら死…

「売国奴」と呼ばれる人たち:呉三桂

このエントリーでは、歴史上「売国奴」と認定されてしまった人物を取り上げ、 どういう人物で、なぜ売国奴と呼ばれているのかを掘り下げていきます。 第1回:秦檜(中国) 第2回:呉三桂(中国) 第3回:フィリップ・ペタン(フランス) 第4回:李完用(朝鮮…

「売国奴」と呼ばれる人たち:秦檜

「売国奴」と広辞苑で引くと、このように書かれていました。 売国の行いのあるものをののしっていう語 次に「売国」と引くと 自国の内情・秘密を敵国に通じ、または自国に不利で敵国の利益となることを企てて私利をはかること と書かれていました。 日本では…

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