読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

歴ログ -世界史専門ブログ-

おもしろい世界史のネタをまとめています。

【インドカレー屋のBGM】インドの生ける伝説ラタ・マンゲシュカルの歌

インド

f:id:titioya:20170202005531j:plain

多大なる影響を与えたインドの「美空ひばり」

 インドカレー屋にメシを食いにいくと、よく独特のBGMが流れてますよね。

どんな曲だったかいちいち覚えている人は少ないと思いますが、甲高くて抑揚のある女性の歌だったような印象はありませんか?

たぶん、それを歌っている人物こそ今回取り上げるラタ・マンゲシュカルです。

ラタ・マンゲシュカルは1942年から歌手のキャリアをスタートし、2017年現在未だに現役。1000以上の歌を歌い、インドで最も尊敬される歌手です。

今回はラタ・マンゲシュカルの半生と彼女の代表作をピックアップします。

インド音楽の入門編にもちょうどよいですよ。

 

続きを読む

【消滅国家】20世紀前半にシベリアに存在した超短命国家

ロシア 日本 中央アジア モンゴル 東ヨーロッパ

f:id:titioya:20170115070815p:plain

夢や野望・絶望が渦巻く辺境の地

現在ロシア政府は国民へシベリア〜ロシア極東への移住を奨励しているそうです。

不安定なヨーロッパとの結びつきに注力するよりも、東アジア方面に資本やリソースを割いたほうが、今後ますます世界経済の中心となっていくことを考えると良いという判断のようです。それは極めて合理的な考えではあるなと思います。

昔からシベリアやロシア極東は、中央の政治犯や極悪犯罪者、ヤクザ者が追放されるような場所でしたが、一方で中央の目があまり届かないので政府転覆を狙う野心家が刀を研ぐような夢の土地でもありました。

特にロシア革命勃発後は、旧政府関係者や分離主義者、少数民族が列強の支援を受けて、雨後の筍のようにシベリアに国家が出来上がっていきました。しかしいずれも赤軍の攻撃を受けて短命に終わっています。今回はそんな短命国家をピックアップします。

 

続きを読む

世界史で有名な人物の「決闘(デュエル)」

イギリス イタリア・ローマ タイ ポーランド フランス ロシア 東南アジア

f:id:titioya:20170206222326p:plain

 世界史上重要(&あまり重要でない)決闘の数々

どの時代・社会でもおおよその殺人は罪になりますが、前近代社会やアウトローの世界では、「果し合い」や「決闘」をした人物はむしろ社会から称賛され、罪にならない場合があったようです。

父親の無念を晴らすため息子が一騎打ちで仇敵を倒す、なんてお話が江戸時代には好まれますが、以前にはそのような慣習はあったものの、既に江戸時代にはそのような行為がお上から禁止されていたことの証左だと思います。

日本だと、宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘が有名ですが、世界史ではどのような一騎打ちがあったのかを見ていきたいと思います。

 

続きを読む

生で見てみたい「水中に沈んだ都市遺跡」

インド 中国 ポルトガル 中南米・カリブ海 ギリシア

f:id:titioya:20170129172810p:plain

ロマン溢れる水中都市遺跡

「天空の城ラピュタ」に印象的なシーンがあります。

ラピュタに着いたばかりのパズーとシータが水の底を覗くと、そこにはかつての都市がまるごと水中に沈んでいた、という描写です。

あのシーンはいつ見ても本当にワクワクするんですよね。この空中島にはどれだけ凄い発見が詰まっているんだ!と視聴者の期待を抜群に高めるんです。

水中に沈んだ都市というのは、どういうわけか陸上にある遺跡よりも興味を掻き立てられるもので、宮崎監督もよくその心理を分かってるのだと思います。

実際に世界中には数多くの水中遺跡があるのですが、今回はその一部をピックアップしてみます。

 

続きを読む

ブルガリアの歴史(4) - WW2枢軸国から社会主義国へ

ブルガリア

f:id:titioya:20170121165232p:plain

第二次世界大戦の敗北、そしてソ連の盟友へ

全4回でブルガリアの通史をまとめています。今回が最終回です。

 

前回までのあらすじ

reki.hatenablog.com

旧領土マケドニアの領有を目指すブルガリアですが、第二次バルカン戦争と第一次世界対戦の敗北でピリン・マケドニア以外の領土のほとんどを獲得できず、人々の間には不満が高まっていました。

この「旧領土再興」を目指し、ナチス・ドイツとファシスト・イタリアに接近していきます。

 

続きを読む

ブルガリアの歴史(3) - バルカン戦争とWW1の敗北

ロシア ギリシア ブルガリア バルカン半島

f:id:titioya:19990101002054j:plain

大国を目指すブルガリアの格闘

全4回でブルガリアの通史をまとめています。

 

前回までのあらすじ

reki.hatenablog.com

第二次ブルガリア帝国はイヴァン・アセン2世の時代に史上最大の版図を手に入れ全盛期を迎えますが、東より迫るオスマン帝国に敗れて組み込まれてしまいます。

オスマン帝国下では他のバルカン諸国よりも独立運動の兆しは遅かったのですが、民族主義運動や民族解放闘争が徐々に盛んになっていきます。

 近代以降のブルガリアの歴史は、格闘と挫折、そして絶望とその間に見る微かな希望の繰り返しであります。

 

続きを読む

ブルガリアの歴史(2)- 第二次帝国の隆盛と崩壊

トルコ ブルガリア

f:id:titioya:20111113200935j:plain

 帝国の再興と亡国、そして再起の道

全4回でブルガリアの通史をまとめています。

 

前回までのあらすじ

reki.hatenablog.com

古代ブルガリアの土地にあったトラキア人の王国はマケドニアやローマとも覇権を争いました。その後遊牧民族ブルガール族が襲来し、ブルガリア帝国を建国。キリスト教を受容しビザンツ帝国と争いますが、ビザンツ皇帝ヴァシリオス2世の軍に敗れビザンツ帝国に飲み込まれてしまいます。

 

今回は第二次ブルガリア帝国による国の再興と、オスマン帝国下の支配、そしてブルガリア民族主義の高まりと独立闘争の芽生えまでです。

続きを読む
PR
電子書籍を読むなら、Paper WhiteよりFireがオススメです(絶対!)