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歴ログ -世界史専門ブログ-

世界史専門ブログ。おもしろい歴史のネタをまとめています。

ロシア革命中に勃発した、暴動・反乱・反革命事件

ロシア 東ヨーロッパ 中央ヨーロッパ 中央アジア モンゴル アメリカ

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革命の混乱中に起きた反乱や民族蜂起の数々

 現代のシリアがそうであるように、社会統制のタガが外れると中央の政治抗争だけでなく、国内のあちこちで不満分子による反乱や少数民族などの分離運動が起こり、そこに外国勢力が入ってきてだんだん対立構造がねじれて複雑化していくものです。

1917年に起きたロシア革命がもたらした混乱も凄まじいものがあり、ロシア帝国の擁護者による反乱や、周縁部の少数民族による反乱や独立運動、諸外国の介入をもたらしました。

ソ連はあちこちで起こったそれらの混乱を武力でほぼ全て平らげて、表面上は平安をもたらしたのですが、では実際にどのような混乱があったのでしょうか。

 

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【後編】イザベラ・バード「朝鮮紀行」まとめ

朝鮮半島

朝鮮紀行〜英国婦人の見た李朝末期 (講談社学術文庫)

激動の時代に入る「隠者の国」の模様

前編に引き続き、イザベラ・バード著「朝鮮紀行」より、興味深い李氏朝鮮末期の社会や人々の様子を引用いたします。

前編では、町の様子や農村の人の様子、王族たちの様子などを中心にまとめました。優柔不断な国王、両班や官吏による無慈悲な取り立てなどにより、国と社会の成長がいかに阻害されているかが描かれています。

この朝鮮政府を近代化させるべく、日本が強引に武力でもって改革を実行させようとします。バード滞在中の1893年〜1897年はまさに激動の時代。旧体制の安眠の時代から、無理やり叩き起こされ弱肉強食の混沌の時代に投げ込まれ、動揺と混乱の中で右往左往する朝鮮の国を、バードは克明に描いています。

今回は東学党の乱から始まる朝鮮の動乱を中心に、社会の変容をまとめていきます。

前編はこちらからどうぞ。

reki.hatenablog.com

 

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【前編】イザベラ・バード「朝鮮紀行」まとめ

朝鮮半島

朝鮮紀行〜英国婦人の見た李朝末期 (講談社学術文庫)

李氏朝鮮末期を旅したイギリス人女性の素直な叙述

「日本奥地紀行」で有名なイギリスの女性旅行家イザベラ・バードは、日本以外にもアメリカ西部、マレー半島、チベット、オーストラリア、ペルシアなど様々な地を旅しては旅行記を残しています。

バードは極東滞在中の1894年から1897年の4年間で李氏朝鮮末期と大韓帝国初期の朝鮮半島を旅しています。

この旅行記の中でバードは、朝鮮半島の自然の美しさや国土の豊かさを讃え、朝鮮王朝の王族たちの人柄に魅せられつつも、人々を貧困たらしめ怠惰に向かわせる官僚機構や政治制度を批判しています。朝鮮が貧しい全ての元凶は人々を搾取する統治制度にあり、適切な指導が行われれば朝鮮は豊かな国になるだろうと希望を抱いていますが、ひとり立ちするのは不可能であり、ロシアか日本、あるいはその両方の保護の元で改革を進めるべきであるとしています。

年末年始でゆっくり読む機会があったので、全2回で「朝鮮紀行」の内容についてまとめをしてみます。

 

前編:朝鮮の町の様子・人・政治・王族

後編:政変・事件・国際関係

 

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イギリスのある「インチキ健康博士」の生涯

イギリス

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稀代の山師ジェームス・グラハム博士

いつでもどこでも、「インチキ健康法」は世にあふれているものです。 

最近だと「水素水」が、怪しげな説明にも関わらずブームになりました。

18世紀にイギリスの特に富裕層を中心にカリスマ健康博士となったのが、今回の主役ジェームス・グラハム。

電気健康法やセ◯クス健康法などの斬新な健康法と巧みな話術で、セレブリティの間でカリスマ的な存在となりました。

健康法で一時代を築いた稀代の山師の生涯です。

 

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世界の怪しい秘密結社の世界

アメリカ イギリス サハラ以南アフリカ ドイツ オセアニア

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人の集団あれば秘密結社あり

ぼくが小学生の頃、友だちと徒党を組み、学校終わりに近所の山や藪の中に作った秘密基地で飽きずに遊んだものです。その基地の場所は決して口外してはいけなかったし、秘密基地で何をして遊んでいたかも仲間内の秘密でした。

こういう子供の遊びも、定義を広げれば「秘密結社」とも言えるかもしれません。

秘密結社の定義は明確でなく「その活動や構成員を秘密にしていること」「入会には儀式や審査が必要なこと」がありますが、その目的は様々。

単なる青年クラブや社交クラブ的なものもあれば、体制打倒を掲げる政治結社、宗教の秘儀を受け継ぐ団体など様々です。

代表的な秘密結社フリーメーソンは「世界経済を裏で牛耳る」「世界大戦を起こして金を儲けた」などと陰謀論の黒幕のように言われたりしますが、

彼らのやっていることが表からは見えにくいから、「何か裏でコソコソやってんじゃねえんだろうな?」という疑惑をもたれやすいのであります。

秘密結社は星の数ほどありますが、その中でもマイナーな秘密結社をピックアップします。

 

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2016年に読んで面白かった本&よく読まれた記事

その他ジャンル

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歴ログの今年の振り返りをしてみます

年末に今年の振り返りをするのが恒例?になってます。

恒例といっても3回目なのですが。

今年は仕事と私生活がメチャクチャ忙しくて、更新の頻度をガクッと落とした年でした。その分品質を上げようと努力したんですがあんま上がってないので、ただ量が少なくなっただけでした。すいませんでした。

本は週2〜3冊のペースで読んでいるんですが、あんまり世界史に関係ない本も読んでいました。

ということで、2016年のブログの振り返りと今年読んだ記事をまとめてみます。

 

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有名な画家が描いたエロティックな絵15枚

イギリス オランダ イタリア・ローマ フランス スペイン

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西欧文化と切っても切れないエロティックな絵画 

学校の美術の授業で学ぶ有名な絵画にも、裸の女性がたくさん登場します。

当時は詳しい意味なんて教えてもらえませんでしたが、大人になってから改めて絵が描かれた背景や隠された意味を知ると、結構楽しいものです。

西欧の神話や物語を描く際に裸の女性が多く登場し、裸の女性を描くためにそのモチーフを採用している側面が多分にあるんですが、西欧の文化を理解する上でこのような絵画は避けては通れないと思います。

というわけで、今回はいかにもな絵から、暗喩に満ちた絵まで、エロティックな西洋絵画をピックアップしてみます。スマホだと小さいので、是非PCでご覧ください。

 

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