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歴ログ -世界史専門ブログ-

世界史専門ブログ。おもしろい歴史のネタをまとめています。

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アメリカが外国から受けた「本土攻撃」

アメリカ 日本 メキシコ ドイツ

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 史上いくつかあった、敵国によるアメリカ本土攻撃

911テロはこれまでアメリカが受けた「敵対勢力」による攻撃の中で最大のものと言っていいと思います。

大規模な被害が出たことに加え、911が新しかったのは敵対勢力に「正体がない」こと。「ここを叩けばいい」という敵の本丸が存在しないのが、21世紀の戦争です。

それまで実は何回も「敵国」による本土攻撃は決行されていますが、正直大した被害は出ていませんでした。

そのような歴史的経緯があったので、テロ後アメリカは今起こっていることが理解できず、これまでやってきたようにアフガンやイラクでの戦争に突入していったと言えるかもしれません。

今回はこれまでアメリカが受けた「本土攻撃」」をピックアップします。

 

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あまり普及しなかった「人工言語」

その他ジャンル ドイツ イギリス フランス アメリカ

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世界的に利用されることを目的としたマイナーな「人工言語」

旧約聖書によると、地上に繁栄した人間は驕り高ぶり「天まで届く塔」を作り神に並ぼうとした。大いに神の怒りを買い、それまで一つだった言語をまったくバラバラにされてしまった。意志の疎通ができなくなってしまったので、そのため塔の建設は途中で放棄された。

神によって引き裂かれた「言語」を再統一する試みは古くからあり、そういう意図の元作られて最も成功したと言えるのが「エスペラント語」なのですが、それでも世界中で100万人程度の話者しかいません。

これだけネットが普及した現代、個人的には世界言語は英語でいいんじゃねえかと思うんですが、それでも未だに独自の世界言語普及の取り組みは様々にあり、でも難しすぎたり様々な理由で全然普及していないものがたくさんあります。

 

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ケベックの歴史と独立運動の発展(後編)

カナダ イギリス フランス

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Image from ESL Library

 独自のケベック・ナショナリズムを作ったフランス系カナダ人

 引き続き、カナダ・ケベック州の歴史と独立運動の勃興に至る歩みを追っていきます。

 前編では、フランス北アメリカ植民地の成立からイギリス支配の確立、そして連合カナダから連邦制への歩みを見ていきました。

連邦制への反発、そして対英自立・対米依存からカナダの経済発展が促進され、その中で停滞するケベックから、不満と改善とナショナリズムがマグマのように噴き出してきます。

前編はこちらからご覧ください。

 

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ケベックの歴史と独立運動の発展(前編)

カナダ イギリス フランス

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誇り高きフランス系カナダ人の分離主義

カナダ・ケベック州は、カナダ東部の大西洋に面した地域で、カナダでも有数の大都市モントリオールを抱えます。

約150万平方キロの広大な土地に約770万人の人々が暮らしています。

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ケベックはフランス系住民が建設した北アメリカ植民地ヌーヴェル・フランスが元となっており、イギリス系とは長年に渡って対立、時には戦闘状態にあった歴史があります。

カナダ連邦の一部ですが、現在でもケベックでは英語に加えてフランス語が公用語で他の連邦諸州とは異なる独自路線を採っています。

1970年代以降は2度、独立の可否を問う住民投票を実施し、二度とも反対が大勢を占めましたが、現在でもわずかながら独立派が存在します。

単に歴史的に相容れない部分があるだけでなく、経済的利害が絡んだセンシティブな問題ですが、作家のイボン・デシャン曰くケベックの独立問題は「欲しいものは何でも与えられ甘やかされた子供が、それ以上欲しがっているかのよう」だそうで、そもそもの主権や国民意識自体からして対立が根深そうです。

今回はケベック人、通称「ケベコワ」が、民族自決の認識を抱くに至った歩みを見ていきたいと思います。

 

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遊牧民族を統一した匈奴の王・冒頓単于

モンゴル 中国 中央アジア

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*1

 北方遊牧民族を一大勢力にまとめあげた男

 匈奴は紀元前4世紀頃、中国の春秋戦国時代に突如として北方の草原地帯に出現した遊牧民族集団。

強力なリーダー・冒頓単于の元で遊牧諸部族を統合して強大化し、南の漢王朝の軍勢を打ち破って一大勢力になりました。

匈奴が率いた遊牧連合王国はその後内紛で南北に分裂。南匈奴も漢民族の王朝の中に取り込まれていきますが、匈奴で築かれた遊牧民族の諸機構は、その後北方草原地帯を支配する鮮卑、突厥、柔然、契丹、女真、モンゴルに受け継がれていきます。

 

*1:4th century Mongolic Xianbei archer

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医者によって殺された歴史上の人物

アメリカ イギリス 中央ヨーロッパ スペイン

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 歴史上の人物を死なせた医療処置とは

ぼくは本当に医者という職業を尊敬しています。自分には無理だなと思います。

人体の構造や病気の仕組みにはまだ分からないことが多いのに、ほぼ全て異なる患者のケースに合わせて適切に処置しなくてはいけない。判断を誤って死なせたら医療ミスってことで罪に問われる可能性もある。請求金額ミスっても、サーバーを止めちゃっても、お客さんを怒らせてしまっても、クソ怒られるけど罪にはならないですからね。

当然、歴史上も医療ミスで死ぬ人は多くいましたが、そもそも「医療」も「ミス」の意味も定義も時代によって違います。

祈祷師が火を焚いて祈り続けたけど死んだのは医療ミスなのか?とか。

なので難しいんですが、今回は医者によって殺された歴史上の人物を集めました。

 

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孤高の島国・アイスランドの歴史

北欧

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大西洋の北に浮かぶ辺境の島国・アイスランド

アイスランドという名前からして寒そうなこの共和国は、

面積10万3000キロメートルに対し人口28万人という小国。

北海道と四国を足したほどの面積に、東京都目黒区ほどの人が住んでいる計算です。

産業は昔から牧畜・漁業が盛んでしたが、現在では金融産業が主力になっています。

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辺境にあったこともあり、世界史の主役に踊りでたことはありませんが、独特の興味深い歩みを見せています。

 

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