歴ログ -世界史専門ブログ-

おもしろい世界史のネタをまとめています。

歴ログ-世界史専門ブログ-は「はてなブログ」での更新を停止しました。
引き続きnoteのほうで活動を続けて参ります。引き続きよろしくお願いします。
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歴ログは10周年ですがnoteに引っ越します

歴ログは「はてなブログ」での活動を停止します

「はてなブログ」にある「歴ログ-世界史専門ブログ」は2024年3月をもって完全に活動を停止し、noteにコンテンツを移行していきます。

また、noteでは新たな領域のコンテンツ発信を行なっていくつもりです。

歴ログの歩み

「歴ログ-世界史専門ブログ-」は、2014年8月、「はてなブログ」でスタートしました。

当時はネット上にテキストで気軽に読める世界史のサイトは数少なく、エンタメとアカデミックを混ぜたコンテンツには需要があるのではという狙いがありました。

マネタイズだけではなく、社会課題的な目的もあります。私は元バックパッカーなんですが、若い人が海外に関心を持たなくなって内向きになっているなと危機感を感じていました。もっと海外への関心を持ってもらいたいという思いが強くありました。それは今でも根強くあって、10年間発信を続けられた原動力の一つです。

話をもとに戻すと、当時はブログ全盛期の時代でした。特に「はてなブログ」は数あるブログサービスの中でもSEOの強さと、「はてなブックマーク」からの集客力が際立っていました。その気になれば「ブログで儲けて食っていく」ことができた時代で、その恩恵を受けて歴ログも順調に成長していけました。

ブログ開始1年くらいで「はてなブログ」の読者数上位100位以内に入っていたと記憶しています。

開始2〜3年目の2016年が最盛期でした。この時は1日のPV数は1万〜2万くらいでした。「はてなブックマーク」のホットエントリーに入ったら1日のPV数が10万〜20万はあったものです。(今はホットエントリーに入っても2,000〜3,000くらいしかありません)

そしてはてな編集部経由でKADOKAWAの編集者をご紹介いただき、初の著書を出すこともできました。

2019年11月に出版した「あなたの教養レベルを劇的に上げる 驚きの世界史」という本です。本はその後も2022年にイースト・プレス社から「激動のビジネストレンドを俯瞰する 「働き方改革」の人類史」という2冊目の本も出版しました。

「はてな」からは広告のお仕事をいくつもいただきましたし、個人的に「はてな」の方とも親しくなりました。本当に感謝してもしきれません。

 

なぜ引っ越すのか

そんなに「はてな」が好きならなぜ「note」に引っ越すのか。

いくつか理由があります。

  1. 無料で情報を提供する時代は終わり
  2. 生成AIと競合しない領域を目指したい
  3. 別の活動を始めるが「はてな」との相性が悪い(ような気がする)

 

1.無料で情報を提供する時代は終わり

お金が目的でやってるわけではないのですが、それなりの時間と工数をかけてコンテンツを作っているわけで、ある程度の対価はいただきたいわけですよ。贅沢は言いません。書籍代になればいいくらいです。

しかし2018年くらいからPV数の落ち方がすごく、比例して広告単価がダダ下がりしています。サイト運営者は収入を補うために質の悪い広告や閲読体験を大きく損ねる不快なUIの広告を入れざるを得ない状況です。

私は可能な限り粗悪なものは入れないようにしていたのですが、やはり広告収入はめちゃくちゃ下がりました。1万円を切る月もあり「あってもなくても構わない」程度の額にまでなっています。

そこまで下がったのであれば、不特定多数の人に無料で情報を届けるのではなく、数は少ないけど興味ある人にクローズドで情報を届けるほうがいいなと思った次第です。

「無料で情報を届けるのがネット民の美徳だろ」「結局カネが欲しいだけじゃねーか」とも言われそうですが、違います。コンテンツを継続するためにはお金をいただかないといけないのです。

それに今は10年前と違って、歴ログ以外にも無料でおもしろい歴史コンテンツは数多くあります。例えばCOTENラジオとか。

無料で提供する歴史コンテンツの提供者として、私の役割は終わったのかなと思います。

 

2.生成AIと競合しない領域を目指したい

これからのライター・ブロガーは個人性・作家性がより必要になります。その人にしか作れない世界観や表現を実装して、「書き手」「一人の人間」としての魅力を武器にしていく必要があります。

「これまでもそうだったじゃないか」と言われればそうなのですが、歴ログはこれまで人間性を限りなく薄め、有象無象の情報から面白いネタを収集・編集して提供することで成立できちゃっていたのです。

そういうサイトは生成AIに敵うわけないです。

YouTubeチャンネルを開設して動画の発信をやってみてはいますが鳴かず飛ばずなのは、ブログの延長線上なので個性や主張がなく、魅力的に映らないからだろうと思います。(ちなみにYouTubeのネット右翼に喧嘩を売った動画は伸びてる)

なので、「この人の話だったら見てみたい」「聞いてみたい」コンテンツを作ることが次のチャレンジです。

 

3. 別の活動を始めるが「はてな」との相性が悪い(ような気がする)

歴ログはこれまで「おもしろい歴史のネタを集めています」というコンセプトで、少しでも歴史に関わるものであれば何でも節操なく記事にしてきました。

どんなネタでもありなので、PV数を稼ぎやすく、広告収入に直結させることができていました。いろんなネタで勝負できるので、「はてなブックマーク」の人々が好みそうなネタやキーワードを意図的に入れることもやっていました。

ただ、今後メインで始めようと思っている活動は、歴史が関連するものの、領域を絞った専門的なものです。

若干の偏見を含むのですが、「はてなブログ」「はてなブックマーク」ユーザーよりは、「note」ユーザーのほうがより親和性が高いと思われる領域です。

そのためnote引越しを決断した次第です。

 

今後の予定

「はてな」には愛着があるし、できれば消したくはないので、あと1年くらいはこのブログは残すつもりです。

ただ「はてなブログ」の歴ログの中のコンテンツの一部はnoteに持っていきます。すでに一部記事はこちらのブログから有料マガジンに移行しています。また、再編集版をお試し無料記事として週3ペースでアップしていきます。

残しておく必要がないと思った記事はこちらのブログからもどんどん削除していきます。最終的に仕分けが終わったら、このブログ自体も最終的には非公開化します。

 

新たにnoteのプラットフォーム上で始める予定のサイトと活動は、絶賛準備中です。こちらは追ってご報告したいと思います。

 

「note」はこちらです。ぜひご贔屓ください!

note.com

 

以上です。

これまでありがとうございました。