オランダ
死者がでない戦争とは、理性と、話し合いと、あと何か 2020年以降にまた世界各地で凄惨な国家間戦争が増加しています。毎日ニュースを見るたびに、21世紀にこんな先祖帰りを起こすとは想像していなかったです。 戦争を起こさない知恵が一番必要なわけですが…
夫や子を陰から支えた「徳のある」妻たち かつては女性のあるべき姿として「良妻賢母」が理想とされました。 夫の出世や大成のため、息子の健全な成長のため。自らを律し、贅沢は慎み、家の発展のために献身的に働くことが女性として最も理想的な生き方であ…
西ヨーロッパの小国の激動の歴史 ルクセンブルクはドイツ、ベルギー、フランスと国境を接する内陸国で、面積は2,586平方キロメートルと神奈川県よりやや大きい程度。 政体としては立憲君主制に基づく議会制民主主義で、大公により統治される世界で唯一の「大…
ヨーロッパの辺境の民族統一主義 前編では、ドイツ、ハンガリー、クロアチア、セルビア、ルーマニアの民族統一主義を見ていきました。前編はこちらをどうぞ。 今回は同じヨーロッパで、ブルガリア、アルバニア、フィンランド、オランダ、ポルトガルです。領…
芸術的なほど見事に奇襲攻撃がハマった事例 日本史で奇襲攻撃が成功した戦いは、パッと思いつくだけでも結構あります。 一の谷の戦い、屋島の戦い、厳島の戦い、桶狭間の戦い、真珠湾攻撃。 日本人はなぜか奇襲が成功した戦いは凄く好きですよね。 では世界…
何がきっかけで死後に評価されるに至ったか 芸術家や学者の中には、大きな仕事を成し遂げるも生前はまったく評価をされず、当人が死亡した後にその業績の大きさが評価される場合があります。 特に画家など芸術家は、二束三文で売られた当時の作品が今は何億…
千人万人単位の死者を出した記録的な爆発事件・事故 工場や船舶・航空機が大爆発を起こして炎上、犠牲者十数名といったニュースは、国内・海外問わず目にするニュースです。 火薬を入手して以降の人類の歴史は爆発事故の歴史でもあります。当然、戦争中の大…
複雑にからむ民族と宗教、大国の利害… インドネシアから独立しようとした国々の後編です。 前編では、主にインドネシア独立戦争の時に、オランダが共和国を封じ込めるべくジャワ島やその周辺に作った傀儡国家群を紹介しました。 西スマトラ国 南スマトラ国 …
最も美しい国の擬人化キャラはどれだ 自分の国に特徴的なキャラクターを設定してカリカチュアに描くことがあります。 日本だとサムライの姿で描かれたりしますが、名前やビジュアルに固有のものがあるわけではありません。 特にアメリカとヨーロッパの国に多…
イギリスの飽くなき野望が生んだ懊悩たる戦争 ボーア戦争と言えば、イギリスが豊富な金やダイヤモンド鉱脈を持つ南アフリカを自らの領土とすべく、オランダ系住民が建てたトランスヴァール共和国やオレンジ自由国を打ち倒した戦争として、高校の世界史でも学…
その存在が埋没する寸前の西ヨーロッパ少数民族 現在の西ヨーロッパの民族問題は「中東や近東、北アフリカからの移民」問題に尽きます。 国の枠組みを破壊するレベルのヤバイ勢いで人が増え続けており、世界の歴史的に見ても後の大転換点となるひとつの大き…
実在した本物の「ミリタリーJK」 萌えオタク系のアニメに出てきそうですが、あらゆるものが総動員された第二次世界大戦では、10代の少女も銃を取って戦ったり、地下抵抗運動に参加したりしました。 それこそ女子高生くらいの年齢の少女たちです。今回は戦場…
我々は芸術家の心の機微を読み取れるか? 芸術家という人種は、ぼくら一般人とは全く違う世界に住んでいるんじゃないかと思っています。 俗世と霊的世界のちょうど中間くらいに住んでいて、一般人には見えないものが見えて、その伝えづらい世界を音とか絵と…
画家が作品に残した秘密のメッセージとは 大ヒットした小説・映画「ダ・ヴィンチ・コード」 は、ルーブル美術館で起こった殺人事件をきっかけにレオナルド・ダ・ヴィンチが作品に残した秘密のメッセージを解き明かしていく、というテーマの作品で、関連書籍…
ナニソレと思う奇想天外なスポーツ 日本って全国各地に奇妙な祭りが多いですよね。 神様と相撲をとったり、大勢で袋や木の玉を奪い合ったり、木にまたがって崖から滑り降りたり。 世界にでも有数の奇抜さだと思うのですが、「スポーツ」にはあまり奇抜なもの…
Image from stu_spivack 皆で「パクス・カレー(カレーによる平和)」を実現しようではないか カレーって素晴らしいと思いませんか? 安いし腹いっぱいになるし、奮発すれば贅沢もできる。パン好き・ご飯好き、肉好き・魚好き、野菜嫌い、辛党甘党、誰でもひ…
作者の精神状態が心配になるほど「怖すぎる絵」の画像と解説 子どもの頃、 祖母の家にあった仮面や絵が怖くて、それが置いてある部屋は近づきたくもなかったものです。 芸術は本能的に訴えかけるものがあります。人間は成長するにつれて様々な知識を身につけ…
なんだその名前?ふざけてんの? 生活の党に山本太郎が合流して「生活の党と山本太郎となかまたち」という政党が出来た時、みんな「は?ふざけてんの?」と思ったに違いない。 ただ振り返ってみると「支持政党なし」という詐欺みたいな名前の政党もあったし…
近代の情報革命・郵便制度 新年あけましておめでとうございます。 皆様、年賀状はちゃんと出しましたか? ぼくは取引先以外の年賀状は全く出していません。 知り合いはだいたいFacebookとかLINEで繋がっていてみんな何をしているのか大体知ってるし。 たぶん…
軍隊が媒介となったドイツ社会の統合化と規範化 ぼくが以前海外留学していた時、スクールの授業でクラスメイトの出身国のステレオタイプを言い合う、みたいなことをやりました。 日本人は「礼儀正しくて賢いけど同族で群れる」、イタリア人は「女好きでテキ…
「はい、株式会社◯◯で御座います」 このブログをご覧になっている方も、多くはどこかの会社に所属されていると思います。(いちおう、このブログはビジネスマン向けなのです) そしてその形態の多くは株式会社だと思います。 普段から発注書やメール、電話で…
連合国と枢軸国の間で活躍したスパイたち 007の主人公ジェームズ・ボンドはイギリスの諜報機関M16所属で、 その事実が敵に筒抜けなので、いっつも命を狙われてるっぽいのですが、 敵国の諜報機関の人間だと知らずに、自国の諜報機関に所属させたり、諜報活動…
様々な勢力が入り乱れたインドネシア独立戦争 インドネシア共和国は1949年に、オランダより独立を果たしました。 日本が太平洋戦争に敗れてからの約4ヶ月半の間独立戦争は続き、初代大統領には独立運動家の中心人物であった、スカルノが就任しました。 概要…