「この世に二冊とないレア本」をめぐる事件の顛末
「フォルツァスのいたずら(The Fortsas Hoax)」は、1840年にベルギーで起こったいたずら事件。
亡くなったフォルツァス伯爵が残したという超レア本がオークションにかけられることになり、鼻息の荒い収集家たちが現地にかけつけるも…。
その後の顛末も含めて「物の価値って何だろう」と考えさせられる事件です。
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「フォルツァスのいたずら(The Fortsas Hoax)」は、1840年にベルギーで起こったいたずら事件。
亡くなったフォルツァス伯爵が残したという超レア本がオークションにかけられることになり、鼻息の荒い収集家たちが現地にかけつけるも…。
その後の顛末も含めて「物の価値って何だろう」と考えさせられる事件です。
続きを読むCredit: Sokol excercises in Tábor, 1924 Author: Šechtl and Voseček
長年日本の教育現場では、男子の団結心や克己心を育むとして組体操が尊ばれてきました。最近では危険性が問題視され始めており、原則禁止される日もそう遠くないと思われます。
中学や高校では集団行動や集団体操はまだ盛んですが、「集団の拘束」「自由の束縛」といったイメージを抱く人も多いと思います。北朝鮮のマスゲームなんかを見ると特にそう思います。
しかし19世紀末では、このような集団体操や集団行動は「異なる身分や階級出身者が同じ服を来て同じ行動をとる」ことが民主主義を感じさせるものとされていました。
特に中欧のチェコスロバキアでは集団体操が盛んで、体操組織ソコルが国民と民族意識の高揚に大きな役割を果たしました。
続きを読む新型コロナのせいで、4月に予定していたタイ行きが中止になりました。GWにはロシア行きを予定してるんですが、この調子だとたぶん無理でしょう。
世の中には海外旅行依存症のような人がいて、定期的に外国に行かないと身体がどうかしてしまうと伝え聞きます。贅沢病の極みですが、とはいえ、ストレスは溜まることでしょう。数年に一回の旅行がバッチリ今回に被ってしまった人も多いと思います。
そんな人たちのために、今回はバーチャルツアーができる世界の美術館をご紹介します。本当にレベルの高い、選りすぐりのバーチャルツアーを紹介しますので期待してください。
さて皆さま、時間を潰すご準備はできていますでしょうか?では参ります。
続きを読む芸術家や学者の中には、大きな仕事を成し遂げるも生前はまったく評価をされず、当人が死亡した後にその業績の大きさが評価される場合があります。
特に画家など芸術家は、二束三文で売られた当時の作品が今は何億円という価格で取引されるようになるわけです。可哀想としかいいようがないですが、死後も全く知られずに忘れられた人の方が圧倒的に多いわけで、それに比べれば幸運と言えるかもしれません。
本記事では著名な「死後に有名になった人」を集めてみます。
続きを読む「笑う」ことは心身のリラックスやストレスに効果があることが科学的に証明されており、健康的にも笑うことが推奨されています。
一方で「どんな理由で笑うか」は結構センシティブな話題で、人種やジェンダー、宗教、特殊な身体的特徴をあげつらって笑ったことで、毎日どこかで誰かが炎上しています。笑うという行為は、いかなる理由があってもしてはいけない、という極端な主張がなされた時代もありました。
今回は歴代の「笑い」に反対する哲学者の主張を時代を追ってみていきたいと思います。
続きを読む現在のロシア極東、中国東北部、サハリン、北日本は、オホーツク海を挟んでいますが歴史的に民族的・文化的・経済的に極めて緊密な関係にありました。
日本民族が進出するまでは北海道はアイヌ人が広く住んでいましたが、アイヌというグループもかつては明確に定まっておらず、大陸側や樺太に住む民族とも繋がりがありました。モンゴル帝国の進出、次いで明王朝と清王朝の成立という大陸側の大きな政変と、日本列島の中央の抗争との間にあって、北西アジアは中世に大きく揺れ動くことになり、その後の運命が変わっていくことになります。
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