今年読んで良かった本10冊
早いもので2018年も終わろうとしています。
ぼくは年間で何冊の本を読んだのかいちいち数えてないのですが、100〜150くらいは読んだんじゃないかと思います。正確にはよく分かりません。ただし9割は歴史関連の本です。
年末ですし、今年1年間で面白かった歴史関連本をまとめてみます。
年末年始にぜひどうぞ。
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早いもので2018年も終わろうとしています。
ぼくは年間で何冊の本を読んだのかいちいち数えてないのですが、100〜150くらいは読んだんじゃないかと思います。正確にはよく分かりません。ただし9割は歴史関連の本です。
年末ですし、今年1年間で面白かった歴史関連本をまとめてみます。
年末年始にぜひどうぞ。
続きを読むトレビゾンド帝国は現在のトルコ共和国の一都市トラブゾンに13世紀から15世紀にあった国。
ビザンツ帝国を追われたコムノネス王家が流れ着き、同じキリスト教国のジョージア(グルジア)の支援を受けて成立し、イスラム教国を含む周辺国と協調しながら約250年間も生きながらえました。本家ビザンツ帝国はオスマントルコに1453年に滅ぼされますが、トレビゾンド帝国はその後も数年生きながらえました。
今回はかなりマイナーなビザンツ帝国の亡命政権トレビゾンド帝国の歴史のまとめです。
お話は同じキリスト教徒がビザンツ帝国を攻めた第4回十字軍から始まります。
続きを読む経済発展と科学技術の発展が著しい中国。
中国の政治・経済・科学についてのニュースを聞かない日はないくらい、国際舞台での中国の存在感は増しています。以前は国際秩序の構築には関心を示さなかった中国も、AIIBの創立などで中国発の政治経済交易圏を作ろうとしています。
これは歴史的に見ると目新しいことではなく、自国と体制の安全保障を確立しながらも、あふれんばかりの旺盛な人々の欲を御しながら、国家の元で適切に対外交易と経済発展を成し遂げようとする試みは、歴代の中国の王朝が常に頭を悩ませていた問題でした。
その一つの大きな試みが、明朝時代の「海禁政策」でありました。
続きを読むインドネシアは太平洋戦争の日本敗戦のわずか2日後、1945年8月17日に独立宣言を発表しました。
その後植民地再獲得を目論むオランダとの戦争、地方勢力や共産ゲリラとの内戦を経て、連邦共和国として独立を果たしたのは1948年のことです。
スカルノやハッタといった独立運動家を中心に組織的に独立戦争を戦い抜けたのは、日本軍政下で独立に向けた準備をおおよそ終えていたからなのですが、日本がこれに積極的に協力したからということではなさそうです。
インドネシア側の粘り強い交渉と努力により、腰の重い日本を動かし、時には無視する形で独立準備を進めていったのでした。
続きを読むPhoto by 최광모
毎年どこかの国で、大規模な建物崩壊事故が発生しています。
老朽化やメンテナンス不足、設計の問題、耐久容量を超えたなど、崩壊理由は様々ですが、数十人の犠牲者が出れば大惨事と言っていいと思います。
ところが歴史上は数百人・数千人・数万人規模の建物崩壊事故も起こっています。責任者を大量殺人の罪で逮捕すべきレベルなのですが、いったいどのようなきっかけで起こったのかを見ていきたいと思います。
なお、今回は爆破テロなど「誰かが意図的に壊そうとして崩壊した」事件は含まず、人為的ミスで崩壊した事故のみのランキングとなっています。
※修正(2018/11/1 13:00)永代橋崩落事故の犠牲者の方が多いという指摘に基づき記事を修正しました
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