血、腕、生首そしてアソコ
偉大な宗教家で人々から尊敬された人が亡くなった時、その亡骸や愛用品を人々はこぞって求めました。聖遺物というやつです。
その人の功績や徳を忘れまいとする愛情表現や敬愛・尊敬の気持ちもあったでしょうが、人々が求めたのは聖遺物の「効能」でありました。
聖人の逸話にも依りますが、聖遺物がある街は厄災が降りかからないとか、触れると不治の病が治るとか言われました。
昔からヨーロッパの人々は超自然的な効能を求めて聖遺物を拝みに行ったし、街や教会は「箔をつけるために」なんとかして聖遺物を手に入れようとしました。
ヨーロッパの教会に行けば、結構いろんな街で聖遺物を見ることができます。中には出自怪しげな物も多いのですが。
今回はそんな聖遺物の中でもとびきりの珍品を集めてみました。
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