歴ログ -世界史専門ブログ-

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スペイン

奇妙で怪しげなキリスト教聖人の「聖遺物」

血、腕、生首そしてアソコ 偉大な宗教家で人々から尊敬された人が亡くなった時、その亡骸や愛用品を人々はこぞって求めました。聖遺物というやつです。 その人の功績や徳を忘れまいとする愛情表現や敬愛・尊敬の気持ちもあったでしょうが、人々が求めたのは…

有名な画家が描いた怖すぎる絵20枚【閲覧注意】

作者の精神状態が心配になるほど「怖すぎる絵」の画像と解説 子どもの頃、 祖母の家にあった仮面や絵が怖くて、それが置いてある部屋は近づきたくもなかったものです。 芸術は本能的に訴えかけるものがあります。人間は成長するにつれて様々な知識を身につけ…

郵便の歴史

近代の情報革命・郵便制度 新年あけましておめでとうございます。 皆様、年賀状はちゃんと出しましたか? ぼくは取引先以外の年賀状は全く出していません。 知り合いはだいたいFacebookとかLINEで繋がっていてみんな何をしているのか大体知ってるし。 たぶん…

【WW2】歴史を変えたかもしれない未遂の計画

もしこの計画が実行されていたら、果たして… もし日本がハルノートを受け入れていたら。 もし英首相チェンバレンがナチスに毅然とした対応をしていたら。 もし独ソ不可侵条約が守られていたら。 また歴史は違った展開をみせていたかもしれません。 しかしヒ…

【女兵士】世界のジャンヌ・ダルクたち(指揮官篇)

戦場で部隊の指揮を執った女性指揮官 現代日本では、女性の社会進出が先進国に比べて遅れているとされています。 男が男のために作った社会だから、女性が働きにくいシステムになってるのは当然だと個人的には思います。 歴史的に多くの社会は男性中心の社会…

アホすぎて呆れるミリタリー事件簿

なんでこうなっちゃったの… ぼくは普通のサラリーマンで真面目に働いているのですが、 ごくたまに「なんでこうなっちゃったの?」と思うような呆れた事態に陥ることがあります。 勘違い、ケアレス、情報不足、組織間の調整不足… 外から見てると素晴らい取り…

分裂運動が盛んになる可能性があるヨーロッパの国・地域

近い将来に分裂運動が盛んになる可能性 2014年9月にスコットランドのグレートブリテンからの独立を問う住民投票が実施されたのは記憶に新しいところですが、 2015年5月7日に行われた選挙で保守党が大勝し、イギリスのEU離脱が現実味を帯びてきました。 また…

世界の国歌のおもしろエピソード

国歌をつくるのは本当にたいへんだ もしあなたが国の権力者に呼び出されて、 「キミ、1週間後までに国歌つくっといてよね」 って言われたらどうしますか。ヤバくないですか。普通に曲を作るより何万倍も大変ですよ。 万人が納得するものじゃないといけないか…

【残虐?】世界の奇妙な拷問

なにこれ、ホントに拷問? 拷問といえば懲罰や自白を促すために、 ムチで叩いたり、火炙りにしたり、針やナイフで体を刺したり、 ただじゃすまない重症を負うのが普通だと思います。 ところが歴史上は、それホントに効果あんの?と思うような拷問がいくつか…

実在した第二次世界大戦中の"二重スパイ"たち

連合国と枢軸国の間で活躍したスパイたち 007の主人公ジェームズ・ボンドはイギリスの諜報機関M16所属で、 その事実が敵に筒抜けなので、いっつも命を狙われてるっぽいのですが、 敵国の諜報機関の人間だと知らずに、自国の諜報機関に所属させたり、諜報活動…

【言語】不思議で奇妙な世界の言語 7選

想像を絶する言語の世界 「人類が発明したものの中で1番偉大なものを挙げよ」 と言われたら、ぼくは「言語」と答えます。 言語の発明以前にも何らか意思疎通の方法はあったに違いありませんが、言語の発明によって伝達できる情報量が格段に上がりました。 …

【奇行・妄想】精神を病んでいた欧州の王族たち

神経衰弱・精神病・癲癇などを患っていた王族たち 特に近代のヨーロッパの王様には多いようです。 血統を重視するあまり近親相姦を繰り返した結果、ハンディキャップを持った子どもが多く生まれ、不運なことにそのような人物が王様に推挙されてしまうことも…

冗談のような理由で起こった戦争

戦争のきっかけは案外くだらない理由だったり 1941年、日本は石油の輸出を止められた挙げ句 「これまでの国際政策を全面撤回せよ」 とアメリカに迫られて戦争を決意しました。 日本のそれまでのやり方も色々酷かったけど、もしアメリカが本当に戦争を望んで…

【これはすごい?】世界の動物兵器 7選

馬やラクダ、象だけじゃない 古代から人間は戦争に様々な動物を用いてきました。 代表的な動物は馬でしょう。それから、アラブで用いられたラクダ。インドやペルシアで用いられた象。前のエントリーでは軍犬について紹介しました。 しかし人間は歴史上、あり…

続・マイナーな世界の格闘技7選

まだまだあるぞ、マイナーな世界の格闘技 世界には本当にたくさんの格闘技があります。 人間が人間を倒すための方法なので理論はどうしても似てきますし、いくつかの格闘技は元をただせば起源が同じだったりするのですが、それぞれ全く別物と認識されます。 …

投石の歴史

重要な飛び道具だった石 投石と言えば、学生や労働組合のデモ隊が使うイメージがあって、本気で戦っているようには見えないというか、戦闘ごっこなんじゃないの?って思ってしまう。 しかし歴史上、投石は重要な飛び道具の1つで、古代ギリシア以前から戦争…

名将サンタ・クルス侯爵とスペインの栄光の時代

近代スペイン海軍の父 サンタ・クルス伯爵アルバロ・デ・バサン(1526-1588)は、「太陽の沈まぬ国」と称された帝国の最盛期を支えた、スペイン海軍の最高司令官。 16世紀当時、地中海を勢力下に置いていたオスマントルコ海軍を打ち破り、当時新興国だったイ…

IT業界の守護聖人・セビリアのイシドールス

百科事典を発明した古代の知識人 セビリアのイシドールス(567?-636)は、現在のスペイン・セビリアで活動した古代末期の知識人。 西ローマ帝国崩壊後、ゲルマン民族の侵入で様々な書物が紛失したり焼かれたりする中、地道に書物を収集し情報をまとめ、ロー…

【抵抗者】レコンキスタの始祖・ペラーヨ

レコンキスタの始祖ペラーヨ ペラーヨ(?〜737)は、スペインにあった西ゴート王国の豪族。 西ゴート王国がイスラム勢力に敗れさる中、山岳地帯に籠って唯一抵抗を続けます。 頑強に抵抗するペラーヨにイスラム勢力も手を焼き、投降することなくキリスト教…

【6人】錯乱・狂気・残虐…怖い女たち

※本記事は残酷な表現を含みますので、苦手な方は読むのを控えてください。 歴史の本を読んでいると、結構な割合で「怖い女」が出てきます。 権力を握って政敵を殺しまくったり、夫や子の死が原因で精神が錯乱したり、嫉妬に狂ってヒステリーを起こしたり。 …