歴ログ -世界史専門ブログ-

おもしろい世界史のネタをまとめています。

2017年に読んで面白かった本&よく読まれた記事

f:id:titioya:20161217150045j:plain

2017年の歴ログの振り返り

細々と更新していますが、当ブログは何気にスタートして4年目になります。

今年は仕事でも私生活でもメチャクチャに忙しかったこともあって、更新頻度をさらに落として運営していました。

当然ながらアクセス数は下がったんですが、これくらいはしょうがないかなーくらいの下がり方なので、来年度も「長く続ける」ことを目標にやっていこうと思います。

ということで、2017年度にぼくが個人的に読んだ本で面白かったものの紹介と、あとアクセス数ランキングを今回はお送りします。

続きを読む

アンクル・サムのモデルになった人物とは?

f:id:titioya:20170723020548j:plain

アメリカを象徴するキャラクター、アンクル・サム

「I WANT YOU FOR U.S. ARMY」のポスターは高校の美術の教科書で見たことあると思います。

これは1917年にイラストレーターのジェームス・モンゴメリー・フラッグによって描かれたもので、第一次世界大戦の新兵募集のポスターです。絵画作品としても非常に美しく、一度見たら忘れない強烈なインパクトがあります。

この中央に描かれている人物が、アメリカを象徴する人物アンクル・サム。略してUS(Uncle Sam)で、アメリカの愛国心をキャラクター化したものです。

アンクル・サムのモデルは諸説ありますが、最も有力なのがサムウェル・ウィルソンという人物です。

続きを読む

世界の「短命国家」の国歌かっこいいランキングTOP10

f:id:titioya:20171107212209p:plain

 カッコイイ短命国歌の国歌を聞いてみよう

国歌が好きです。

「国の歌」ですから、その国の国民がおおよそ納得できるものに仕上がっているはずで、(基本的には)その国の歴史や文化が集約されているものであるからです。

そして、歴史も何も、成立してすぐにぶっ潰れてしまった国にも国歌はあったはずで、これからの国の発展に希望を託したにも関わらず、願い叶わなかったところに哀愁を感じます。

今回は独断と偏見で、世界の短命国家の国歌ランキングTOP10を発表したいと思います。

それではいきます。

続きを読む

大日本帝国の朝鮮人移民と移民政策

f:id:titioya:20171116225956j:plain

 100年前に既に起きていた日本の移民問題

日本では移民問題はかなりセンシティブな話題です。特定のイデオロギーとつながりやすく、冷静で建設的な議論にならず、皆意図的にこの話題を避けている節もあります。

今後仮に日本が移民を受け入れるにしても、

「日本の社会に積極的に馴染む努力をし、日本語が話せ、専門的な技術を有し、生活態度は真面目で勤勉な人」

であればみんな納得すると思いますが、そんな素晴らしい人達がわざわざ日本を選んでくれる道理はありません。

さて、日本は1910年の韓国併合後、朝鮮半島出身の移民を大量に受け入れることになります。日本人と朝鮮人移民のコンフリクトがあちこちで発生し、苦慮した日本政府は「朝鮮人移民の日本流入を抑制し、朝鮮・満州に向かわせる」ことによって事態の打開を図ろうとしました。

続きを読む

世界史で有名な女性同士の決闘(デュエル)

f:id:titioya:20170918152441p:plain

 愛のため誇りのため、一対一(サシ)で戦う女たち

 以前の記事「世界で有名な人物の「決闘(デュエル)」では、主に国同士の戦いの雌雄を決した決闘を見ていきました。

昔は決闘というのは神聖な意味を持っており、一対一で戦って勝った者は神の加護があると考えられました。法が曖昧で拘束力がなかったため、正しさの判断を神に委ねた結果、決闘をすることにより公正な正しさが分かると考えられたのだと思います。

 決闘を行ったのは男だけでなく、日本ではあまり考えられませんが、女性もかなり決闘を戦っていました。

今回はヨーロッパの有名な女性のデュエリストを紹介します。

続きを読む

羽地朝秀・琉球王国を大改革した男

f:id:titioya:20070208192820j:plain

琉球王国の政治改革を成し遂げた傑出した政治家

羽地朝秀(はねじ ちょうしゅう 1617-1675)は琉球王国の政治家・歴史家。

1666年から7年間、国王を補佐する最高位である摂政に就き、琉球王国の行き詰った構造を打破し変革を成し遂げた人物です。

羽地が摂政に就く半世紀前、琉球王国は薩摩藩の支配下に置かれ、経済的に困窮すると共に、人心は乱れ勤労意欲は薄れ、どこもかしこも問題だらけの社会でした。

羽地は薩摩藩の支配下に置かれた現実を直視した上で、琉球王国の政治・財政・法制度の改革を行い、中世以来の琉球を脱し近代化に着手をしたのでした。

続きを読む

独裁者を父に持った子どもたちの生涯

f:id:titioya:20171011194808p:plain

多くの人から好かれ・憎まれた父を持った子どもたち

 独裁者は、常に多くの人の注目を浴びる存在です。

自分が中心にいることが好きな人だからこそできるんでしょうが、賛辞・称賛だけでなく、憎悪・呪詛・怨恨など負のエネルギーも大量に浴びることになります。

そして後継と目される独裁者の子が受ける賛辞・賞賛、そして負のエネルギーも親父に負けず劣らず強いものがあったはずです。

独裁者の子供たちはどのような人生を歩んだのでしょうか。

続きを読む