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歴ログ -世界史専門ブログ-

おもしろい世界史のネタをまとめています。

【キリスト教】カリスマ・エクソシスト列伝

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「キリストの御名において悪霊よ去れ!」

上記サムネは有名な映画「エクソシスト」のキャプチャです。

カラス神父とメリン神父が呪文を唱え、悪魔パズズを追いつめているシーン。

地味ですが、終盤からクライマックスに向かう間にある重要な場面です。スパイダーウォークとか、他のカットがインパクトありすぎるからなんですけど。

この映画はフィクションですが、実際にこういう悪魔払いは現在でも行われており、世界には強力な悪魔と何度も戦い勝利した偉大なエクソシストが数多く存在します。

今回は世界のカリスマ的なエクソシストを5人ピックアップしてみました。

 

本当に悪魔がいるかどうか分かりませんし、ぼくは懐疑的なほうです。

今回のまとめは結構ウソくさいことも混じってるし、事実かどうかは定かではないのであらかじめご了承ください。

 

 

1. ピオ神父(イタリア)1887〜1968

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Padre Pio de Pietrelcina - // Roberto Dughetti 1966

8年間悪魔と戦い続けたカリスマ神父

ピオ神父は既に亡くなっていますが、現在でもイタリアで人気があるカリスマ的な神父。

その高徳と奇跡は多くの信者を驚かせてきたと言います。

1947年、カロル・ユゼフ・ヴォイティワと名乗る若いポーランド人司祭が赦しを求めて彼の元を訪れてきた。ピオ神父は一目見るなり「あなたはいずれに教皇になるでしょう」と言う。驚く青年。

ところがその青年こそ、後の教皇ヨハネ・パウロ2世、その人だったそうです。

 

ピオ神父は1910年から悪魔と戦い始め、その戦いは8年間も休むことなく続いたそうです。

1912年6月には「醜い顔をした悪魔」が神父を襲った。この時悪魔は夜10時から朝5時まで神父を殴り続け、床にバタンバタンと倒し、枕や本を空中に投げあげた、と書簡の中で述べているそうです。

マジで映画「エクソシスト」の世界ですね。

 

2. ヨハネ・パウロ2世(ポーランド) 1920〜2005

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悪魔祓いに熱心だった教皇

日本でも人気のあった第264代ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世はエクソシストとしても有名で、教皇在任中も3度の悪魔祓いを行っていたそうです。

1度目は1978年。この時の詳細は明らかになっていません。

2度目は1982年。カトリック教会で働くフランチェスカという女性に取り憑いた悪魔を直々に撃退したそうです。

3度目は2000年。北イタリアから来た19歳の女性が、週に一度の教皇の一般謁見を訪れました。ヨハネ・パウロ2世が姿を現すと、彼女に憑いた悪魔が暴れ出し、意味不明の言語でわめきながら激しく身悶えした。警備員が取り押さえようとしても、ものすごい力でどうしようもない。その様子を見たヨハネ・パウロ2世は、彼女を自室に連れてくるよう命じ、1時間ほど悪魔祓いの祈祷を行いましたが、追い払うことができなかったそうです。

彼女に憑いた悪魔は強力なヤツで、「お前らの頭目にすら、オレを追い払うことはできないのだ」と勝ち誇ったそうです。

  

3. カンディド神父(イタリア)1914〜1992

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Image from  ACCANTO A DON GABRIELE AMORTH, L’importanza dell’Esorcismo: servirà l’esempio di Papa Francesco a “smuovere” i Vescovi?

 20世紀最強のエクソシスト

カンディド神父は、世界の名だたるエクソシストたちから「あの人が最強だ」と賞された、20世紀最強のエクソシストです。

彼の教会には毎日60〜80人もの患者が訪れたそうで、ほとんどは単に精神疾患や癲癇患者だったそうですが、ほんの数パーセント本当の悪魔憑きがいたらしく、彼はその見極めに優れていました

ある時、精神科医たちを前に祓魔式を挙行したカンディド神父。

ある若い男は、精神科医に癲癇と診断されていましたが、神父はこれは悪魔憑きだとすぐに見抜いたそうです。神父は男の頭に触れると、男は身もだえて痙攣を起こし倒れてしまった。

医師たちは「これは典型的な癲癇の症状です」と言いますが、神父は祈りを唱えてもう一度男の頭を触ると、彼は何事もなかったかのようにスッと立ち上がった。 

医師たちは「あり得ない!」と驚くばかりだったそうです。

 

4. マッケナ司教(アメリカ)1927〜

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Image from  PARAPEDIA Wikia, Robert McKenna

 南米の悪魔と戦ったニューヨークの司教

マッケナ神父はドミニコ修道会の神父でニューヨークの聖母マリア・ロザリオ礼拝堂の祭式司祭者。

ある時、マイケルという名の塗装工に憑いた悪魔祓いを依頼されました。

マイケルの義母は、娘とマイケルの結婚に猛反対し、恨んだ挙げ句、自分の会社の南米出身の社員を使ってマイケルを呪わせたのだそう。

悪魔が現れると、マイケルは知らないのにスペイン語を喋り出して暴れだした。

神父はマイケルを椅子に縛り付けるも、悪魔は紐をほどいてしまう。6人の屈強な男に取り押さえさせるも、全員をはねとばしてしまう。さらには、マイケルの後頭部が「まるで映画のスター・トレックのように」膨張したと言います。

それ以外にも、悪魔祓いに参加したメンバーが交通事故にあったり、突然大木が落ちてきたり、教会が火事になったりなど不幸が続く。

この悪魔はめちゃくちゃ強力なヤツだったのです。

マッケナ神父がラテン語で悪魔を問いつめると「出て行く代わりに汚れなき修道女をよこせ」と要求。これには神父は激怒。

「悪魔よ、黙れ!」「汝を滅ぼさん!浮上の霊よ、地獄より来れるものよ、イエス・キリストの御名において、神の子より立ち去ることを申し渡さん!」

悪魔も抵抗を見せ、助手の過去のトラウマを幻影で見せるなどの精神攻撃をしてきたそうです。

マッケナ神父の粘り強い除霊にも関わらず、結局悪魔は出て行かず、マイケルは悪魔祓いを依頼してこなくなったそうです。

 

5. アモルス神父(イタリア)1925〜

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Image from  STANZE VATICANE, “Dietro l’orrore dell’ISIS c’è il demonio” Intervista a Padre Gabriele Amorth

 国際エクソシスト教会終身名誉会長

かつてはパルチザンとしてファシストと戦った経験を持つアモルス神父は、これまでに5万回にもなる祓魔式を行ってきました。

ただ、本当の悪魔が取り憑いているのはそのうちの2%程度に過ぎないらしい。

 どうやって見分けるかと言うと、本当の悪魔は「聖なる品」を嫌がるそうです。

例えば、悪魔に取り憑かれた子どもの飲むスープに聖水を混ぜると、子どもは「苦しい」と言って飲むのを拒否する

また、悪魔に取り憑かれた労働者の普段着を聖別しておく。帰宅し、汚れた作業着から普段着に着替えると急に苦しみ出し、作業着に着替え直してしまったそうです。

1人に複数の悪魔が取り憑く場合もある。ジョヴァンナという女性はまったくの健康体なのに、長年頭痛・失神・腹痛に悩まされていました。アモルス神父は彼女に触れただけで、中に3体の悪魔が取り憑いていることを見抜いたそう。この悪魔は彼女の婚約者に恋した女性が送り込んだもので、2体はすぐに祓うことができたものの、残りの1体はなかなか強力で、3年間の祓魔式でようやく追い払うことができたそうです。

 現在アモルス神父は、国際エクソシスト教会の終身名誉会長。

ハリーポッターシリーズを「人々を悪魔主義へと導く危険な書物」として非難するなど、活発に活動しているそうです。

 

 

まとめ

さてさて、これらの話、本当だと思いますでしょうか?

ぼくは悪魔というものが存在してるっつーか、敬虔なキリスト教信者の中の多重人格症とか、精神障害なんじゃないのかと思うのですが。

 とはいえ、もしかしたらそういう敬虔な信者だからこそ、偉い神父の手にかかる治ってしまうというのもあるのかもしれません。

そういう意味だと、エクソシストの存在意義はちゃんとあるのかもしれませんよね。

 

参考文献

Truth In Fantasy ゴーストハンター エクソシストから修験者まで 三猿舎編 新紀元社

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