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歴ログ -世界史専門ブログ-

おもしろい世界史のネタをまとめています。

昔の人はどのように避妊していたのか

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これで安心?昔のマル秘避妊術

時代や地域によって異なりますが、基本的に昔の人は子だくさんでした。

幼児死亡率が高かったというのもあるし、頭数が多ければ多いほど農作業の人員を増やせるし、子どもが多いということは社会的にも尊ばれ、望ましいとされました。

加えて、避妊の方法があまりなかったというのもあると思われます。

昔の人も、今は子どもは欲しくない、という場合様々な避妊術を試していたようで、今となっては怪しげな方法を採っていました。

今回は海外サイトに紹介されていた、昔の避妊術を7つ紹介します。

 

 

1. レモン(古代ユダヤ)

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 クエン酸が受精を妨げる?

古代ユダヤでは、レモンやライムに含まれる酸っぱいクエン酸の成分が避妊を助けると考えられていました。

女性はスポンジにレモンジュースを含ませ、膣内に入れてました。

半分に輪切りしたレモンを妻の膣内に入れる者もいたそうです。痛そう…

もちろんこんなものが効くはずなく、クエン酸が受精を妨げるというのも、とんだ迷信でした。

 

2. 黒人参(ギリシア)

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画像転載元:Wild Carrot – Queen Anne’s Lace - thenorthwestforager.com

8時間以内に飲めば大丈夫? 

古代ギリシアで信じられた避妊方法で、黒人参の種を飲めば、それが事が終わって8時間以内であれば、受精を防ぐとされました。

古代ギリシアの医師ヒポクラテスが唱えた避妊方法で、当時広く流布しましたが、これを信じて実践した女性が健康な赤ちゃんを生んだことが分かると、誰も信じなくなったそうです。 

 

 

3. ドンクアイ(中国)

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画像転載元:Herbs for Growing Breasts - growbreastsnaturally.com

 月経をコントロールする薬

あまり馴染みがありませんが、中国の薬で、チャイニーズ・アンジェリカとも言います。

ドンクアイの根っこを煎じて飲めば、突然起こる月経を抑制でき、周期を安定に保つと信じられました。また、月経痙攣を和らげ、体の回復を早めるとされました。

上の2つよりは信憑性がありそうですよね。

ただし妊娠中にこれを飲むと、子宮収縮を起こし、流産の危険がある劇薬となります。

ヨーロッパやアメリカでも、アンジェリカ(シシウドやアシタバの仲間)は似たような月経抑制の薬として使われることがあるそうです。 

 

4. ヘンルーダ(ギリシア)

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Photo by Kurt Stüber

中絶に有効なハーブ

ヘンルーダは、主にヨーロッパに自生するミカン科の植物。少し苦みがあり、地中海沿岸では料理のアクセントに使われます。

中国では「芸香(うんこう)」と呼ばれ、本の虫食い予防に使われていました。

2世紀のギリシアの婦人医科でソラヌスという男が、中絶のために有効であると記しました。

現在でもラテンアメリカでは月経抑制のためにヘンルーダの葉っぱをサラダにして食べたり、煎じてお茶にして飲んだりする民間療法が存在するそうです。

実際に、ヘンルーダを飲むと子宮への血流を減らし、受精卵を栄養不足状態に陥らせる効果があるのだそうです。 

なんか、文字に起こしたら怖いな… 

 

5. 綿(エジプト)

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 避妊に実際に効果のある綿

古代エジプトの女性は避妊のため、デーツの身、アカシアの木の皮、蜜を挽いてペーストにし、それを綿に含ませ膣内に入れていました。

綿だけでも効果はあるとされましたが、特にアカシアの木の皮に避妊の効果があると信じられていたそうです。

実際、綿の根っこや皮に含まれる成分は、排卵が起こった時に黄体の活動を防ぐ物質が含まれています

黄体は受精卵の移植のためにプロゲステロンという成分を分泌しますが、綿の根っこと皮はプロゲステロンの分泌を妨害し、黄体の活動を妨げるのだそうです。

 

6. パパイヤ(東南アジア)

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男性のための安全な避妊薬 

南アジアや東南アジアの民間療法では、避妊薬としてパパイヤが使われています。

使われるのはまだ青いもので、いったん熟してしまうと避妊薬として有効なプロゲステロンを含むフィトケミカルが失われてしまいます。

パパイヤの種は男性が定期的に飲むと、精子の数を削減する効果があり、安全な避妊薬なのだそうです。飲むのを止めたら、再び数は元に戻ります。

 

7. 水銀(エジプト、中国)

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Photo by Own work 

古代万能薬と考えられていた水銀

古代のアッシリアやエジプト、中国では、どういうわけか水銀が万能薬として信じられ、重い病は水銀ですべて治ると信じられていました。

古代中国では、避妊のために女性は熱い水銀を飲んでいたそうで、流産を目的とするならば、確かに有効な手段ではありました

ただ、水銀は肝臓や肺障害、脳障害を引き起こす劇薬で、よく知られているように秦の始皇帝も水銀を飲みまくったせいで毒が体にまわって死んでいます。

 

 

まとめ

ちゃんと理にかなったものもあれば、デマに近いもの、効果はあるけど決して勧められないものまで様々です。

どれもあまり試してみたい気になりません。

現代の我々はゴムやピルを使った方がずっと安全ですね。

 

 

参考・引用

10 Ancient Methods of Birth Control - listverse.com

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