2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧
「ごきげんよう、奥様。ご依頼の品でございます」 バーナース通り事件(Berners Street Hoax)は、1810年11月27日にロンドンで起こった伝説的ないたずら事件。 バーナース通り54番地にある裕福なトッテンハム婦人の自宅に、突如大量の荷物配達人が押しかけた…
聖書物語のクライマックス、磔刑・復活 全3回でお送りします「西洋美術で学ぶ聖書」シリーズ今回が最終回です。 ユダの裏切りでイエスは捕らえられ、十字架で磔刑にされる。聖書物語のクライマックスシーンなだけに、描写はかなり細かく、また描き手によって…
絵画で見るキリストの受難の物語 「聖書の物語を知ると絵画はもっと楽しい」 をモットーに、西洋絵画の題材によく取り上げられる聖書のエピソードをまとめていきます。前回は旧約聖書の物語を紹介しましたが、今回から新約聖書、 イエス・キリストの受難の物…
この絵って何のモチーフなんだ? ヨーロッパに旅行に行くと、絶対に美術館に行く機会がありますよね。 ルーブルとか、バチカンとか、ロンドン・ナショナル・ギャラリーとか。 その時にたくさん見るに違いないのが「聖書を題材にした絵画」。 聖書に幼い頃か…
世界中のゲイの憧れの地、アメリカ・サンフランシスコ 近年、同性愛者のツーリストが世界の観光業界で注目を集めています。 同性愛者の休暇取得率は一般人より21%も高く(Guaracino,2007)、レズビアン雑誌Curveの調査によるとレズビアンの約30%が、年間の旅…
人のようでいて人でない、想像上の妖怪たち 昔の人は自分の村からほとんど出ることなく生涯を終えていました。 村の外に出る必要があまりなかったというのもあるでしょうけど、外はどんな野蛮人や怪物が跋扈しているか分からない危険な地帯だ、という迷信も…
ソ連最凶の親分ヤポンチクとマフィアの台頭 前編に引き続き、社会主義陣営の大親分・ソ連のヤクザの歴史についてです。 前編ではロシア革命からフルシチョフの時代までのソ連の著名なヤクザと、ヤクザの中のヤクザである「ヴォール」の制度についてまとめま…
ロシアマフィアの源流・ソ連ヤクザを知ろう ソ連時代にヤクザなんていたのか? と思うかもしれませんが実際に存在し、かなり大規模に闇商売に手を染めて勢力を拡大し、ソ連警察もなかなか手を出せないほどの力を持っていたそうです。 15世紀後半〜16世紀前半…
中世の「金儲けの悪知恵」とは 「楽していっぱい儲けたい」のは人類の永遠の夢であります。 世界史はそんな詐欺師が掃いて捨てるほどいるし、今でも「秒速で数億稼ぐ」とかうそぶくペテン師がもてはやされてしまうのですが、そういう強欲な連中はたいていそ…
イスラエルの勝利とパレスチナ紛争の泥沼化 ぼくは学生の頃にイスラエルとパレスチナに行ったことがあります。 ユダヤ人居住区とアラブ人居住区の気味悪いほどのすみ分け、 パレスチナ自治区を囲って築かれた壁、 パレスチナ側で間違ってヘブライ語であいさ…
兵たちに愛され出世してしまった偉大な動物たち ペットとは不思議な存在で、そこにいるだけで人間集団の中のいざこざやトラブルをなくしてしまったりします。 問題が多かった家庭が犬を飼うと急に家族同士の絆が深まったという例は枚挙に暇がないし、社員の…
Photo by Takeaway 正月料理に飽きたらタイ料理はいかがでしょ タイ料理、旨いですよね。大好き。 国内のタイ料理屋さんもいいですけど、やっぱり現地は一味違います。 米が軽いせいか、いくらでも食える。1日5食ぐらい食える。せっかく来たのだから、とあ…
近代の情報革命・郵便制度 新年あけましておめでとうございます。 皆様、年賀状はちゃんと出しましたか? ぼくは取引先以外の年賀状は全く出していません。 知り合いはだいたいFacebookとかLINEで繋がっていてみんな何をしているのか大体知ってるし。 たぶん…