Photo by Alex Brown
ワインと言えばフランス。フランスワインと言えばボルドー。
15年くらい前から、日本でも日常的にワインを飲む人が多くなってきました。
チリ産やオーストラリア産など手頃な価格のワインが手に入りやすくなったことが大きいと思います。消費者にとっては選択の幅が広がるのは大変嬉しいことです。
一昔前のワインは安くても3000円〜4000円程度はしたようで、日常的に飲むにはちょっと手が届きにくいものでした。そして昔の日本でワインと言えばフランス産のことを意味したし、フランスワインと言えばボルドーワインを連想する人が多かったようです。
ワイン=フランス=ボルドー=高級品
の図式がはっきりしていたわけですね。
今でもボルドーワインは揺るぎないブランド力があるし、後に触れますが等級の高いボトルは大変高級品で金銀宝石のごとく取り扱われます。
世界にワインの名産地は数多くあれど、なぜボルドーワインが他を寄せ付けないブランド力を持つに至ったかが今回のテーマです。
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