インド
Photo by Executioner 「チャパティを5枚焼いて、先の村々に配れ」 1857年2月の早朝、デリー県インドラプートの村番が1枚のチャパティ(未精製の小麦粉で焼いたパン)を持ってパハルガンジの警察署長を訪ねてきました。 そうしてこう言って去っていった。 …
Image from stu_spivack 皆で「パクス・カレー(カレーによる平和)」を実現しようではないか カレーって素晴らしいと思いませんか? 安いし腹いっぱいになるし、奮発すれば贅沢もできる。パン好き・ご飯好き、肉好き・魚好き、野菜嫌い、辛党甘党、誰でもひ…
「古代の重戦車」戦象 象さんといえば、現代の我々にとっては芸をしたり言葉を覚えたりする、利口でかわいい動物というイメージがあります。 ですが昔の人にとっては象は「恐ろしい巨大兵器」であり、一度解き放たれると残忍に兵士を殺しまくる動物でありま…
この数字は不吉の予兆… 漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の5部に出てくるキャラクター、グイード・ミスタは異常に「4」という数字を恐れます。 実際に4発の弾丸をリボルバーに込めたらピンチに陥ったり、 4発の弾丸を落とした瞬間に味方が殺されたりしまし…
別人物になりすました稀代のペテン師たち 小さいころ、母親がまったく別人の顔になっている夢を見たことがあります。 家族や周りの人は普通の対応をしてるけど、明らかに顔が違う。誰だこいつは!子ども心には本当に恐ろしくて、朝起きて母親の顔を確認して…
圧倒的不利をひっくり返しての大勝利 日本史の「超大逆転勝利」と言えば、桶狭間の戦いでしょう。兵の質も量も指揮官の能力も圧倒的に今川勢有利だったのに、それを若き織田信長が完全にひっくり返してしまう。 日本の戦国の戦いの中で最もドラマチックな戦…
仏様の姿形はどのように変わっていったか 仏像に興味あるという人は多いと思います。 ただ、教養がないと理解できなさそうで何か難しそう、と思ってる人も多いと思います。 確かに、何何神とか神様がいっぱいいたり、全ての物に由来や意味があったり、よく覚…
愛は歴史を変える 様々な歴史本を読んでいてつくづく思うのですが、 なんだかんだ、やっぱり歴史の主役は男なんですよね。 たまに女傑は出てくるけど、表立った存在にはなりづらい。 ただ、歴史上の偉人たちもちゃんと恋をして、妻を娶り、人の親になってい…
男に混じって武器を振るった女たち 三国無双とかプレイしてると、さも当然のように女性キャラクターが出てきます。 剣で戦うのはまだわかりますが、楽器とか扇で敵を吹き飛ばすのは、ありゃ何なんでしょう。 波動拳とか気功拳よりはまだ現実味あるけどさ。い…
一族郎党全員が盗賊の「盗賊部族」 いつの時代、どんな国にも規模の大小は問わず盗賊のたぐいはいました。 耕地で養える以上の人口を抱えたり、政治的な統合が成し遂げられず権力空白地帯が多く発生したり、疫病や災害が多く発生したり、そういった「不安定…
なにこれ使いづらそう 武器は使いやすさが一番です。 命を懸けて敵と戦うわけですから、武器がヘボかったせいで死ぬなんて報われません。 しかし歴史の中でいくつもの「使えない武器」が発明されては消えていきました。 今回はそんな「すごく使いづらそうな…
死ぬまでイギリスに抵抗した"マイソールの虎" ティプー・スルターン(1750? - 1799)は現在のインド南部にあったマイソール王国の支配者。 統治者・軍司令官として非常に有能な人物で、インドへの侵略を進めるイギリスに抵抗すべく、王国の整備や各国との連…
第11回:ミール・ジャアファル(1691-1765) ミール・ジャアファルは第6代ベンガル太守。 プラッシーの戦いでイギリスに内通。第5代ベンガル太守シラージュ・ウッダラを裏切りインドに敗北をもたらしました。 ジャアファルは自身の権力を保持するためにイ…
先立った夫を追って自ら火の中に飛び込む妻 「サティー」をご存知でしょうか。 日本語に訳すと「寡婦焚死」となるのですが、一言で言うと「未亡人の後追い自殺」です。 古代インドから現在まで続くインドの土着文化で、夫が死んだ後その遺体を焼く火の中に飛…
噂や伝承が作った伝説の土地 現在でも都市伝説の類いは人々を引きつけてやみません。 ぼく自身も就職活動中に「某証券会社の内定を辞退すると、コーヒーやラーメンをぶっかけられる」という噂を信じてしまったクチです。 いま聞いたらバカバカしいですけど、…
※この記事は動画が多くかなり重いのでご注意ください。 ロックと言えば、もとはといえばアフリカ人の音楽がベースですが、 アート・ロック、ソフト・ロック、パワー・ロック、ポスト・ロックなどなど、数えきれないほどに細分化されています。 その中に、明…
馴染みがあるようでない、ヒンドゥー教 みなさんはヒンドゥー教の神様をどれくらいご存知でしょうか。 シヴァ神、ヴィシヌ神、ガネーシャ… 僕も正直これくらいしか知りません。そしてそれらの神様の逸話となるともうお手上げです。 七福神を始め日本の神様た…
空手、ムエタイ、ボクシング以外にもある格闘技 格闘技、マーシャルアーツ、護身術の類は世界中どこにもありますが、普及しているものの数は結構限られています。 空手、柔術、合気道、テコンドー、カンフー、ムエタイ、ボクシング、サンボ、カポエラ、この…
世に盗人の 種は尽くまじ いつの世にも盗賊の類いはいるものです。 為政者にとっては、世を乱す悪党以外の何者でもありません。 ただ民衆というのは、自分が盗賊の被害にあうのは大嫌いですが、盗賊の話を聞くのは大好きなものです。 今でもルパン3世やキャ…
外道な宗教は興味深い 世界には様々な宗教がありますが、大抵は為政者や政治勢力、資本家たちと「うまくやっていく」ものです。ところが、考えすぎて道を踏み外したり、元の本質からずれた所に価値を置いてしまったり、外道な宗教は様々に存在します。 この…
画像転載元:chaichai.campur.com ※本記事はグロい画像や性的表現を含んでおりますので、苦手な方はご遠慮ください。 前回の記事に引き続き、常人にはちょっと理解しがたいアブナい(?)宗教を紹介します。前回は、 敵を暗殺し勢力を拡大するイランの「暗殺…
アウトローな宗教は何をやっていたのか? 人類の誕生から今まで、世界中の数えきれないほどたくさんの宗教が生まれてきました。ただ現在、大多数の人は三大宗教に属しているようです。wikipediaによると信者の割合は以下の通りです。 キリスト教約20億人(33.…