画像転載元:chaichai.campur.com
※本記事はグロい画像や性的表現を含んでおりますので、苦手な方はご遠慮ください。
前回の記事に引き続き、常人にはちょっと理解しがたいアブナい(?)宗教を紹介します。前回は、
- 敵を暗殺し勢力を拡大するイランの「暗殺教団」
- 追いはぎ殺人で神を讃えるインドの「サギー(旅人殺戮教徒)」
- 戦闘的な新興仏教のベトナムの「ホアハオ教」
- コピペを神聖なものと讃える「コピミズム伝道教会」
- 宗教保守派を批判するジョーク宗教「空飛ぶスパゲッティモンスター教」
を紹介しました。ご覧になりたい方はこちらよりどうぞ。
6. スコプチ(去勢教徒)
全人類の去勢を目的とするキリスト教一派
18世紀末のロシアに現れたキリスト教一派で、去勢こそ神の御意思に叶う行為であるとし、最終的に全人類を去勢することを目指した。20世紀初頭には10万人ほどの信者がいたらしいが、ロシア革命で東欧に逃れたり、残った信者もシベリアに送られたりしたという。
新約聖書の教えを身をもって守る
彼らが自らを去勢する理由は、新約聖書の以下の記述を忠実に守ろうとする一点のみだったという。
マタイ伝第19章
母の体内から独身者に生まれているものがあり、また他から独身者にされたものものあり、また天国のために、みずから進んで独身者となったものもある。この言葉を受けられる者は、受け入れるがよい
スコプチによると、ここでいう「独身者」とは不能者のことであり、不能者こそ人類を救う、と信じていたらしい。またスコプチの教義によると、イエス・キリストも不能者であったらしい。
危険な去勢手術
去勢手術は、焼いた鉄棒やナイフやハサミが用いられていたが、いずれにしても危険だったに違いなく、手術中に死亡する例もあったそうだ。
女性の場合は生殖器の他に乳房も切り取られ、切った部分は火の中に投げ込まれたそうだ。これは「火のパブティスマ」と呼び神聖な儀式とされた。
7. 赤眉
出典 baike.com
赤眉の乱以降、連綿と続く暗殺組織
赤眉と言えば、有名なのが赤眉の乱。
眉を赤く染めた流賊の軍勢で、王莽の新王朝を倒し、後漢王朝が建つまで中国を引っ掻き回した。
赤眉は道教の思想を元にした暗殺組織で、権力を笠に着て非道なことをする連中を誅殺することを目的とし、暗殺者は仙人になり天に昇れると信じられていた。
赤眉の乱以降、メンバーは眉を赤くすることをやめ、民衆に溶け込んでいったがメンバー感のネットワークを強く持ち、その後2000年近く勢力を持ち続けた。
日中戦争ではゲリラ戦を駆使して日本軍に頑強に抵抗したという。
8. パヴァリア幻想教団
急進的無政府主義組織
「イルミナティ」や「啓明結社」とも呼ぶ。
1776年にバイエルン王国・パヴァリアのインゴルシュタット大学のアダム・ヴァイスハウプトという28歳の青年によって設立された。この組織はフリーメイソンの影響が色濃く、ヴァイスハウプト自身もフリーメイソンのメンバーであった。
教団の目的は、人類を法律も国家もない原始的な無政府状態に戻すことであった。
10年ほどの間に、ヨーロッパ全域で多数の団員を獲得した。
教団には3つの階級があり、階級が上がれば上がるほど教団の真の目的を啓示されるようになっていたという。
1785年にはパヴァリアの選挙候によってヴァイスハウプトは追放されている。
9. タントラ派
肉欲と性交によって解脱を目指す
タントラ派は7世紀以降インド、チベット、モンゴルに伝わったヒンドゥー教をベーストするインドの神秘主義宗教。
「タントラ」という教典を重視する神秘主義全般を総称するもので、様々な流派が存在するが、最も有名なものが「性交によって解脱を目指す」という一派。
女性の性力を重視
ヒンドゥーのシヴァ神の妃パールヴァティーを崇拝する宗派で、パールヴァティの聖典を重視し、マイトフナと呼ばれる「性交の儀式」を経て解脱することを目指した。
「性交の儀式」はヨーガの技法が採りいれられている。女性の性力を重視したことから、男の上に女がまたがっている像が見られるという。
10. 真言立川派
日本のタントラ派
真言立川派は密教の一派で、鎌倉時代に仁寛を開祖とし、南北朝時代に文観によって大成された。
その教えとは「性交によって大日如来と一体になる」「オーガズムを経て即身仏に至る」というもので、「日本のタントラ派」と称される。
髑髏に験力を宿すエロチックな儀式
立川派では人の髑髏を本尊とするという。ただし験力を宿す本尊にするには儀式が必要。
まず表面に精液と愛液を塗り、その上に金箔や銀箔を貼り、呪符を入れ曼荼羅を書く。その行の間本尊の前で性交し、真言を唱え続ける。
7年間ほどの歳月を経た髑髏は験力を宿し、世の真理を語るようになると言う。
アブナい(?)宗教シリーズ
以下よりご覧ください。
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