歴ログ -世界史専門ブログ-

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日本

釣り糸の歴史 - 昔の人は何を使って魚釣りしていたのか

「釣り糸」がない時代の釣り糸とは? 歴史の教科書の一番最初のページには、アウストラロピテクスとか、洞窟絵画とか、打製石器とか、骨で作った釣り針とかが載っています。 文明が起こる前から釣り針は動物の骨が使われていたというのは、そうだろうねと思…

日本と中国の近代製糸工業の展開の違いについて

旧社会は新技術をいかに受け入れたか 高齢化と内需の縮小を受け、多くの日本企業が割安な労働コストと旺盛な需要を見込んで中国や東南アジア、中東、アフリカなどに進出しています。 上手くいってる会社も多くありますが、開業時はまあ大変だっただろうと思…

外国人観光客が学ぶ日本の歴史とは?(西日本編)

外国人がガイドブックで読むであろう日本の歴史 前回の「東日本編」に引き続き、 旅行ガイドブック"Lonely Planet(ロンプラ)"の日本版に掲載されている、日本の歴史をピックアップしてみます。 前編をご覧になりたい方はこちらよりご覧ください。 外国人観…

外国人観光客が学ぶ日本の歴史とは?(東日本編)

海外ガイドブックに掲載されている日本の歴史 円安によって外国人観光客の来日数がうなぎのぼり。中国人観光客による爆買いで百貨店ウハウハとか、インバウンド業界からは景気のいい話がたくさん聞こえてきますね。これを機に日本の事を好きになって帰ってい…

南極に挑んだ冒険者たちの歴史

極寒の地への冒険の歴史 地球にある6大陸のうち、もっとも人間の開発が及んでいない大陸。 言わずもがな、南極です。 各国の研究機関の基地に駐在する研究員の他は、有閑観光客以外はほとんど訪れない秘境中の秘境。地球に残る最後のフロンティア。 そんな南…

【WW2】歴史を変えたかもしれない未遂の計画

もしこの計画が実行されていたら、果たして… もし日本がハルノートを受け入れていたら。 もし英首相チェンバレンがナチスに毅然とした対応をしていたら。 もし独ソ不可侵条約が守られていたら。 また歴史は違った展開をみせていたかもしれません。 しかしヒ…

【残虐?】世界の奇妙な拷問

なにこれ、ホントに拷問? 拷問といえば懲罰や自白を促すために、 ムチで叩いたり、火炙りにしたり、針やナイフで体を刺したり、 ただじゃすまない重症を負うのが普通だと思います。 ところが歴史上は、それホントに効果あんの?と思うような拷問がいくつか…

1917年 幻の日米開戦・ツィンメルマン電報事件

1917年に起こっていたかもしれない日米開戦 ツィンメルマン電報事件とは、 第一次世界大戦末期の1917年、ドイツの外務大臣アルトゥール・ツィンメルマンがメキシコ政府に送った電報から騒ぎに発展した謀略事件。 電報の内容は「メキシコがドイツと同盟し、ア…

聞いたことあるけど名前は知らない、その国を連想させる曲

テレビで外国や外国料理が紹介される時に流れるBGM。 聞くだけですぐにその国を連想できます。このパワーはすごいです。 テレビ制作側からすれば、それを流しておけば受け手はその後の映像を混乱なく処理できるから、こんなに便利なものはないでしょう。 我…

グローバル武装貿易グループ ”倭冦”の男たち

引用:asahi.com 倭冦=国際武装物流集団 ぼくが小中学生の時、「倭冦」についてこう習いました。 「日本人は武器を持って海を渡り、朝鮮半島や中国の人たちを殺して米などの物資を奪い、酷いことをしました」 前期倭冦はそのような傾向があるのですが、全部…

犬と戦争の歴史

時には伝令、時には肉弾となった犬 もしあなたが愛犬家だったら、この記事はかなり辛い内容かもしれません。 紀元前の昔から人間は犬を戦争用に訓練し、斥候・警備・伝令・時には攻撃に用いました。 現在は軍用犬に対しては動物愛護団体からの非難が大きいよ…

タバコの文化史

人間とタバコの特別な関係 夜に居酒屋で飲み会があったとします。 帰宅してジャケットを脱いでハンガーに架ける。翌朝、会社に行こうとしてそのジャケットを着る瞬間。 「くさい!!」 タバコのヤニの匂いがムンムンしてて、着るのがほんとうにイヤになって…

絶対にイヤだ!最悪な死に方をした歴史上の人物7人

「死に方とは生き方である」 そんなようなことを偉い先生が言っていたような気がします。 どのように臨終を迎えるかはその人の一生を象徴しているという意味です。 家族に看取られながら。戦場で華々しく。未開の地へ冒険しそのまま消息を断つ。 いろいろあ…

投石の歴史

重要な飛び道具だった石 投石と言えば、学生や労働組合のデモ隊が使うイメージがあって、本気で戦っているようには見えないというか、戦闘ごっこなんじゃないの?って思ってしまう。 しかし歴史上、投石は重要な飛び道具の1つで、古代ギリシア以前から戦争…

世界の人に日本について聞いてみた

世界の人は本当に日本のことを知っているのか 購読させてもらっているkkzy9さんのブログ「Letter from Kyoto」と同じトピックをたまたま書いてました。 ↑この記事を見た後上記もご覧ください テレビでもネットでも「スゴいニッポン」が流布してるけど、実際…

外国人バックパッカーは東京のどこに行くか

CouchSurfingで外国人バックパッカーを家に泊めてみた 今回はちょっと歴史から離れて、ぼくが趣味でやっているCouchSurfing(カウチサーフィン)について書いてみようと思います。 CouchSurfingとは簡単に言うとSNSサービスの一つで、 旅行者が旅先で、家に…

【予測】2050年 日本は再び侵略戦争を起こす(?)

"THE NEXT 100 YEARS"の衝撃的な予測 「THE NEXT 100 YEAR」はジョージ・フリードマンという人によって著された本で、2009年初版。 これには21世紀以降、世界の国々がどのような進路を歩むかを、 これまでの歴史や経済、国内・国際状況を踏まえた上で予測し…

【まとめ】イザベラ・バードの見た明治日本(黒石〜北海道)

イザベラ・バードの旅 黒石〜北海道 今回もイザベラ・バードの旅の途中で立ち寄った町々の印象を書いていきます。 前回書いた町は 新潟 山形 新庄 湯沢 久保田(秋田) です。ご覧になりたい方はこちらからどうぞ。 今回は黒石〜平取(北海道)までです。

【タイ】アユタヤの日本人町に行ってみた

日本人町で有名なアユタヤ タイの最盛期を築いたアユタヤ王朝は、1351年に前王朝のスコータイを引き継ぐ形で始まりました。 一度はタウングー朝ビルマの勢力下に陥ったものの、16世紀後半にビルマ勢力を国内から追い出し最盛期を迎えました。 15〜17世紀、首…

【まとめ】イザベラ・バードの見た明治日本(新潟〜秋田)

イザベラ・バードの旅 新潟〜秋田 前回の記事では、イザベラ・バードの日本旅行の概要と、東京〜会津までに立ち寄った町の印象を書きました。前回書いた町は 東京 粕壁(春日部) 栃木 日光 田島(南会津) 車峠〜津川(西会津) です。ご覧になりたい方はこ…

【まとめ】イザベラ・バードの見た明治日本(東京〜会津)

明治期の日本を5回訪れたイザベラ・バード イザベラ・バードはイギリスの女性旅行家。 明治時代の日本を訪れ、その旅行記をまとめた「日本奥地紀行」の著作で有名です。 彼女は日本以外にも、ハワイ、ロッキー山脈、マレー半島、ペルシャ、クルディスタン、…

続・世界のアブナい(?)宗教5選

画像転載元:chaichai.campur.com ※本記事はグロい画像や性的表現を含んでおりますので、苦手な方はご遠慮ください。 前回の記事に引き続き、常人にはちょっと理解しがたいアブナい(?)宗教を紹介します。前回は、 敵を暗殺し勢力を拡大するイランの「暗殺…

【日本の半独立国】会社統治領・大東諸島

Photo by 衛兵隊衛士 日本にかつてあった「会社統治領」 沖縄県の東に浮かぶ大東諸島。 北大東島と南大東島、沖大東島から成り、人口は2,000人ほど。 主力産業はサトウキビ農業と近海漁業。 日本列島はもちろん沖縄本島とも離れた孤島で、島に行くには那覇か…