歴ログ -世界史専門ブログ-

おもしろい世界史のネタをまとめています。

中央ヨーロッパ

「城の堀にワニを放って防御力を上げる」ことは本当にあったのか

侵入者が腹ぺこワニに食われるというのはあったのか 以前こんなツイートを見ました。 インドの人と一緒に名古屋城行った時、堀を指差して「これはなんだ?」って聞かれたので「防御のための施設だ。昔は水が張ってあった」って答えたら「あーわかるわかる、…

世界を変えた有名な戦場カメラマン18人の写真

人々の意識と行動を変えた名写真 今やスマホで誰もが写真を撮影し、すぐにSNSにアップして数万・数十万の人に届く。写真を撮影し公表する「特権」は失われ誰もが表現者になれる時代です。 昔はそのような「時代を切り取る」仕事は写真家の仕事でした。新聞や…

「気骨」のある世界の平和主義者7人

平和の必要性を覚悟で示した骨のある平和主義者 現代の日本で平和主義者と言えば、現実を見ずに理想ばっかり言ってるみたいな感じで、ネットでは特に批判されることが多いです。 ぼくもどっちかというと現実主義者なので、平和主義者の考えにはちょっとつい…

世界史で有名な女性同士の決闘(デュエル)

愛のため誇りのため、一対一(サシ)で戦う女たち 以前の記事「世界で有名な人物の「決闘(デュエル)」では、主に国同士の戦いの雌雄を決した決闘を見ていきました。 昔は決闘というのは神聖な意味を持っており、一対一で戦って勝った者は神の加護があると…

「ポーランド分割」- 共和国ポーランドが消滅するまで

拡張する近隣諸国の中に溶解していくポーランド国家 高校の世界史で必ず学ぶポーランド分割。 しかし、どういう背景があって、どのような経緯で分割されるに至ったかあまり詳しく知らないのではないでしょうか?なんかケーキのようにいつのまにか切り取られ…

独裁者に「毅然とした態度」をとって有名になった人

「毅然とした態度」とはなんだろう ニュースとか見てると「毅然とした態度が求められる」とかって言いますけど、実際どんな態度が毅然とした態度ってみんな思ってんでしょうか。 確かに「強気な態度」はカッコいいし、見ていて気持ちがスッキリするものです…

【クラシック】奇人と言われた作曲家のエピソードと音楽

天才・作曲家たちの作った音楽と奇人エピソード 歴史上の芸術家たちの変人っぷりを伝えるエピソードは事欠きません。 そういうのを耳にするたびに、ああ、やっぱりこの人たちは普通の人とは違うんだよなあ、と実感するのですが、ある種社会的通年や常識から…

【アル中】酒に酔いながら政治をした世界の政治家

政治をしながらも酒が飲めるぞ ぼくが子どものころ、ロシアの大統領はエリツィンでした。 テレビに映る顔は赤ら顔で、それを見ながら父が「エリツィンはいつもお酒を飲んでるんだよ」と言いました。それを聞いて「酔っぱらいながら政治ができるんだ!」と子…

画家が自殺する直前に描いた絵画10枚

我々は芸術家の心の機微を読み取れるか? 芸術家という人種は、ぼくら一般人とは全く違う世界に住んでいるんじゃないかと思っています。 俗世と霊的世界のちょうど中間くらいに住んでいて、一般人には見えないものが見えて、その伝えづらい世界を音とか絵と…

現代の国家の始祖と見なされる古代王朝

現代の国家の始祖と位置づけられる古代国家 現代の日本国の始祖がどういう体制だったかはやかましい議論がありますが、一般的には大和国のヤマト王権を中心に各地の政治勢力が糾合して出来たとされています。 騎馬民族征服王朝説とかワクワクする説は色々あ…

史上最も短命な国家ベスト10(後編)

ついに日数一桁の世界へ 国家というものは自分で勝手に国家を名乗っても認められず、他の「信頼されている国家」に承認されて初めて一人前と認められます。 言うなればヤクザ社会のようなもので、他の親分連中に認めてもらえないと潰されるだけです。 前編か…

【独眼竜】世界史で活躍した「隻眼の軍人」

隻眼キャラはカッコイイ!? 映画やアニメでは、何か「隻眼キャラは有能」みたいな風潮があります。 戦闘の指揮官や孤高の天才キャラ、あるいは戦闘バカに多い気がする。重要な局面で替えの効かない働きをする。 終盤のストーリーやラスボスと関係ある何らか…

歴史を動かした冷戦時代の米ソのスパイ

スパイ合戦はいつの時代もあるものですが、東西冷戦時代は2つの大国がさも当然のようにお互いの情報機関の人間を使って情報を探り合っていました。 母国の重要な機密情報を扱う立場にありながら敵国のスパイになるという感覚はあまりピンとこないのですが、…

ロシア革命中に勃発した、暴動・反乱・反革命事件

革命の混乱中に起きた反乱や民族蜂起の数々 現代のシリアがそうであるように、社会統制のタガが外れると中央の政治抗争だけでなく、国内のあちこちで不満分子による反乱や少数民族などの分離運動が起こり、そこに外国勢力が入ってきてだんだん対立構造がねじ…

歴史のどこかに消えた「伝説のお宝」

今もどこかに眠っている?伝説のお宝 男の子的には埋蔵金というものは非常に心惹かれる存在であります。 徳川埋蔵金とか沈没船の宝とかを探索するドキュメンタリー見ると未だにワクワクしますし、子どもの頃は宝が出てこないかと思って庭を掘り返して怒られ…

戦場で本当に実行された映画みたいな作戦

なぜか上手くいったウソみたいな軍事作戦 映画やアニメでは、強大な敵と戦うとき主人公たちは大抵とてつもなく突飛な作戦で突破しようとします。 映画「インディペンデンス・デイ」では、地上を席巻する宇宙船を撃退するために、敵の宇宙船の本丸にコンピュ…

ヨーロッパに残るケルト人由来の地名

Work by Feitscherg 現在のヨーロッパに多くに残るケルトの地名 大量の移民が中東やアフリカからやってきているので割合はよくわかりませんが、いわゆる「フランス人」の大部分はケルトの血を引くそうです。 フランスという国名は中世に西ヨーロッパを形作っ…

医者によって殺された歴史上の人物

歴史上の人物を死なせた医療処置とは ぼくは本当に医者という職業を尊敬しています。自分には無理だなと思います。 人体の構造や病気の仕組みにはまだ分からないことが多いのに、ほぼ全て異なる患者のケースに合わせて適切に処置しなくてはいけない。判断を…

【WW2】ハンガリーが枢軸国側で参戦した経緯

大ハンガリーの領土回復への夢と絶望 第二次世界大戦の枢軸国の主要参戦国は、日本、ドイツ、イタリアばかりがクローズアップされますが、ルーマニア、ブルガリア、フィンランド、クロアチア、タイなども枢軸国側に立って参戦しています。 ハンガリーも枢軸…

なぜハンガリーには義賊がたくさんいたのか

"義賊大国"ハンガリー、その社会的背景 弱きを助け、強きを挫く。農民の味方・正義の義賊。 世界各地に義賊はいるのですが、特に義賊の数が多く社会や文化に根ざしていたのが中央ヨーロッパとバルカン諸国。 このブログでは初期の頃に、18世紀〜20世紀の義賊…

有名な画家が描いた怖すぎる絵20枚

作者の精神状態が心配になるほど「怖すぎる絵」の画像と解説 子どもの頃、 祖母の家にあった仮面や絵が怖くて、それが置いてある部屋は近づきたくもなかったものです。 芸術は本能的に訴えかけるものがあります。人間は成長するにつれて様々な知識を身につけ…

ふざけてるとしか思えない世界の10の政党

なんだその名前?ふざけてんの? 生活の党に山本太郎が合流して「生活の党と山本太郎となかまたち」という政党が出来た時、みんな「は?ふざけてんの?」と思ったに違いない。 ただ振り返ってみると「支持政党なし」という詐欺みたいな名前の政党もあったし…

阻止された5つの共産主義革命・その失敗の理由

なぜこれらの共産主義革命は失敗したか 20世紀は戦争の時代であると同時に、革命の時代であります。 ロシア革命に始まり、中国内戦、インドシナ戦争、キューバ革命など、ソ連の組織的な支援を受けて次々と赤化していき、それを食い止めるためアメリカを始め…

一度は行ってみたい歴史あるヨーロッパの温泉地(前編)

ちょっと温泉に入りにヨーロッパに行ってきます 温泉いいですよね。 ぼくは週末はだいたい近所の温泉で一週間の疲れを癒すのが習慣になっています。 やはり温泉は日本が一番だと思うのですが、海外の温泉も趣があってなかなかいいものです。 これまで台湾、…

世界史の「超大逆転勝利」7選

圧倒的不利をひっくり返しての大勝利 日本史の「超大逆転勝利」と言えば、桶狭間の戦いでしょう。兵の質も量も指揮官の能力も圧倒的に今川勢有利だったのに、それを若き織田信長が完全にひっくり返してしまう。 日本の戦国の戦いの中で最もドラマチックな戦…

華麗で大胆な女スパイの物語

美貌・頭脳・剛胆さで敵を欺く女スパイたち ハリウッド映画に出てくる女スパイは、全身黒スーツをまとった美女で、銃で敵を次々となぎ倒すマッチョな感じです。主人公と恋に落ちちゃうケースも多いですね。 特異な存在なだけあって、視聴者のみなさまを満足…

失敗し続けている世界の連邦構想

かつて検討された壮大な国家統合計画 国家連合とか連邦国家とか聞くと、ちょっとワクワクしませんか? 大物感というか、壮大な取組みをやってる感というか、 地図に小さな国がバラバラとあるよりは、ダーーーンとデカい国家が1つあるほうが、何かよく分かん…

ミュシャの傑作に見る世界観と思想

不動の人気を誇るミュシャの世界 物憂げな美少女と、背景を彩る花々。 大部分の背景は淡く、微細な部分は極彩色。 要素が大胆な構図で配置され、文字は絵と一体化し美しい要素の1つとなる。 まさに「ミュシャ様式」とでも言える1つの完成された世界がそこに…

とにかくデカイ!巨大兵器9選

何だこりゃ!デカっ! デカイというのはそれだけで恐怖を感じるものです。 理屈じゃなくて、ほとんど本能的なものでしょう。 巨躯のヤンキーに絡まれたら、ああ終わったな、って思いますが、 チビのヤンキーだったら、ぷ、勝てるかも、て思っちゃいますもの。…

ビール好きなら知っておきたいビールの歴史

ビールはどうやって今の形になったのか これからの季節、ビールがたいへん美味しい時期ですね。 あっつい中汗だくになりながら流し込む、ギンギンに冷えたビール。 疲れた体に至高の一杯です。 日本の大手ビールメーカーのビールも大変おいしいのですが、い…