クリエイティビティ溢れる創世神話の世界
前編に引き続き、世界の民族の創世神話の概要をまとめていきます。
前編では、
- アイヌ「天地開闢」
- 中国「天地開闢」
- 済州島「天地王ボンプリ」
- モンゴル「ラマ僧ウダン」伝説
- ハワイ「クリムポ」
- アボリジニ「太陽の母」伝説
- チェロキー族の創造神話
- ナバホ族の創造神話
- マヤ・キチェー人「ポポルヴフ」
をご紹介しました。前編はこちらからご覧ください。
後半は欧州・中東・アフリカ編いきます。それではどうぞ。
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日本の「国生み」の神話は古事記に記述があります。
高天原(たかまのはら)に住む神々は下界に国を作ることにして、イザナギノミコトとイザナミノミコトを派遣した。当時は大地はまだ水に浮いた油のように海水に漂っていた。二人は矛をさして海水をかき回し、矛を持ち上げて落ちた水滴が積もり重なり於能凝呂島(おのごろじま)という島ができあがった。
二人は島に降りたって、はじめに淡路島、つぎに四国、隠岐島、九州、壱岐島、対島、佐渡島をつぎつぎと生み、最後に本州を生んだ。
このような「創世記神話」「国づくり神話」は世界中の民族に存在します。
どのように違うのかそのあらましを比較していこう、というのが今回の記事の趣旨です。
続きを読む動画サイトには数多くの歴史関連のコンテンツが上がっていますが、みんな見たいに違いないのが、戦闘経過の解説動画です。
ニコ動にはそれなりにあるんですけど、今回はYouTubeから英語圏の動画を20ピックアップしました。ぜひ帰宅後、寝る前の落ち着いた時間などにドリンク片手にじっくりお楽しみください。
できれば音声付きでご覧いただきたいんですが、状況によって音声を再生できないかもしれないし、再生しても英語なので、日本語の簡単な解説も記載します。
続きを読むPhoto by Lihat di bawah.
いまセパタクローの注目度が上がっています。
BBCやNow Thisなどの国際的なネットニュースで「知られざる東南アジア発の国際スポーツ」のような文脈で取り上げられており、オリンピックの公式種目への取り組みのニュースも報じられています。
日本でもそんなにメジャーなスポーツではありませんが、過去にアジア大会で8度の銅メダルを獲得するなど実はレベルが高いです。「Let’s kick! 」 というセパクローの漫画で知った方もいるかもしれません。
強豪国はやはり東南アジア勢で、タイ、マレーシア、ミャンマー、ベトナムが強いです。一方でこれらの国では「セパクローの本家はどこか」という論争も存在します。
今回は注目の競技セパタクローの歴史です。
続きを読む1639年に徳川家光が鎖国体制を完成させるまでの16世紀から17世紀前半までは、史上類を見ないほど日本人の海外進出が盛んな時期でした。
ベトナムのホイアンやフィリピンのマニラなど東南アジア各地に日本人町を作って商業活動を行う者もいれば、アユタヤの山田長政のように政治・軍事にまで介入する者、また末端では傭兵や奴隷としてポルトガル人やスペイン人の下で働く事例も数多くありました。
中には太平洋を超えて新大陸に渡ったり、大西洋を超えてヨーロッパに渡った事例もあります。
続きを読む冷戦時代、宇宙開発と言えばアメリカとソ連の2大国が推進したものというイメージが強くありますが、中東の小国レバノンは、1960年代に独自に宇宙技術の開発に着手。
予算も経験もない中で試行錯誤を続け、なんと中東初の大気圏に届くロケットの打ち上げに成功しました。これは隣国イスラエルよりも早いもので、経済規模から考えると驚異的な偉業でした。
この事実はしばらく忘れられてしまいますが、2013年にドキュメンタリー映画「レバノンロケット協会」が公開され、再び日の目を浴びることになりました。
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