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歴ログ -世界史専門ブログ-

おもしろい世界史のネタをまとめています。

江戸時代の日本人「朝鮮人に日本食食わせてみた結果www」

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画像転載元 4.bp.blogspot.com/

江戸時代、現在のプサンに、貿易に携わる日本人が駐在する「倭館」という地区がありました。

朝鮮と交易を行う日本人は、中・長期滞在して価格交渉や各種事務手続きなどを行っていました。

駐在商社マンみたいな感じだったのかもしれません。

当時の資料に、日本人駐在員が朝鮮人に日本食を食わせてみたらどうだったかの記録が残っているので紹介します。

 

日本人「ほれ、味噌汁」 朝鮮人「何これうまっ!もっとくれ!」  

 

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Photo by 663highland

実のところ、江戸期の日本食は朝鮮人にとって「味が薄い」とあまり好まれなかったらしいです。

当時の朝鮮料理といえば、さすがに遊牧民族の末裔らしく「豚切り身」「豚の煮あえ」といった、肉の串焼きや豚の腸の煮ものがメイン

そりゃ、サカナや野菜、豆腐がメインの日本食は味が薄い、と感じるのも仕方あるまい。

 

そんな中で、朝鮮での人気が抜群だったのが「杉焼き」という料理。

どういうものかと言うと、杉箱の中に味噌を出汁で溶いて入れ、魚、鶏肉、野菜を入れて煮た味噌汁の豪華版。杉の香りが汁に移って、その香りを楽しむとのこと。

うむ、うまそう。

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 画像転載元 welcomekyushu.jp

朝鮮側の役人が対馬を訪問した際、3食3度杉焼を所望

帰りの船の中でも注文し、しまいには土産まで注文したというから見事なハマりっぷり。
「日本の味噌を好まない朝鮮人はいない」という記録もある通り、

味噌が朝鮮人の好みに合ったのと、海産物、肉、野菜を入れたボリューム感が好まれたのではないかと言われている。

日本人「おら日本酒飲んでみろや」 朝鮮人「何これ、うまっ!!」

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当時の日本人は、今もそうだが、アルコール度数の高い酒は苦手で、代わりに好んだのが清酒。

一方、朝鮮人はアルコール度数が高ければ高いほど最上のものとみなす。これは今も同じようですね。


朝鮮側の記録に、日本人に朝鮮の酒を勧めても、「風味が違うし、度数が高くて苦手」と言ってのらりくらり逃げる人がいるとあるそうです。

 

当時機内地方では、日本酒の品質が大いに向上し、端麗で上品な上等の酒ができるようになった。

美味しい日本酒を毎日飲みたい!!

そこで和館では日本酒の独自醸造まで行っていたらしい。

 

ただ、水と米は朝鮮のものを使っていたので完全に再現はできなく、普段飲み用にはなっても、お客様をもてなすためには使えなかった模様。


おもてなしの際には摂津産の一級品を出していたようだ。そしてそれを飲んだ朝鮮の官僚や商人の評判も上々だったようです。

「日本の銘酒を色々を飲みましたが、皆々蜜水のような味です。これは味と言い酔い心地と言い、すべてよろしく、朝鮮の酒とは少々味が異なりますが、日本の上酒はたいそう結構でございます。我が国(朝鮮)にも銘酒はありますが、強いのを第一に作ります。北京やその他夷狄の酒には焼酎が多くありますが、日本は米がよろしいので酒においては天下第一と思われます。」

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