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西アフリカ・ダホメー王国の「女性兵士」

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史上最大規模の女性戦闘集団「ダホメー・アマゾン」

「アマゾン」といえば、ECサイト最大手かブラジル奥地の森林地帯を連想します。

仮面ライダーを想像する人もいるかもしれません。

が、昔は「アマゾン」と言えば「女性兵士」のことを指しました。

古代ギリシアの神話に登場する女性だけの部族「アマゾン」がその語源。アマゾンは黒海沿岸地方に住み、部族の女は他部族の元に行って性交し、出産し男が生まれたら殺し、女が生まれたら育成して戦士に育てるとされています。

あくまで伝説なので本当かどうかわかりませんが、アマゾンの伝説は長く語り継がれ、南米の森林で原住民の女性兵士がいたことから「アマゾン」と名付けられたと言われています。

さて、古代ギリシアのアマゾンには劣るかもしれませんが、組織的に女性兵士を育成し国王の親衛隊にまで育成させたのが、西アフリカのダホメー王国。

王国末期、度重なる戦役で慢性的な男性不足に陥ったダホメー王国は、兵士の主力として女性を採用。厳しい軍事訓練を施し、対仏戦争ではフランス軍相手に果敢に戦いました。今回は日本ではあまり知られていない、ダホメーの女戦士についてです。

 

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